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自己肯定感と自信の違いについて

自己肯定感と自信の違いについて : フロデ・トゥエン教授

自己肯定感は、現在の自分自身に対する見方、つまり、自分の性格、能力、価値観、世界における自分の位置づけなど、自分自身をどのように見ているかということです。これは、過去の経験、他者からのフィードバック、自分自身の考えや感情などによって形成されます。トゥエン教授は、カール・ロジャースのいう「理想の自己」とのバランスが、精神的な健康に重要であると指摘しています。自己肯定感と理想の自己との間に大きな隔たりがある場合、劣等感、不安、自己の価値に対する疑い、落ち込み、うつ病などを引き起こす可能性があります。自己肯定感が低いというのは、自己肯定感と理想の自己との間に大きなずれがあることを意味します。

一方、自信は、特定の状況における自分の能力に対する確信のことです。自己肯定感は、自分が「どんな人間か」ということに関わるのに対し、自信は、自分が「何が出来るか」ということに関わるものです。

重要なのは、自己肯定感と自信は独立したものであり、互いに影響し合うとは限らないということです。例えば、高い自己肯定感を持っていても、特定の状況では自信が低いということもあり得ますし、その逆もまた然りです。

自己肯定感は「自分がどんな人間か」という静的な自己認識であり、自信は「自分が何が出来るか」という動的な自己評価です。両者は密接に関連していますが、別々の概念であり、それぞれが独立して存在し、影響し合うとは限りません。

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#1288日目

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