『間違っていない』のに、何かが違う
心の機微を表現している小説や映画が、昔から好きです。
人の心は、「悲しい」「つらい」「楽しい」など一言で表されるものではなく、感情が幾重にも重なり、矛盾に満ちていて、思い込みや願いなど現実との不一致も生じやすく本当に複雑、言葉でその全てを表現するのは難しい…と感じています。
私が本当の意味でそれに気づき、自分の感じている事を言語化するよう意識する前は、『私の中にあるこの嫌な感情は何なんだ』とモヤモヤを抱え、落ち込んだり、腹を立てたり、人や物に当たったりと、悩んでばかりでした。