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「月夜の森の梟」

土曜日の朝が待ち遠しい。理由は購読している朝日新聞のbe欄に小池真理子さんのエッセイ「月夜の森の梟」が連載されているからだ。既に1月23日で30回目の連載となる。

この作家はなかなかの別嬪さん。加えて長編より短編が好きなオイラの嗜好とも一致して好きな作家の一人。新刊が出ればことごとく手にしてきた。

この連載は、昨年亡くなったツレアイの藤田宜永さんを思い悼んで残された者の心情を綴ったエッセイである。いずれ一冊の本として発売されれば、間違いなく、その本を手にするだろう。その際、断捨離の鬼と化している妻から冷たい視線にとどまらず小言の二つや三つは覚悟せねば・・・。

そんな訳で土曜日に限っては朝一のルーティンが特例的に覆る。ワンコには申し訳ないがしばし待機して貰い、朝刊を玄関先のポストに回収に行き、ざっと目を通した後に散歩に出かける。ワンコの"ハヨゥ行こう"アピールに促されて。

「月夜の森の梟」が連載される以前は「悩みのるつぼ」欄を読むのが一楽しみであった。しかし、朝一のルーティンを覆してもというほどでは無かったからその差は明らか。散歩から帰ってワンコとオイラの朝食時にはちゃんとテーブルに新聞を広げてエッセイを熟読する。

我ながら何を今更?と思うが、「何故、学校の教科書や各種試験受験時は一字一句まで頭に入るまで徹底的に熟読出来なかったんじゃろうか!?」と。それがオイラの能力であり実力と言えばそれまでだが・・・。多分、きっと興味や関心のないことはまったく見向きもしない性分が災いしているのか。まったく、古希を過ぎて今更だよね(笑)。


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