月夜の森の梟・小池真理子: 一つ屋根の下、作家が二人。互いに喋り続け、かき続け、彼はひと足早く逝ってしまう。波乱に富んだ人生、私達は夫婦で直木賞同時候補、1996年1月、私の作品が受賞作に決まると水色の淡い、煙の様なものが湧き上がって来た。5年後、彼が受賞した時本当に嬉しかった。