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side story

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日々感じた事、ふと思い立った事を思いのまま綴っているお話。
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記事一覧

幸せのカタチ

幸せのカタチ

週末が苦手だ。
街に出ればきゃっきゃとはしゃぐカップルや家族で溢れている。
どこに行っても笑顔が溢れ、幸せそうな姿を見るたびに独りで歩いている自分が酷く惨めに思えてくる。
なら部屋から出なければいい。
わたしは週末限定のひきこもりをするようになった。

私も他人から見たら幸せなのかもしれない。
月曜日から金曜日まで雇ってくれる会社があって、そもそも帰る家もあるし、着る服もある、今日の夜食べるご飯も

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冬の音

ご機嫌よう。noteを3ヶ月ぶりに開いて驚いた。わたしの文章を読んでくれる人がまだいたことに。嬉しくなって最近のことを書いてみる気になった。

この3ヶ月間は自分との戦いだった。新しい会社はそれこそ自分に合った環境で、だんだんとできることが増えて楽しくなってきた。しかし、その一方で残業がない日がないくらい忙しく、土日は死んだように眠るかぼーっとyoutubeを見る時間になっていた。やりたい事はある

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わたしにとっての幸せは誰かの幸せを見る事なのかもしれない

わたしにとっての幸せは誰かの幸せを見る事なのかもしれない

仕事終わりにさっと買い物に出かけられる環境に憧れていて、転職してオフィスワークに変わり定時ができてからの金曜日が楽しみになった。
少し混雑した駅をかき分け、デパートに入り色んなものを眺める。そんな時間が楽しくて楽しみで1週間を頑張っている。

金曜日の昨日は、敬老の日に祖母にあげるプレゼントを物色しにいった。なかなか会う事ができないから、誕生日だったり、節目の何かには小さい贈り物と手紙を送るように

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noteを30日間毎日投稿してみて。

昨日8月23日、ついにnoteの30日投稿が終わりました。

この30日間で気付いた事を週末をかけて書きます。

まず、なぜこんな事を始めたのか、やってみてどうだったのか、文章をかくことについて書きます。

なぜこんな事を始めたのか実は昔から書く事や、頭の中で物語を想像することが好きでした。そんななかnoteという媒体に出会い、物を書き始めたばかりの人、普通の人、メンヘラ、パリピ、エッセイスト、イ

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台風の捉え方の違い。

台風が近づいている。
台風とはあまり縁のない青森に23年住んでいたわたしは未だに台風という響きを聞くだけでワクワクしている。(不謹慎だと思われて当然ですが、そういう人もいると知っていただければ幸いです)

人生で台風のようなもので怖い思いをしたのは2回とも海外だった。
1回目はテネシーに留学していたとき。トルネードと呼ばれる竜巻が大学のある地域を襲うかもしれないという警報が出たとき。
寮に住んでい

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人の心

今日は隣の上司の機嫌がなぜかとても悪かった。
半年先輩の方が何かやってしまったらしく、それがきっかけで一日中プンプンと音が聞こえそうなくらいに起こっていた。あとはため息が多かった。

そんな様子を隣で感じていると、わたしまで何故かしんどくなってしまった。怒られている先輩の気持ちがわかったり、怒っている上司の気持ちがわかったり、はたまた仕事以外のことで何かあったのであろう上司のことが気にかかったり、

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どこにも居場所がなくても生きている

夏休みは地獄だった。
夏休み明けはもっと地獄だった。
どこにも居場所がなかったわたしは20歳で死ぬ予定だった。
気付いたら6年も予定より長く生きている。
そんなわたしのおはなし。

中学生の頃からわたしには居場所がなかった。
学校では全校単位でのいじめのターゲット。
家では両親、妹との全面戦争。
帰ったら心が緩む、学校に行けば話せる人がいるそんなどちらかに救いがある状況ではなかった。
夏休みは部活

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MacBookとの出会い

MacBookとの出会い

わたしはクリエーターではありませんが、MacBookairをかれこれ6年使っています。
学校ではWindowsで育ったのにMacユーザーになったのはホームステイがきっかけでした。

高校1年の秋。
運良く県の国際交流事業の代表になり、アメリカにホームステイできる機会を得ました。海外に行くのも初めてでしたし、外国人の知り合いができたのも初めてでした。
わたしのホストファミリーには中学生と高校生の兄弟

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決して埋められないもの

決して埋められないもの

”寂しさ”とは突然やってくる厄介なモノ
そして埋める事が果てしなく難しいもの。

”寂しい”
この感情を埋める為にすることはなんだろう。
人に会う
人と話す
人とふれあう

人との距離の取り方がわからないわたしにはかなりハードルが高い。
有効だとは思う。
何度かはそれで紛らわす事ができた。
ただ人に会った後更に寂しくなる。
それが耐えられなく辛い。

物を食べる
何かをする
自分を傷つける

一人

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幸せとは

幸せなはずなのにそう感じることができない。
わたしなりにこれには答えが出ていて、「幸せは他人が測ることができるもの」だから。

何かを基準にすることで幸せは測れると思っていて、その基準を自分できちんと理解することは難しい。
例えば。
わたしには仕事がある。
無職だった1ヶ月前に比べたら明らかに幸せなはずだ。
わたしには帰る家がある。
ホームレスの人に比べたら絶対に幸せだ。

でも、それらの感覚はわ

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少女S

”認められたい”
”完璧じゃなきゃいけない”
”いい子でいなければいけない”
”勉強ができなければいけない”
”何かで1番でなければいけない”

そんな歪んだ思考を小学生になる頃までに身につけた少女はがむしゃらに頑張った。
お母さんに褒められることが最大の承認。
少女はお手伝いを他の姉妹より何倍も頑張った。
綺麗にお皿を洗い、几帳面に角を揃えて洗濯物を畳む。
お家に帰ると宿題と予習。
お風呂に入っ

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過去は変えられないし忘れられない

通勤途中、地下鉄の構内で目にするG20開催決定のポスター。
見るたびにドキッとして、目をそらして下を見ながら早足でその前を過ぎる。毎日毎日、乗り換えの為に通らなければならないその道が、たった1枚のポスターで心の安心を邪魔する。

わたしが以前働いていたホテルは世界的には有名な外資系のホテルで、時たま外国の大使だったり、有名人だったりがやってくるような庶民のわたしからしたら場違いな場所だった。
大阪

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夏の思い出。

今日のは完全に日記です。
(疲れていてちゃんとした記事書けないので)

わたしには大好きなアーティストがいます。
高校2年の夏に出会ってそれからずーっと一途に好きでいます。
初めて大学1年の秋にライブに行き、そのまま行ける時は東京まで遠征したりとか、大きい会場に行ったりとかなんちゃってファンを10年くらい続けています。

シドというバンドが好きです。

曲も世界観も何もかも好きです。メンバーそれぞ

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ハイヒールとわたし

”カツカツと音を立てて都会のオフィス街を颯爽と歩く”

わたしが大学時代に描いていた社会人の姿だ。スーツを着て、暑いのにそんな顔を全く見せずに歩いているそんな女性になりたかった。
就活に失敗し、初っぱなから海外のそれもテーマパークで販売員をすることになりその夢はとりあえず叶わなかった。
出勤はティーシャツに仕事用のパンツ、足下はビーチサンダルというアメリカスタイル。それが嫌な訳でもなく楽だし、周り

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