第11回成人発達障害支援学会 大阪大会
学会というのは進行が早すぎて、情報量が多すぎて、お!と思ったことをメモるのがやっと💦
ということで雑感ではありますが。
1日目 ポスター発表の合間に。。
最近では「神経多様性」という考え方が主流になりつつあり、欧米などではASDは治療するものではないという考え方になってきているとのこと。
おぉ、つまりニューロダイバーシティですね!
とはいえ、社会性やコミュニケーションの困難は改善されたほうが私たち自身も暮らしやすいし、失敗や傷つきも少しは防げるので、研究は続けられたほうがよいかな。
現状ではASDの症状自体を改善する薬はありませんが、オキシトシンやセロトニンの素となるトリプトファンが注目されているようです。
私自身、24才から下の子が卒乳する28才までの5年間ほどの出産・子育て中に分泌されたオキシトシンの効果なのか、その後精神科に通院するようになって処方されていたSSRIの効果なのか、
20代後半から30代前半で、何かとても人間らしくなったような感覚がありました。
「ああ、人間って、普通、こんな感じなんや」みたいな。笑。
落ち着いている感覚。穏やかな感覚。でもこれが定着するには薬だけでは難しくて、それプラス、赤ちゃんや仲間の存在、助けてくれる人や理解してくれる人たちが周りにいたということが大きかったのではないかと考えています。
ASDマウスの研究より。
神経細胞が過活動になると社会性が低下する。何らかの要因で抑制系神経細胞が育たずに、興奮と抑制のバランスがとれなくなることが原因だと考えられているそうです。
なるほど、これには遺伝的な要素や妊娠中から幼少期までの生育環境やトラウマの影響など、いろんな要因が絡んでいそうです。
治らないとしても改善できたらいいですね。
今回の特別企画のポスター発表では、DDACのこれまでの活動紹介と、おおさか、ひょうごのセルフヘルプグループの紹介ポスターを3枚、作製しました。
そして、優秀特別企画ポスター賞をいただきました!
医学系の学会でしかも研究発表ではありませんので、審査員特別賞みたいな感じかとは思いますが、とっても嬉しかったです(^^♪
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