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詩と日記

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#フラグメント

「東京リベンジャーズ」と「日本的霊性」| 20210816 | #フラグメント やがて日記、そして詩。18

「東京リベンジャーズ」と「日本的霊性」| 20210816 | #フラグメント やがて日記、そして詩。18

今日は「東京リベンジャーズ」と「日本的霊性」の話。

7月に美容室に行ったとき、美容師がアニメ「東京リベンジャーズ」を見てハマってしまい、続きが気になってコミックスまで買って読んでしまったと興奮しながら話していた。そのときには、どんな話かもわからないし、名前だけはネットフリックスのおすすめに出ていたなあという程度だった。

それから、夏休みに入って、さて何か見ようかなと思ったときに、人気No.1に

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閉会式追想 | 20210809 | #フラグメント やがて日記、そして詩。17

閉会式追想 | 20210809 | #フラグメント やがて日記、そして詩。17

東京五輪が終わった。開会式から16日。五輪の競技自体はそこそこ楽しんで見ていた。おそらく、いままででいちばんちゃんと見たのではなかったか。とくに「いわかける!」というアニメを見ていたがゆえにスポーツクライミングはとても楽しくみることができたし、スケートボード男子も、あの独特な雰囲気がおもしろかった。自分のスケートボードを地面に叩きつける場面は、怒っているのかと思ったら応援しているのだとか。とてもエ

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8月と閃光のハサウェイ | 20210807 | #フラグメント やがて日記、そして詩。16

8月と閃光のハサウェイ | 20210807 | #フラグメント やがて日記、そして詩。16

8月も一週間が過ぎようとしている。はやいものだ。8月というと、夏、という思いがある。7月は厳密には夏ではないような気がする。8月に入ってからが、夏のはじまりのようでもあるし、8月が終わるということは夏が終わるということでもある。その一日一日、日付があらたまっていくのを見るにつけ、宿題を終えられない小学生のように、30半ばをすぎてもなお、焦燥にかられるのはなんでだろう。

なにをしよ

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東京五輪随想 | 20210806 | #フラグメント やがて日記、そして詩。15

東京五輪随想 | 20210806 | #フラグメント やがて日記、そして詩。15

猛暑日が続いている。今日は蝉の声も聴こえない。あまりの暑さに蝉も鳴いていられないのだろうか。ふと、テレビをつけて五輪の中継を見ていると、テレビのなかから蝉の声が聴こえる。世界中に日本の夏の声が響き渡っていると思うとなかなか感慨深いものがある。

東京五輪がはじまってからというもの、それなりに競技を見ている。こんなにテレビを見たのは何年ぶりだろうか。そのぶん、テレビのコメンテーターや番組の構成などが

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開会式追想 | 20210725 | #フラグメント やがて日記、そして詩。14

開会式追想 | 20210725 | #フラグメント やがて日記、そして詩。14

20210723
ついに東京五輪の開会式を迎えた。

蝉がここぞとばかりに鳴いている夏真っ盛りという日だった。

昼間のテレビをつけるとワイドショーも開会式の話題でもちきりだった。たまたまつけた番組は「ミヤネ屋」だった。すると、国立競技場のまえで若手リポーターがブルーインパルスの話をしたところで、「ミヤネ」なる人物が執拗に、大袈裟につっかかるのだった。

開会式を迎えるにあたって辞任・解任騒動が起

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ニットタイ・アウトライナー・開会式前夜 | 20210722 | #フラグメント やがて日記、そして詩。13

ニットタイ・アウトライナー・開会式前夜 | 20210722 | #フラグメント やがて日記、そして詩。13

今日は休みだったので朝食に昨夜の餃子と冷蔵庫のなかに残っていた豚の角煮とごはんを食べた。テーブルにならべたあとに、しまったと思ったが、捨ててしまうのももったいないので食べることにした。

案の定、眠くなった。

血糖値スパイクが起きやすいせいで仕事中もあまりごはんを食べない。だから、どんどんと痩せていくいっぽうで最近はかなり体重が落ちてきて、そろそろまずい気がしている。

ひとしきり、眠ってから、

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「季刊びーぐる」第52号入選作「あの日」 | 20210721 | #フラグメント やがて日記、そして詩。12

「季刊びーぐる」第52号入選作「あの日」 | 20210721 | #フラグメント やがて日記、そして詩。12

詩誌「季刊びーぐる」第52号に投稿した詩が掲載された。

選者の吉田義昭さんに選んでいただけた「あの日」という作品だ。

これは最近書いた詩ではなくて、昨年の第一回目の緊急事態宣言が発令されたときに書いてあったものだ。

公園のベンチで、スケッチをするように遊ぶ子どもたちを書いた。

ある意味目のまえのものをそのまま書いただけなのだが、その方がうまくいくことがある。ちょうど、今回の「びーぐる」の特

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断片を遺すこと | 20210720 | #フラグメント やがて日記、そして詩。11

