【心が反応した言葉】 「わからないんですよ。そうしたい、なのか、しなくてはならない、なのか。いつもなんです、私。境目がはっきりしない。そういうところだって、家族にも言われます」 『内角のわたし』伊藤朱里 より
76 伊藤朱里『緑の花と赤い芝生』 いわゆる「女性らしさ」を気にせず仕事に邁進する志穂子と、本音を隠しながらでも夫や姑と理想的な関係を気づこうとする杏梨の対比、赤と緑の対比が際立つ。嫌味っぽさやネチネチした思考が多くて、読んでいていい気分にはなれなかったのが正直なところ。