【9月に読んだ本①】感想
こんにちは!
最近、朝夜が涼しくなってきて、快適な日々を過ごしている、かねです。
今回は、「きみはだれかのどうでもいい人」(著者 伊藤朱里)の感想を書いていきます。
1 読んでほしい人
・学生(社会人になる前に是非!)
・社会人(職場での人間関係に悩んでいる方)
2 感想
県の税務署で働く4人の女性視点で描かれた短編小説。私自身この本を読んで、「自分という存在が誰かにとってどうでもいい人」だと感じることが大切だと気づかせてくれた。終始、女性視点で物語が進んでいくため、女性特有の考え方や感情が出てきて、男性の私にとって非常に勉強になり、会社の人間関係を知ることができた。
言葉ではなかなか表現しづらかった職場での人間関係や仕事上でのストレス等を、著者の伊藤朱里さんが巧みに表現していて、なぜか気持ちがすっきりした(笑)。そのため、職場での現状を知る機会になるので、今後社会人となる学生や職場での人間関係に悩んでいる社会人にも読んでほしい本。
特に印象に残った言葉が、
「Forget, but never forgive.忘れられた罪は、永遠に許されることもない」
という言葉。
この言葉は、アドラー心理学で学んだ、「人間とは主観的な生き物である」という言葉と類似していると感じた。自分自身も、自分がされて嫌なことを他人に無意識に行っていて、された本人は傷ついている可能性がある。その事態を避けるために、他人と接する際には、「Forget, but never forgive.忘れられた罪は、永遠に許されることもない」という言葉を覚え出して、丁寧に接していきたい。
3 印象に残った言葉(感想に載せた以外で!)
・「信用って便利な言葉ですね。信じてるって言えばほおっておける。信じてたのにって言えば相手のせいにできる」
→この言葉を聞いた時は、なぜか胸にグサッと刺さった。容易に信用という言葉を使うことを辞めようと考えさせてくれた
・「どんな正論でも、人に押しつけたり、自分を痛めつけたりするために使うなら意味がない」
→正論って、時と場合によって正論にならないことがあるんだと感じさせた。正論をいう場合には、TPO(Time Place Occasion)を考えなければ!
最後まで、お読み頂き誠にありがとうございました。
体調にはお気をつけて、秋を満喫してください!
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