「性欲などというおぞましいものを持つのは、この地球上で私一人かもしれない」と思うことが小さいときからよくあった。生々しい性器を持つのも実は私だけで、他人の服の下はみんなロボットなのではとかね。コンビニから成人向け雑誌がなくなったのはゾーニング的には正しいけど、当時はかなり焦った。
「罪悪感を持たなくてはいけない」気がしている。Consent is sexyはわかるけど、Yesを伝えることには怯えがあるしましてや自分から誘うなんてことは死ぬほど勇気を出さないとできない。いつも脳内の祖母が扉の隙間から「オトコなんかに身体を差し出して恥ずかしくないのか」と囁く。