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記憶は魂に強く刻まれる!

正直、舐めてた。10年に1度の最強寒波。月曜日から雪が凄いと言っていたのに雪どころか雨も降らず三連休の予定を変更したことを悔やむくらいだった。しかし、今朝起きてみたら…。

(´°Д°`)
寂寥(せきりょう)とした銀世界wwwwww

万歩計を何歩計だと思い込んでたくらい驚いたw

(´・д・`)例えが下手な上に弱いwwwwww

普段、雪が降っても積もらない三重県ですからあたふたが止まらない。仕事が休みで本当に良かった。玄関先に出てしゃがみ込み、煙草に火は点けずに口にくわえたまま雪を見るともなく見ていると白昼夢のように昔の思い出が蘇ってきた。

記憶は魂に強く刻まれる。心の痛みは時が経っても感じる痛みであることが多い。それは14、5年前の出来事。その日も数十年ぶりの大雪だった。当時、同棲していた元カノは出張のため早朝からバタバタと身支度をしていた。僕は見送る為に部屋と車の鍵を持ち一緒に部屋を出て玄関に鍵を掛けた。

元カノに車の鍵を渡し、走り出す車を見送り手を振ってるとき、重大なことに気づく。

あっ、あかんwww車の鍵に部屋の鍵も付いてるんだwww両方、元カノが持ってちゃったよwwwwww

慌てて車を追うけどテールランプは遠ざかるばかりで追いつけない。それでも諦めず走り続けるが運動不足が祟り、息は上がるは、肺は痛くなるは、足はふらつくはで、結局、雪に足を取られ滑って転けた。

パジャマにドテラ羽織っただけの薄着で金もスマホもなく四つん這いで、何度も点滅するブレーキランプが見えなくなるまで見送り、雪降る空を見上げ絶望した、午前5時。

かと言って、このまま絶望したままでは凍死してしまう。判断を間違えると思春期のファッションセンスくらい大変なことになってしまう。一度戻り玄関が開いてないか確認…いや、鍵をかけた記憶は鮮明にあるから確認しに戻ったところで更に絶望するだけだ。

選択肢は二つ、管理会社に連絡して開けて貰う。しかし、電話する金もスマホもない。従って、もう一つの選択肢を選ぶしかない。歩いて元カノの妹宅に行き合鍵を借りる。一時間半から二時間ほどかかる道のりだが行くしかない。

薄着で凍えながら一心不乱に歩いた。暗かった空が明るみ出した頃、妹宅に着きインターホンを鳴らすが、息が上がり言葉の合間にハァハァ言うから変質者みたくなり、なかなか信用されずドアを開けて貰えなかった。

妹宅にはインターホンはあれどカメラが付いてないので確認も出来ない。仕方なく、内鍵して少し覗いてみるように言うと、そっとドアが開いた。事情を説明して合鍵を借りれることになり、妹は鍵を取りに一旦部屋に戻った。都合がいい話だが鍵を貰う時、車で送って貰えるようお願いをしよう。この寒さの中、また一時間半歩いて帰ったら…。

妹が戻ってきてドアが少し開いたと思ったら「また返してね」と一言いうと僕の手の平に落とすと速攻でドアが閉まってしまった。

Σ(゚Д゚)お願いどころかお礼すら言う暇もなく追い返されたwwwwwwwwwwww

まぁ、いい。早朝に押し掛けたのに対応してくれただけでも有難い。悴(かじか)む手に息をかけ温めながら一心不乱に歩き自宅前に到着。悴んだ手ではなかなか鍵穴に鍵が入れれず、もう片手でドアノブ握り照準合わせ鍵を差し込もうとしたら、鍵開ける前に普通に『ガチャ』って…。

Σ(゚Д゚)えぇぇぇぇぇぇwwww開くのかよぉぉぉぉぉぉwwww普通に開いちゃうのかよぉぉぉぉwwwwwwww

鍵かけたつもりが、かけてなかったのかよぉぉぉwwwwwwwwwww鍵かけた鮮明な記憶はなんだったんだ、俺wwwwwwwwwwww

食後のデザートに柿が出てきたくらい微妙な気分になった男バルスでした。

来世は行動する前に確認しますように。
(。-人-。)



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