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#読書感想文
オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』読んだ
大ベストセラーである。
原題は4000 weeksである。つまりアメリカ人の平均寿命である80歳弱くらいで死ぬとしたら、人生は4000週間しかないって意味だ。
だからこの邦題は間違いではないが、時間管理術の本かと誤解する人も多いだろう。私も誤解した。
著者はかつて生産性に心臓を捧げた民であったらしい。それが1周回って、そんなことに意味はないと気が付いたとか、、、
だから時間管理とかタスク管
『SECOND BRAIN 時間に追われない「知的生産術」』読んだ
今月の意識高い一冊。
一部で話題になっているSECOND BRAINだ。
First Brainが自分の脳みそで、Second brainは外部記憶装置である。
要は、アイデア、タスクなどをノートアプリに保存するということだ。
色々と紹介されているが、まあNotionを想定してるっぽい。
Notionは階層化が容易なので一番いいと思う。
タスクは細かいタスク(チャンク)に分解していかな
『ハイパフォーマー思考 高い成果を出し続ける人に共通する7つの思考・行動様式』読んだ
今月の意識高い一冊だ。
Kindle Unlimitedだったので読んでみた。
電通の人がめっちゃ仕事できる人を大量に見つけてきてインタビューし、共通する思考様式を見出していくというもの。
やたら横文字が多いことも含めて、非常に意識が高い。
結論は、なんとかなると思ってやってみる、前向きに考えるとか、そんなところである。
インタビュー形式なので、そういう当たり前のことも説得力がある(説得
『知ってるつもり 無知の科学』読んだ
この本で今井むつみさんがオススメしていた書籍、読んでみた。
タイトルのとおり、知っているつもりで知らないことが存外多いというお話である。
いきなり水洗トイレの仕組みとか、ジッパーがなぜ密封しつつ上下できるのか、みたいなありふれているので知っているつもりになっていることから始まる。
当然、私は知りませんでした。
森羅万象について理解できないし、そんなことしようとしたら正気ではいられないだろう。
西牟田靖『本で床は抜けるのか』読んだ
こないだ読んだこれでしばしば引用されていた本を読んでみたのだ。
著者自身が木造の2階に引っ越した際、蔵書で床が抜けるのではないかと恐怖したことがきっかけで、本をやたらと溜め込む人々を取材したものである。
地震で本棚が割れた人たち、悪性腫瘍に罹患したことを契機に蔵書を処分した人、大量の蔵書を遺されて困る遺族、図書館を作ってしまった人、古本屋など、色々な本好きが登場して非常に面白かった。
私は蔵
『さかなクンの一魚一会』読んだ
ニー仏さんのこの記事で紹介されていたさかなクンの自伝読んでみた。
さかなクンがタコをきっかけとして水生生物に尋常ならざる関心を持つようになり、またそれらの絵を描くことに夢中になるところから始まる。そしてそのまま高校卒業まで駆け抜けた結果、東京水産大学(現東京海洋大学)の先生になるのが夢だったのに、大学進学すらできないという事態に。。。
水族館、熱帯魚店、お寿司屋さんなどでアルバイトをするもどれ
マーティン・セリグマン『ポジティブ心理学の挑戦』読んだ
意識高い本を読むのもだいぶ疲れてきたが、ここで休むわけにはいかない。
というわけでこんなのを読んでみたのだ。こいつはずいぶんと意識が高そうだぜ。
著者のマーティン・セリグマンは学習性無力感を発見した心理学者として知られている。しかし1990年ころから無力感みたいなネガティブなことじゃなくて、ポジティブなことを研究するようになったらしい。
本書は具体的な実践についての記述は少なめで、ポジティブ
ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』なかなか良かったで
最近だれかに教えてもらったのだが、読書はストレス解消にいいらしい。まあ言われてみればそんな気もする。
そして私は気がついてしまったのだ。中でも意識高い本がストレス解消に最適ということだ。
というわけでベストセラーのこの本を今さら読んでしまったのだ。スタンフォードってタイトルにあるとついつい手にとってしまうよね。
本書の内容で目新しいものは少なかったが、それは私が意識高い本を読みすぎているから