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#note書き初め
もう一度過去に触れて、優しさの意味を知る。
過去は美しい。
記憶のなかで、わたしを取り巻く人たちはみな美しい。
屈託のない瞳で笑いかけ、
淀みない声で私をそばに引き寄せてくれた人たちの、神聖な美しさ。
そして、その美しさは時折、冷たく鋭利なガラスの破片で過去のわたしの頬に傷をつける。
やさしい、やさしいひだまりの片隅に
醜い、醜い私がそこにいる。冷たい血を流して。
過ぎし日の自分の幼さと、月日を重ねてから対峙することの絶望。
どれほど悔い
「竜とそばかすの姫」感想(ほぼネタバレなし)
今日は、映画「竜とそばかすの姫」の感想を書いていこうと思う。
・映像、音質の素晴らしさ
・リアルの世界とバーチャルの世界の境界とは
・本当の自分らしさが出せる場所とは
・本当の正義とは
・人を避けるのは傷つきたくないから
以上の5点について感じたことを率直に書いていきたい。なお、なるべくネタバレしないように留意するが少し内容に触れることになると思う。これを読んで「やっぱり映画館で観てみたい」
コロナ禍において大切にしたい「個人の固有性」とは
集団と個人。個人が寄り集まれば、集団になる。早朝、駅の改札から溢れ出してくる集団を俯瞰して見れば、それは名も知らぬ他者の集まりです。テレビカメラが遠巻きに映し出すのは、スーツを着て会社に向かう人たちでごった返す朝。
スクランブル交差点ですれ違った、名も知らない誰かは、あなたにとっては誰でもよかった。代替可能な他者の1人でしょう。それはあなたがその人のことを知らないからです。特別な関わりを築い
長月の残月に手を伸ばす
今日、朝目覚めたとき。
いつもと何かが違っていた。
布団のなかで現実と夢とを行き来しながら、もがくように動かす腕や足が何やら軽かった。
上半身を起こす勢いを使って布団を半分に折りたたみ、重力に従って再び身体をベッドに預ける。
ばふっという音と共に身体は沈み込む。
その姿勢のまま両足を上に向け、ばたつかせる。
奇怪な行動ではなく、もちろん理由がある。
そのあと、眠い頭でブリッジをした。
One scene of my youth 恋とか愛とかまだ分からないけど
思えば、彼はよく気がつく人だった。
また、彼は大雑把に見えて、実は真に細やかな人でもあった。
そして、そばにいる人に安心感を与え、欲しいときに欲しい言葉をくれる人でもあった。
そのくせ、私のためにならない優しさは、決して与えなかった。
溶けるほどの愛情を注ぎながらも時には、苦しい表情で突き放す。
時折見せるそんな大人びた表情が嫌いで、そして何よりも尊く感じた。
馴れ合いに走らない彼の心