アト・ド・フリース著 『イメージ・シンボル事典』(大修館書店)で誤植を見つけたので、先日出版社にお知らせした。「alcohol アルコール・酒」の項は11ページに載っているのだが、索引では77ページと記載されていたのである。この事典は30年近く使用しているが、初めて見つけた。
◆「読む」というのは広く深い言葉だ。「自然という『この書物は数学的記号で書かれている』といったのはガリレオ・ガリレイだそうだが、人間の住む世界のかなりの部分は、むしろ、辞書のない暗号で書かれているのだ」(佐藤信夫『記号人間』32頁)。いわゆる「世界書物」「世界読書」というテーゼ。