人の心

今日は隣の上司の機嫌がなぜかとても悪かった。
半年先輩の方が何かやってしまったらしく、それがきっかけで一日中プンプンと音が聞こえそうなくらいに起こっていた。あとはため息が多かった。

そんな様子を隣で感じていると、わたしまで何故かしんどくなってしまった。怒られている先輩の気持ちがわかったり、怒っている上司の気持ちがわかったり、はたまた仕事以外のことで何かあったのであろう上司のことが気にかかったり、隣の部署の人たちの小競り合いが耳についたり。

わたしは人よりも敏感で繊細らしい。
一時期精神科にお世話になっていた時、行くたびに先生に言われた。
「あなたは物事に敏感で繊細だから、そのことをちゃんと受け入れてあげよう」
と言われ続けた。

わたしは未だに受け入れられていない。努力はしているが、どうしても受け入れるという段階まではいっていない。

こういう人をHSPと言うそうだ。
この前本屋をうろうろしていた時に見つけた本に書いてあった。
人の目を気にしすぎてしまう。
人の意見に合わせる。
自己否定をやめられない。
わたしのことじゃんと思い、珍しくハードカバーの本を買った。

通勤中に満員電車の中で読むにはふさわしくない本だが、少しずつ読み進めている。
心が痛くなる。
ものすごく痛い。
朝から憂鬱になる。
それでも、電車から降りて地下から地上出るとそれでも生きてるからいいかと思えるようになった。

ちゃんと向きあう。
それがこれから先楽しく生きるためにわたしに必要な努力。

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