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10月のフランス菓子研究所 タルト・オ・ポム
りんごを薄く切ってトランプみたいに並べて焼いたお菓子を初めて食べたのは、新宿伊勢丹のティールームでした。何十年も前のことで、相当背伸びして入った店だったと思います。見た目の可愛さはもちろん、生じゃないけどジャムでもない、楽しい食感。ワクワクしたなぁ。
でもそんな気持ち、レッスンの時には思い出せなくて、3周目並べる頃にはだいぶ飽きてました。「この作業、好き?」という先生の質問に、「うーん。。。きらいじゃない。。。」って答えたSちゃん、気を遣ったんだと思う。
ただ、焼き上がりの可愛らしさはやっただけのことはあるなと自己満足。いや、もっと丁寧にりんごをスライスしたらよかったと反省。たぶんこのタルト作るの2回目で、前回はかなり厚切りになっちゃったので、今回薄く薄くと思って切ったら外形が削がれてしまいました。
見た目もさることながら、中に詰めてるアーモンドクリームとりんごのコンポートがとっても美味しい。コンポートを美味しく作るにはしっかり火入れすること、だそう。最低一時間は煮ます。そして今回グラニュー糖ではなくラカントという甘味料を使いました。カロリーと糖質がゼロですよ。煮たりんごを冷ますと再結晶化したようにじゃりじゃりしますが、原料のエリストールの働きのようです。タルト生地に詰めて焼いてしまえばじゃりじゃりは消えます。
試食の時、話題は「友達」について。Facebook始めてから夫と「〇〇さんてお前友達?」「ううん友達じゃない」なんて感じ悪い会話をすることがあるんだけど、今回レッスンご一緒した学生さんたちの「友達」認識が様々で面白かったです。
コミュ力最強のMちゃんは「こないだ旅先で会った人と仲良くなって、帰ってきてからディズニー行った」、
対してガラスのハートのSちゃんは「あんまり話したこともないひとからやけにフレンドリーに話しかけられて引いた」、
個性の光るNちゃんは「たったひとりの仲良しに傾倒しちゃう」。
私自身は、昔からの仲良しというのはほんの少しなんだけど、ここミサリングファクトリーに来たおかげで、大人になってから楽しい友達にたくさん出会えました。
魂を蝕む最たる悪は「孤独」なのだそうで、その点私は幸運だと言えます。
持ち帰ったタルトをそそくさカットして、近所の友人夫婦宅へ。半分仕事、半分遊びの訪問です。奥様の方が、りんごは好きだけど生では食べられないそうで「これはいい」と喜んでくれました。わたしも食べるの手伝ってもらえて助かったよ。
涼しくなって来たので様々な準備に力入れたいとおもいます。今年終わるまであと3ヶ月無いけど、やりたいことは山盛りです。