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愛とカルピスの濃度について
夏です。
突然ですが、カルピスって美味しいですよね。
暑い暑い外出から帰って、冷蔵庫にカルピス(原液)があるのを思い出したときの弾む心。
お水でも炭酸でもいい。
割って一口飲んだときの華やぎ。
清少納言がカルピスを知っていたら、枕草子の「心ときめきするもの」の章にカルピスは名を連ねていたのではないか、とさえ思います。
でも、そんな夏の風物詩カルピスも、当然のことながら原液そのままでは甘ったる
家族大好き人間へのやっかみで"かぞかぞ"が見られなかった
わたしは、母が苦手です。
いわゆる、過干渉タイプの母。
母は、わたしの単独行動や遠出や外泊を許さず、わたしを手元に置くことを好みました。
わたしの行く手を決め、母の命令に背こうとすると急に弱さを出し、罪悪感でもって従わせました。
子どもの頃はそんな母の行動をさほど不思議に思っていませんでしたが(というか幼い頃のわたしは気が弱く母の言いなりで反抗心を持っていなかった)高校生の頃、わたしは自分の
不自由な親子関係/けむたい姉とずるい妹
自分が散々支配的な母親に苦しめられてきたので、母娘問題系の書籍は色々と読み漁りました。
でも、実家にいたほとんどの期間、わたしは自分が苦しんでいることに確信を持てずにいました。
身体的な虐待もネグレクトもされていないし、周りの人には「世話好きのいいお母さんね」「羨ましい」とか言われるし、実際に母は愛情深い人なので、息苦しいと思うわたしがおかしいのかな?ひどい娘なのかな?と自分を責めていたのです
身内意識が薄いから子ども産むの怖いのかもしれない
以前、「娘ならなんとも思わないんだけど、嫁だと腹が立つのよね、どこか他人だって気分が抜けないからなのかしら。」という発言にどうも共感できない、という記事を書きました。
思い返してみれば、わたしは子どもの頃から「身内意識」というものが薄かった気がします。
低い/弱いというより「薄い」。
元々供給される濃度が薄いから、経験や知見により高まったり強まったりすることは期待できなさそうなイメージで捉え
子なし女性へのレッテルに物申してみた
母がわたしに、とめどない雑談をしていたときのことです。
その人はね、心が狭くて、意地悪で、全然思いやりがないの。愛想もないし、いつもぶっきらぼうで、優しさの欠片もなくてね。
なんでこんな風になっちゃったのかしらと思って色々聞いてみたら、その人、もういい歳なんだけど、子どもがいないらしいのよ。ああなるほどと思ってね…
それまで「うん」「へえ」「ふーん」の3パターンを繰り返して、母の知り合いではあ