『完全版・星守る犬』
村上たかし(著)
人生の幕引きをどのように迎えるのか。
犬の目線で描いたある人間の人生の終幕を描いた物語。
悲しく切ない、だけど、ほんのり温かい気持ちになる。
病床で家族に看取られることなく、自分の終幕の地を自ら探し、愛犬に寄り添われながら最後を迎える人間は果たして何を思ったのか。
本書後半の続編では、偶然出逢った犬によって"生きる"希望を見い出した人間の物語、そして、少年の物語。
すべての犬にもすべての人間にもそれぞれ様々な一生がある。どのような最後を迎えるのか。幸せな一生だったな。と、そう思える終幕を迎えられたら、そんなことを思う本でした。