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星の王子さまが好きだった妻の一部がロケットに乗って宇宙に旅立った。 「1番大切な物はね、目に見えないんだよ」 キツネが星の王子様に教えた様に、僕は妻からそれを教わった。 迷い無く真っ直ぐ進むロケットロード。 いつでも羊の絵を描いてあげるからねっと僕は残りの妻の遺骨を抱きしめた。

10日前

彼はいつも私に優しい嘘を吐いた。 求めれば求める程、触れたければ触れたい程、彼の嘘は何層にも皮を被り球根に帰ってしまう。 陽だまりにいつか溶けてしまいそうな無垢で真っ白な思い出の彼。 旧約聖書の天使が雪をスノードロップに変え、アダムとイブを救った様に、私も彼に嘘を吐き続ける。

2週間前

今の僕の言葉はただの言葉でお腹が空くかもしれない。 でも、いつかは僕の言葉で誰かの心をキュ〜鳴らせられればと今日も、美味しそうな満月を眺める。 僕の言葉に触れた人が「今日の満月は何だかメロンパンみたいだね」と寄り添い半分こにしたパンを食べれる未来を夢見て、今日も僕は夜を料理する。

8日前

定年退職まで、妻は毎日お弁当を作ってくれた。 若い頃は、唐揚げ、アジフライ、卵焼きとか、茶色いわんぱく弁当。 歳を重ね、浅漬け、サバの塩焼き、蓮根と牛蒡の煮物、卵焼き、梅干しの健康的なお弁当。 1番好きなのはおにぎりだった。 だから、明日、1番美味しかったおにぎりを妻に握ろう。

3日前

別れは人差し指の切り傷に似ている。 食事の際にお箸を持った時やお風呂で髪を洗う時とか不意に疼きだし、不便さを感じる。 厄介なのは忘れた頃にチクリと痛みそして少し悲しくなる。 でも、いつか忘れる。 傷の痛みの様に。 これからこんな傷は沢山できる。そして、僕らは大人になっていく。

3週間前

産まれて、沢山の好きを探して、好きに触れて、好きに振り回され、好きな物が好きだった物になったり、もう一度好きになってみたり。好きから好かれたり。 長い年月を生きて、経験して、一万個あった好きが両手で数えれ、包みこめる様になって、それが死ぬまで大事で大好きな物。 それが、宝物。

2日前

「サンタはいないんだよ」 僕は今日、10歳の娘にそう伝えた。 「じゃ、今までのサンタさんは誰だったの?」 「パパとママさ」 でね。純粋なガラス細工にヒビが入らない様話を続けた。 「世界中のサンタはね、愛する我が子についてしまう、大人の優しい嘘なんだよ。君もいつか分かるよ」って。

3週間前

今年も、僕達の星が僕宛に1通の手紙を届けてくれる。 すぐに星の糸に括り付けられた赤いリボンの手紙に目を通す。 「今年も私達の星は迷わず手紙を届けてくれましたよーー」 そう書き出された手紙に急いで返事を書き、星の糸に結び付けた。 「こちらも無事に届きましたよ。今年の僕はねーー」

1か月前

僕が千年生きるのを条件に妻の寿命を神様に伸ばしてもらった。 そして、妻は80歳で亡くなり、僕は一人になった。 最初妻の温もりを忘れた。 次に声を忘れた。 その次に頭の中の妻が写真の様に動かなくなった。 そして、今日僕は千歳になって妻に会いにいく。 今からまた僕は妻に恋をする。

2か月前

クロノスタシスってあると思うんだ。 その日、僕は3秒が3000文字になる程の一目惚れをした。 朝日に照らされる洗面台。 寄り添う2本の歯ブラシ。 君は未来をも見せてくれた。 そして、僕らは明日夫婦になる。 彼女から奥さんになる前に3000文字の一目惚れを君に読んでほしい。

2か月前

「いつか小説家になって、綺麗な家に住ませるからな」 彼は私を連れやって来た公園で、キラキラした高級マンションを見上げ夢を語った。 10年後。 私は彼を連れその公園にやって来た。 「ごめんな」彼は俯いていた。 「ねぇ。もっと貴方の世界を教えて」 ずっと昔から私の夢は叶っていた。

3か月前

僕が何で秋が好きか知ってる? うーん。分かんない。 あっ!焼き芋がおいしいから? 違うよ! じゃー、秋刀魚がおいしいから? それも違う!てか食べ物ばかりじゃん! じゃー何!ヒント! 君の名前が春だったら、春が好きで、夏だったら夏が好き。雪だったら冬が好きかな。 それ答えじゃん。

