カッコ悪い恋愛っぽい何か
下の記事を4月20日にアップしてからいろいろ書いたり(休んだり)していました。確たる恋愛論のようなもの持ち合わせていませんし、経験豊富というわけでもありませんから考えたり調べたりしました。
皆さんの恋愛の始まり方はどんなものでしょうか?誰かに聞かれるといろいろな理由が出て来ると思います。近くにいてあの人の〇〇に惹かれたというのとか、強烈なアプローチとか、共通の思いや趣味などが多いかもしれません。これとは別に、友達等の誰かの紹介があって良い人だったからもあるでしょう。お見合いもあります。仕事を一緒にしていて意気が合うもあるでしょう。経験上、ちょっとここには書けないきっかけも実は知っていたりします。(公表する人に会った事がないです。)
という事は、きっかけは実は何でも良いのでは?と思ったりします。それでも恋愛のきっかけとして言われるのはやっぱり相手に惹かれるみたいな事ですが、それも実は必要なのか?と考える事もあります。
ドラマや物語のような形にする場合には、ある人がある人を好きになる理由が必要です。そうでないとなかなか感情移入できないからです。実際どうなのでしょう?私の感覚では、実際にはそんな綺麗なものの方が少ないのではないかな?と感じます。
というわけで、そういう変な物語を書いてみたかったわけです。変と言いましたけれど、私的には「普通の」なのですが。
全然関係ない話ですが、木枯し紋次郎が企画されたときに、カッコ悪い殺陣(たて)にしたそうです。それまでの時代劇では剣さばきが非現実的にカッコ良いものにされていました。けれど、人の生き死にがかかった戦いはそんなにカッコ良いのか?という疑問もあります。戦う時に必死に自分が死なないようにしないといけません。ちょっと間違って相手の刀が手に触れただけで手が無くなって痛くて戦うどころではなくなるでしょう。バッサリ切られてカッコ良く死ぬのではなくて、死にたくないとわめきながら出血多量で置き去りにされて終わりの方が説得力があります。
恋愛はどうでしょう?同じじゃないかなと思います。
「恋の駆け引き」という言葉が昔はよく言われました。
相手が自分をどう思っているのかな?と確かめたいですし、自分の事を何とも思っていないかもしれない人を振り向かせたいのでいろいろやってみるような事です。ドラマ的には可愛いくて、面白くて、稚拙で、ハラハラして、観ていても楽しいものです。
実際には学生の時や若い時にそれに類する事はいくらか行われていると思います。プレゼントしたり、手紙(今はネットで)書いたり、友達に紹介してもらったり、グループでお付き合いする中に入れてもらったりと。
ああ、でも、実際にはそれが華麗にできる人はそう多くも無いのかな?なんて思うわけです。実際のところは自分の部屋で相手の事をウジウジただ考えていただけだったり、遠くから見ていて心の中で溜息ついて終わりとか?
ついでに言いますと、「若い」という言葉を使いましたが、若くなかったらどうする?ってのも考えます。おじさん、おばさんは恋しないカテゴリーの人間なの?と。そんなことしてたら「みっともない」って言われます。時には「だらしない」も言われます。もっと言うと「気持ち悪い」まで行くでしょう。
そういうのをひっくるめて物語を考えてみています。というか、先日、7万字あたりで挫折して全面的に書き直したのですが、今は回復してそろそろ下描き終わろうかなというところ。
ダメでも完成だけはしたいです。(誰も読んでくれなくてもね。)