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至福とは?OSHO「Joy 喜び」

 OSHO(和尚)の名で知られるインドの神秘思想家バグワン・シュリ・ラジニーシは、『Joy』という本の中で幸せを次の四つに分類しています。
1.快楽・・・肉体に根ざしたもの。表面的、動物的な刺激。
2.幸せ・・・精神に根ざしたもの。快楽よりは人間的と言えるが、外部の状況に依存しているという点では同じ。
3.喜び・・・外側のものに依存しない内面的なもの。
4.至福・・・存在の最も深いところに根ざしたもの。

阿部敏郎ほか「あなたが知らないあなたの話」より

普通の人が感じる幸せの段階は、「快楽」と「幸せ」だ。

パートナーとの性行為で得られるものが「快楽」、パートナーがいることで得られるものが「幸せ」。まあ、常識的なものだね。

「喜び」はわかるかな?外部のものがなくても、感じるものだ。少しスピリチュアルになる。

パートナーがいてもいなくても、喜んでいるんだよね。

外部のものに依存しないのだ。

でも、この文章だと、「至福」がわかりにくいよね。

だから、「Joy」の原典を読む必要がある、という気持ちが湧いてくる。

「至福」とは、ニルヴァーナのこと。

 至福とはあなたが自分の存在のもっとも深い中心に到達しているということを意味する。それはあなたの存在の究極の深みに属するもので、そこにはもはやエゴすらない。そこには沈黙だけが広がっている。あなたは消えている。それは非存在の状態だ。
 仏陀はこれを「ニルバーナ」と呼ぶ。ニルバーナとはあなたがもう存在していないということだ。あなたは空のような、無限の空(くう)にすぎない。そしてあなたがその無限になった瞬間、あなたは星でいっぱいになる。まったく新しい生が始まる。あなたは生まれ変わるのだ。

OSHO「Joy 喜び」より

なんてことはない。原典を読めば、至福とは、ニルヴァーナのことだと、ハッキリ書いてある。

ニルヴァーナってなに?

OSHOによれば、「ニルバーナとはあなたがもう存在していないということだ。あなたは空のような、無限の空(くう)にすぎない。そしてあなたがその無限になった瞬間、あなたは星でいっぱいになる。まったく新しい生が始まる。あなたは生まれ変わるのだ。」

解脱みたいだね。

OSHOの説明では、解脱そのものだね。

本書は、あの山川夫妻が訳している。

本書は、あの山川夫妻が訳している。

たしか、山川紘矢さんは、元大蔵官僚、山川亜希子さんは、元マッキンゼーで、二人とも東大を出てるんでしょ?

そうだね。スピリチュアル界隈では、とても有名な翻訳者だ。ちなみに、雲黒斎さんとスピリチュアルの入門書を出している。

OSHOは面白い。

OSHOはもう亡くなっているけれども、未だにスゴい影響力を持っている。とにかく、歯に衣着せずに、ズバズバ言うんだよ。面白いという気持ちが湧いてくる。「危険な男」とか言われることもある。

釈迦の再来のような人だね。オススメなんでしょ。

人に勧めたいという気持ちは、湧いてくるな。

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