2か月前

夢を叶えバリスタになった彼。 色んなブレンドでコーヒーを淹れてくれ、美味しいだろ?っとコーヒーを私に何杯も飲ませてくれた。 コーヒーが好きになった。 でも、彼は話をしながらコクリコクリと眠そうにしている。 カフェインで目が覚めた私はもっと話がしたいのにっと少し拗ねた同棲の初夜。

3か月前

失恋砂浜に落ちている貝殻を持ち耳を当てる。 「絶対幸せになってね」 誰かの別れの言葉が風の音に混じり切なく聞こえる。 僕は何も聞こえない貝殻を探すと最後の想いを込め、波打ち際に置いた。 この貝殻が砂浜の一部になる頃、僕は、未来を歩けていますか?そして、誰かの心を癒せてますか?

2か月前

僕の町には年に1度、太陽の雨が降る。日の出と共に、空から七色の光を纏った小さな球体が、ジャポン玉の様にいくつも降ってきて、お昼には降って来たでかい球体が、電波塔の上に刺さっている。 この日は24時間、外は明るく月の出番もない。 そして、次の日。日の出と共に弾けて消えた。

5か月前

「背筋を伸ばすと身長が高いのね」 っと、僕の横に座っている君はそう言って、腰を深く座り直すと顎を上げて、少しでも大きく見せようとした。 だから、僕は大きくなろうと思った。 そんな君の隣に居続けるために。 #小説ネタ

7か月前

産まれた瞬間から、何もない空間に積み木を積んで、途中で全部崩れても、へこたれず何度も何度も積み上げて、死ぬまで作り上げたその作品に、親から貰った僕の名前を付ける。 #小説ネタ

7か月前

どんなに辛いことがあって、一人で毎日泣いてたとしても、未来の貴方が「大丈夫だよ。私の人生捨てた物じゃないよ」ってずっとハグしてくれてるから。 貴方はずっと一人じゃないよ。 @ずっとひとりじゃないよ。

9か月前

寝覚めが悪い朝

ニコニコ超ポーカーの生放送を拝見して、改めてポーカーの知識を得、そしてポーカー関係の物語を作り上げますわ……。 ❤あろまほっと様❤の影響は大きいですわ……💞

8か月前

戦国ファンタジー小説ネタ帳【内政チート編】(かるた)

サラメシ時代

1年前

【創作】そして脳みそが大爆発した【うちの子妄想記】

卒業式。3年間想いを寄せた子に言われた第2ボタン。そっと外して渡した。 3月半ばだけど、珍しく寒い日。 相手を失うボタン穴。 胸を刺す冷たい風。 来月からは別々の未知。 一体僕は今どんな顔をしているだろう。 #小説ネタ #詩

2年前

来世でまた逢おうとかそんな非現実的な約束じゃなくて…… 今の若々しい私をあなたの手で額縁に収めて、あなたの未来の1日1日を絵の中から見ていても良いかなってのがありまして…… 結局、2つとも非現実的なんだけど、今、私が思う現実的な好きの表現は後者なんだよ。 これが私の芸術。

2年前

人生の色はねずみ色。 でも、綺麗な色を重ねて重ねて水を足したり薄いからってピンクを足したり、捏ねて混ぜて出来上がったねずみ色。 だから、暗い気持ちになるのは当たり前。 明日またどんな色を足したら綺麗かなって考えながら今日にバイバイ。明日へ宜しくね。 たのし #小説ネタ

2年前

次が読みたくなる文章力を身につける

¥1,000
1年前

これも恋かしら?

どこ食べるんだよ?

カッコ悪い恋愛っぽい何か→小説に?

無いのに有る場面・有るのに無い場面

いつの間にか

小説書きの為に『ムーミン』を紐解く その2

小説書きの為に『ムーミン』を紐解くその1

デカい大海原へと、いざ出港。

普通の人間に人殺しをさせるには

こうやってトレンドと外れた事をいくらやってもほとんどの場合、報われない。わかってるよ。だから毎月1万円しか稼げないんだ。反省しろ! しません。

デビッド・ボウイが意味不明なので

物語は逆三角形で1点に収束するか?

別タイプの書き方をしてみる その後4

長文を書くのが苦にならなくなった理由

別タイプの書き方をしてみる その後3

『窓の灯り』まーみん(ムーミン風書き方スタディ2)

小説書きの為に『ムーミン』を紐解くその3.1