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会社員ときどき主婦たまに先生 フランス菓子習って17年目 楽しいことが好き😆

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最近の記事

2024お菓子コンテスト お題は「レモン」

今年もやりましょう、と日程とお題が決まったのが8月のこと。「栗が食べたいな」と呟く師匠に「原価高くて試作辛いかも」とツッコミを入れ、「じゃあレモン」と相成りました。レモンのシーズンっていつなんだろうか?まあ一年中ありますしね。去年のテーマ「生姜」はあまりにとんがってて、お子さん参加が大変少なかったので、レモンならその点安心。果たして、エントリー7名のうち4名が小中高生となりました。あとは大学生になった常連Mちゃんと、大人はいつものみなこさんと私。みんなどんなの作るのか、楽しみ

    • 2024お菓子コンテスト出品 「レモンアイス」

      レモンアイス (材料) カシューナッツ 50g ココナツミルク 80g 甘酒(ノンアルコール)80g 蜂蜜 30g レモンピール 30g レモン汁 1個分 (作り方) ①カシューナッツは2時間くらい水に浸ける ②ブレンダーに全ての材料を入れて攪拌する ③ジップロック袋に入れて冷凍する ④食べる前にブレンダーで攪拌し、冷やしたお皿に盛り付ける 米粉のパイ (材料) 米粉 100g バター 80g 塩 2g 冷水 50g グラニュー糖 適量 (作り方) ①バターは1セン

      • 結婚30周年

        合唱団にいた高校生の頃、大好きだったピアニスト先生が結婚した。 たんなさまの卒業した大学のチャペルにみんな呼んでもらって、聖歌を歌った。 先生は美しいし、式は感動的だし、いつか私もと思ったのが、同じ大学に入学した理由の半分くらいを占める。 しかし色々調べてみたら、スタッフは全て自分で友人らを頼んで用意しなければならず、限られた日程で競争率も高いらしい。 でも教会で挙式するという謎の自縛が発生し、様々探した結果、水道橋にある町の教会で挙式できることになった。 ただし条件があっ

        • 秋の一日旅 後編 鋸山〜上大岡ジンギスカン

          鋸山ロープウェイはもう62年も運行してるらしい。往復1200円、硬券に鋏を入れてもらうの何十年振りだろうか。 車両の端になにやら毛布に包まれたものが置いてあり、その上に灰色のシートが被せてある。多少の風でも揺れないための重しなのだそう。そのままだと乗客の靴を傷つけるので毛布を被せてるが、今度はその毛布が臭うため、シートを更に被せてると。潔癖な夫の頬がぴくりと引きつる。ドアが閉まり、車体がじりじりと動き出すとガイドの女性のアナウンスが始まる。山頂近くなると車両は完全に霧の中に

          2024秋の一日旅@千葉 前編 東京湾フェリー〜香豆珈琲

          友人K氏が車を手に入れたので、記念に海まで焚き火に、のはずがあいにくの雨予報。 そんならみんなでドライブしようと、朝7時に出発。目指すは千葉の金谷である。我々夫婦は二ヶ月前に訪れたばかりで、なんかブーム来てるわ。 友人が「フェリー乗る?」と提案してくれて、まずは久里浜を目指す。途中、最近忙しくてなかなか遊べない友人M氏を拾い、8時半頃フェリー乗り場に到着。 どどんと広い駐車場、向こうに見える鈍色の海、昭和な作りのチケット売り場。カーフェリー初乗船の私、わくわくがとまらな

          2024秋の一日旅@千葉 前編 東京湾フェリー〜香豆珈琲

          レッスン前夜 ちぎりパンと肉食文化

          学生時代、レポートは提出期限ギリギリになって書くべしという先輩からの教えがあった。先輩は前もって準備するタイプの真面目なお方だったのだが、ある高齢な教授の授業で科されたレポートの宿題を一生懸命仕上げたというのに、期限の2日前に教授が病に倒れたため、提出先も無くなった上に登録していた学生はすべからく単位を取得出来てしまったという憂き目に遭ったのだ。人生一寸先は闇、だから薄日が射してなんとなく気配や輪郭がわかるようになってから動けば間に合うのだと悟ったらしい。それが全てに当てはま

          レッスン前夜 ちぎりパンと肉食文化

          父母仲良くインフルA

          寝たいからちょっとだけでも寄ってくれるかしら、と、珍しく母のオーダー。普段は平気平気来んな来んなの人なので、これは相当具合悪いんだろうなと。三連休初日の朝の電車は浮かれた親子連れや浮かれたシニアねえさんズがたくさんいて、こっちはそんな気分じゃないけど、まあ皆さん、楽しんでね、はばないすほりでー。 母は脳梗塞で足が不自由になった父を19年介護し、今年の夏のはじめに心臓が悪くなり、あっというまにペースメーカーの人となってしまった。入院した当初は「もうお父さんとは暮らせない」って

          父母仲良くインフルA

          10月のフランス菓子研究所 タルト・オ・ポム

          りんごを薄く切ってトランプみたいに並べて焼いたお菓子を初めて食べたのは、新宿伊勢丹のティールームでした。何十年も前のことで、相当背伸びして入った店だったと思います。見た目の可愛さはもちろん、生じゃないけどジャムでもない、楽しい食感。ワクワクしたなぁ。 でもそんな気持ち、レッスンの時には思い出せなくて、3周目並べる頃にはだいぶ飽きてました。「この作業、好き?」という先生の質問に、「うーん。。。きらいじゃない。。。」って答えたSちゃん、気を遣ったんだと思う。 ただ、焼き上がり

