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「季刊びーぐる」第52号入選作「あの日」 | 20210721 | #フラグメント やがて日記、そして詩。12

詩誌「季刊びーぐる」第52号に投稿した詩が掲載された。

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選者の吉田義昭さんに選んでいただけた「あの日」という作品だ。

これは最近書いた詩ではなくて、昨年の第一回目の緊急事態宣言が発令されたときに書いてあったものだ。

公園のベンチで、スケッチをするように遊ぶ子どもたちを書いた。

ある意味目のまえのものをそのまま書いただけなのだが、その方がうまくいくことがある。ちょうど、今回の「びーぐる」の特集が北村太郎なのだが、北村太郎の『ぼくの現代詩入門』という本のなかで、「コトよりモノを書こう」といったアドバイスがある。

これはそのとおりだなあと思う。出来事を書きがちになるが、目のまえのモノを書く方が観念的にならず、手触り感のようなものが残る詩が書ける気がする。

そういう意味で、北村太郎特集の回にこの詩が載るというのはなんだか嬉しいことだった。

また、前号で「びーぐるの新人」となった佐野豊さんの連載詩もはじまった。資生堂の「花椿賞」にも選ばれて、小詩集も出されて、お名前を見かける度に刺激を受ける。ちょうど昨年のいまごろ、一緒にお話したときから、ずいぶんと遠くにいかれた。こうしてはいられないと思う。とはいえ、自分なりにやるしかないので、僕は僕でたどりつかねばならない。

思えば「季刊びーぐる」での掲載はこれで5回目となる。前回は「選外佳作」止まりではあったが、「びーぐるの新人」の選評では名前もあげていただけて、たいへん励みになった。このさきもがんばろうというところだったが、仕事が忙しくなりすぎてどうにもならなくなってしまったのが、今回の詩を投稿したころだった。なんとか滑り込みで投稿したので、ここまで随分心配をしていた。

しかし、ようやく仕事も落ち着いてきたので、この夏はふたたび詩に力をいれていきたい。いま、実は進行中の企画も二つくらいある(いずれも僕がいま止めている……)。それを、しっかりと形にしていかなくてはならない。

次の秋の文学フリマまでには作品をいくつか作って、出店にまでこぎつけたい。進行の状況はまた発信していけたらいいなあ、などと思いつつ。

「季刊びーぐる」は一部の書店やAmazon等で手に入りますので、お読みくださるとありがたいです。

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そういえば、今日からオリンピックがはじまるのだと聞く。

ほんとうなんだろうか。

それでは、また。


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佐々木蒼馬-aoma‐
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