言葉ともっとなかよくなるために、言葉のいいところを探したり、意外な一面を見つけたり、時には嫌な部分を見てしまったり。言葉に関する思いや気づきをとりとめもなく書いていく試み。
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2019年6月の記事一覧
それしかないわけないでしょう
またしてもヨシタケシンスケさんの絵本の話。面白いんだからしょうがない。
「それしかないわけないでしょう」は、ある女の子が、当たり前・常識と思われてるものごとに対して「それしかないわけないでしょう!」と言いながら、思ってもみなかった可能性を見つけていく話だ。
例えば「はけなくなった長靴は捨てるしかない?」「植木鉢にしちゃえばいいじゃない!」
「かけっこが苦手だから一等賞はあきらめるしかない?」
伝えきれないからこそ
思いのすべてを伝えることはできないし
ちゃんと伝わったかどうかを知る術もない。
言葉はいつも思いに足りないし、
特に家族に対しては照れや甘えで
そもそも素直な言葉が出てこない。
でももし伝えきれたら、その瞬間に思いは形骸化しそうな気もする。そして伝えきれたらもう伝える必要はなくなってしまう。
伝えきれないからこそ、いろんなやり方でどうにかして伝え続けようとするんだろう。伝わりきれない思