          10月のフランス菓子研究所 タルト・オ・ポム

          2024秋の千葉旅

          美味い魚喰いたいね、から始まった、千葉一泊二日の旅。 9月半ばでもまだまだ暑く、キャンプや車中泊は諦めて安宿に泊まることにした。 朝7時に出発し、アクアライン渡って金谷に着いたのは8時半。メインの店舗はまだ閉まってて、隣接の小さい土産やさんのご厚意でトイレを借りた。となれば買い物しないとな、とおすすめにしたがいびわゼリーを購入。 車の後ろをベンチに海を眺めながら開店を待つ。 朝10時、食い倒れはいきなりサビ始まり。 大ぶりの牡蠣、白貝、赤海老、さざえ、帆立の贅沢な浜

          2024秋の千葉旅

          8月のフランス菓子研究所 「ベルギービールのムース」

          二十歳の夏、ロンドンでホームステイしながら英語学校に通った、といえばだいぶ聞こえは良いけど、学校は午後だけで午前中はひたすら博物館をまわってたので、英会話がめちゃめちゃできるようになったとかではない。お昼ごはんもたいていサンドイッチ屋で挟みたい具材を指さしすれば事足りるし。 行き帰りの飛行機はベルギーの航空会社のもので、ブリュッセルで乗り換えにたっぷり時間があり、おっかなびっくり街歩きして、ヨーロッパってこんな風景なのかとドキドキした。そのへんで売ってるチョコレートがこれま

          8月のフランス菓子研究所 「ベルギービールのムース」

          2024夏キャン@富士宮

          小学生にとって夏休みは最高に楽しい1ヶ月、でも私にとって唯一残念なのは誕生日が8月に来ることだった。通常営業中にその日を迎える子達は一週間くらい前にめぼしい友達に誕生会案内を出し、そこから少しずつ教室の中でボルテージ上がってくのに、こっちは半月前に「来てねー」って言ったらそこで解散しちゃうんだもんね。 そこへいくと今年の誕生会は「キャンプ@富士宮w/t 家族&友人」という、これ以上無い最強のハッピー企画だ。去年の夏、千葉で標高ほぼゼロの草むらキャンプをやらかして猛烈な蒸し暑

          2024夏キャン@富士宮

          8月のフランス菓子研究所 「パリ・ブレスト」

          三十年くらい昔にインドネシアにひと月出張した際、最も注意したのは水だった。 鉄の匂いがする赤茶けたシャワーのお湯を浴びるときは決して口も目も開けなかったし、レストランで飲み物に入っている氷はすぐさま取り除き、歯磨きするのさえミネラルウォーターを使った。 それでも胃腸薬の世話になった。なんとも軟弱な。 勤め先のあるインテリジェントビルのすぐ裏にあるほったて小屋の並びでは、何が混入してるのかよくわからない濁った川が人々の暮らしを支えていた。耐性のないものは大人になれないのだと聞

          8月のフランス菓子研究所 「パリ・ブレスト」

          2024夏のランチ会

          大和の人気ケーキ屋「アトリエ結心」は、いつもオーナーパティシエールがひとりでぜんぶやってる店だが、クリスマスに関しては臨時スタッフを雇う。まちがい、「手伝うよ、いつ行けばいい?」と勝手に群がってくる。 ゆっこ社長はスキルもスケジュールもバラバラな彼らを見事に差配する。 まちがい、僕らだ。そう、我々がアトリエ結心のクリスマス臨時スタッフである。 ゆっこ社長は夏になると我々を素敵なランチに招待してくれる。そこで優雅に美味しいものを食べつつ、しっかりと今年のクリスマスの戦略を練

          2024夏のランチ会

          5月のフランス菓子研究所 ブルーベリーシフォン

          ミサリングファクトリーのある上永谷は駅のロータリーに沿って藤棚が設えてあります。毎年5月のレッスンの朝は甘い香りと目に鮮やかな紫の花を楽しめるのですが、今年はあっという間に咲き終わってしまいました。桜はじりじりと遅れ、つつじは気が早く、今年の花たちはなんだか調子っぱずれです。でもそれもこれもみんな、ニンゲンの勝手な振る舞いのせいなのかもしれません。 月に一回、自分のレッスンに通うようになって丸17年が経ちました。ムスメのレッスン送迎を始めたのはさらにそこから3年遡ります。私

          5月のフランス菓子研究所 ブルーベリーシフォン

          2024早春伊豆旅 伊豆シャボテン動物公園編

          夏が終わると「忘年会どうしよっかー」「新年会どうしよっかー」って言い出す私たち。そうだ伊豆高原の虹さんどうだろう、と問い合わせてみたら快く受けてくださった。行きたい人ー、と呼び掛けたら結構な人数になったので、2月と3月の2回に分かれてのツアー。旗振り役を仰せつかったので、特急や普通電車の時刻表調べたりタクシー会社調べたり。でも車で来る家族が2組いたので、伊豆高原駅で待ち合わせて分乗して向かった。改札出てきたMちゃん、ちょっと見ない間にめっちゃ綺麗になっとる・・・他のみんなもす

          2024早春伊豆旅 伊豆シャボテン動物公園編

          伊豆高原 虹〜春のごちそうランチ〜

          長く通ってるお菓子教室ではかつて、「こどものマナー講座」と題して名店で美味しいものをいただくイベントがあった。その中のひとつに「鎌倉 鉢の木」があり、精進料理発祥の老舗で丁寧に作られた料理の説明をしていただきながら、美しさと美味しさに感動した。無知な私が「この鮎はこの大きさになるのに何年かかるんですか?」と質問したら、「鮎は年魚なんですよ。だからみんな一年未満です。」と優しく教えてくれたのが、当時料理長だった蕗谷氏だった。 その蕗谷氏が鎌倉で日本料理店を開き、今度はそちらに

          伊豆高原 虹〜春のごちそうランチ〜