断片を遺すこと | 20210720 | #フラグメント やがて日記、そして詩。11

この「日記」をはじめて10日が経った。コンセプトは「フラグメント」だけにしぼって、日記とも詩ともなりうる言葉の断片を遺していくこと、なんて、ざっくりと決めてはじめたのだが、自分でも意外につづいているな、と思う。

これまでの生活のなかでは、毎日何かを書くなんてありえないと思っていたが、いざはじめてしまえば、書かないと気持ちが悪いような感じがしてくるし、なにより、こういう積み重ねは精神的によい影響を

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即興詩 | 地下鉄 | 20210719 | #フラグメント やがて日記、そして詩。10

即興詩 | 地下鉄 | 20210719 | #フラグメント やがて日記、そして詩。10

地下鉄のにおい

少年のあこがれ

地下深くから吹きすぎる風は

なつかしいおもい

あのころの

乗ることが目的だった地下鉄に

毎日乗り降りしていると思うと

大人になったような気がして

しかし

ときおり

地下から地上へと出る瞬間があって

鉄道も

上り坂や下り坂を走っているのだとおもうと

むかしはよく不思議がったものだが

いまでは

なんの感動もなく

車窓のむこうで

疲れた顔

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無闇に感傷的な「伊勢物語」 | 20210718 | #フラグメント やがて日記、そして詩。09

無闇に感傷的な「伊勢物語」 | 20210718 | #フラグメント やがて日記、そして詩。09

『伊勢物語』を読んでいた。

一二五段あるが、「男」はほとんどすべての段で別の女たちと「情」を交わし、涙をながしつづけていたりする。

僕は院生時代に「歌物語」が気になっていて、この『伊勢物語』も何度か読んではいたものの、あらためて読んでもすごいなあと思う。

京を飛び出した「男」が数人で旅をして、行く先々の女と懇ろの関係になっていき、「情」の「歌」を詠み続ける。また、その「歌」のうまいこと。

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即興詩 | あなたになりたい | 20210717 | #フラグメント やがて日記、そして詩。08

即興詩 | あなたになりたい | 20210717 | #フラグメント やがて日記、そして詩。08

生きていると

何があるかわからないもので

あなたになりたい と言われた

あなたになりたいとはどういうことなのか

それはあなたが見ている

わたしになりたいということで

それはわたしではないわたしなのだろう

朝起きるのが苦手なわたし

ものが片付けられないわたし

何でもあとまわしにするわたし

あなたさえ

あとまわしにするわたし

電車の運転席から見える風景を見ていると

なぜか泣け

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即興詩 | ホワイトリリー | 20210716 | #フラグメント やがて日記、そして詩。07

即興詩 | ホワイトリリー | 20210716 | #フラグメント やがて日記、そして詩。07

あなたの部屋をでる

虫が鳴くようになった夜更けのにおい

ひとりになった心地

首にかけたままのヘッドフォン

もうすこし

虫の鳴くのをきいていようと

駅にむかう道すがら

街灯のならぶ坂道で立ち止まる

虫にはLED電球の光は見えないのだとか

他のいきものには見えない光があるということ

丘のうえから

あなたの部屋のあかりをみる

あれはたしかに

わたしには見える光

広がる街の明か

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クリスチャン・ボルタンスキー | 20210715 | #フラグメント やがて日記、そして詩。06

クリスチャン・ボルタンスキー | 20210715 | #フラグメント やがて日記、そして詩。06

クリスチャン・ボルタンスキーが死んだ。

2019年に国立新美術館で「Lifetime」を見に行ったり、表参道のLouis Vuittonのギャラリーで「アニミタス」を見に行ったり、当時はよく見ていた。

彼の作品は「死」で溢れていた。大量の風鈴が風に吹かれて鳴り続ける映像がただ流されているだけの作品といってしまえばそれまでだが、そこには死者の魂のようなものが聴こえるようだった。

そうでなければ

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即興詩 | だれもわたしをしらないところ | 20210714 | #フラグメント やがて日記、そして詩。05

即興詩 | だれもわたしをしらないところ | 20210714 | #フラグメント やがて日記、そして詩。05

だれも

わたしをしらないところにいきたい

せいぶつとしての

ほんのうとは

はんたいのことばが

あなたのくちからつむがれる

だれも

あなたをしらないところは

わたしにもいけないところだと

いったところで

だれも

しんかのなかできずきあげた

りせいとも

きょうきとも

いえない

いたみのなかで

かおをしかめている

いきたい

というほんのうが

ここまでわたしたちを

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