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かぞくのはなし

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家族について書いたものをまとめてます。
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記事一覧

ポシェット付きのお洋服がほしいの

子育ての中で、反省はつきものだ。
だけど、あの日のことは、反省を通り越して、
思い出すだけで、胸がギュッと苦しくなる。

ことの発端は、次女の誕生日プレゼントだ。
間も無く5歳になる次女は、日々、誕生日プレゼントに何をもらうかを考えて過ごしていた。

おもちゃ屋さんで配っていた、おもちゃのチラシを広げたり、
子供用の雑誌の巻末に載っている最新おもちゃの広告をみたり、
とにかく、自分が知りうる、おも

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算数が苦手だったから、娘にシールを作らせた話。

算数が苦手だったから、娘にシールを作らせた話。

算数が苦手だった。
チラシを眺めてる母の横で
「お母さん!ぶどう98円だって!」と、いうと、
「グラム98円ね。じゃあ問題。ぶどうを200グラム買ったらいくらでしょうか」
と、必ず算数の問題を出されたのがトラウマだ。

グラムって何。グラム98円ってどういうこと。と、テンパった。
まず、式がわかんない。グラム98円の意味がわかんないから、200グラム買うということの意味もよくわからなかった。
母に

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やばい、ひまわりの話。

やばい、ひまわりの話。

長女。小学3年生。夏休みが終わって2週間。

「やばいさ」と言い放つ。

なにが?と聞く前に、長女話し続ける。

「やばいさ。Kちゃんのひまわり身長よりも大きく育ってた。」

ひまわりというのは、一学期、生活の授業の時に学校から配られたもので、
当時は、
牛乳パックの蓋の部分を鋏で切り落とし、箱になったところに、土を敷き詰めて、そこにタネを植えたもの、として持ってきてた。
いくつか植えたらしいけど

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古畑任三郎の思い出

古畑任三郎の思い出

古畑任三郎の再放送を録画し忘れてる。
中森明菜の回はもちろん、鶴瓶師匠の回も終わってしまったらしい。

あー後悔。古畑任三郎は、やっぱシーズン1が面白いから、全部録画したかったな。
いやまぁ、シーズン2も好きなんだけどさ。

数年に一度しかないチャンスを逃してる感じ。
来週からはトライしたい。

我が家は新聞をとっていないので、テレビ欄をチェックする機会はほぼない。

今回の古畑任三郎の再放送の件

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豊かさって。

豊かさって。

突き抜けるような青空の下で、ただただ何もせずに太陽を浴びながらぼんやり過ごせる時間って、生きてる中でどのくらいあるんだろう。

子供が、公園に行ってブランコに乗りたがる気持ちを、
私はすでに忘れていて、
ブランコに乗る前に、やらなきゃいけないことがあると思ってしまう。心の余裕のなさよ。

皿を洗うとか、洗濯物を干すとか、確実に毎日やってきて、
それが終わったら、ブランコに乗りに行っても良いけど、

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夏フェスに家族で参加するまでの道のり

夏フェスに家族で参加するまでの道のり

JOINALIVEだった。
7月の三連休の土日の二日間、毎年恒例の北海道の夏フェス。JOINALIVE。
以下、JOINALIVEの公式にとびます。ご存知ない方は、どうぞ!

10代から20代まで、夏フェスに命をかけていた。
いわゆる“フェス友”がいて、夏を、音楽を、全身で楽しんだ。
この仕事をする前から、お決まりの行事だったし、本当に、夏はこの日に全てを賭けて、全身全霊をかけて参加していた。参加

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次女発熱

次女発熱

咳喘息で休養予定だった今週。
次女が発熱。
たまたま私もお仕事お休みしてたタイミングだったので、
私がしっかりみてあげられる。
不幸中の幸いってこういうことかぁと、
発熱で早退した娘の頭を撫でながら思う。
7月8日月曜日の午前中のこと。

38℃台をうろちょろする次女は、よほど調子が悪いのか、寝てばかりだ。
起きて、ポカリスウェットを飲んだかと思うと
またすぐ眠りにつく。
オシッコさせないと…と、

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父には、怖くて、渡せない。

父には、怖くて、渡せない。

毎晩、ひとんちのかぞくを宣伝して、シェアして、届けて、発送して。
感想が届くと、本当に嬉しくて、
みんな優しいからさ。しっかり読んでくれて、しっかり感想を持ってくれて、更にはそれをSNSでシェアしてくれる。
本当に、ありがたい話です。ありがとう。

本が出来上がった日。
段ボール箱を開けて、まずは夫に、そして長女に一冊ずつ渡した。
みんなすぐに読み始めて、長女は小3だからわからない漢字があったけど

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ひとんちのかぞく

ひとんちのかぞく

本を作りました。

いつかの記事にも書いたけど、私は、小さな頃から、若草物語のジョーに憧れていて、ずっとジョーになりたかった。

母が小さな頃から何度も読み聞かせてくれた、手のひらサイズの小さな若草物語は

「みて!この文章!私の書いた文章が新聞に載ったのよ!」

というジョーのセリフと、新聞の記事に載ったイラストが描かれていて、6歳の私は、猛烈に憧れた。

本が好きだった。絵本が好きだった。文章

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五稜郭の桜を思い出した

五稜郭の桜を思い出した

先日、はじめて、夫の仕事先の人を紹介してもらった。
結婚して10年。紆余曲折あったものの、仕事があり、お給料をいただき、そのお金で生活ができてるのは、感謝感謝の気持ちである。

そもそも出会った頃から、夫は人付き合いがほぼないタイプ。
毎晩直帰し、休みの日は100%家にいるおうち大好き人間だ。

そんな夫が、まぁまぁそれなりに社会という荒波にもまれ、会社という組織に属し、チームで仕事をしている。

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父の夢

父の夢

たまに、父の夢を見る。

私は、ものすごく悲しくて、ものすごく怒っていて、その感情を爆発させて、怒鳴っているのに、
なぜか伝えたいことが、ほとんど伝わってないように感じる。
それで、より一層大きな声で、叫んで、泣いて、なんでわかってくれないのよ!!!!
と、言葉にした瞬間に、泣きながら目が覚める。

いつも、必ず、このパターンだ。

父とは、幼い頃ほんとに仲が良かった。
ずーっとそんな風にいられる

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妹の推しのアイドル

妹の推しのアイドル

妹の推しのアイドルが、卒業した。

私は、若い頃は、
アイドルを好きになることに
なんか、照れみたいなものを感じてて、
「こんな変な顔の私が、こんなに綺麗な顔のアイドルを好きなんて言ったら恥ずかしいのではないか?」
って思っていたから、
今考えたら拗らせすぎてるんだけど、
アイドル好きな人のことが羨ましかった。

で、9歳離れた妹は、
私とは正反対で、中学生の頃からアイドルが大好きな女の子だった。

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ドッジボールクラブの1年間

ドッジボールクラブの1年間

我が家の娘は、運動音痴だ。

“またそんな、親が勝手に決めつけて”
“多様性の時代です!それでいいと思います”
“本人が楽しんでいれば良くないですか?”
などの声が今、一気に耳に届いた気がするのだけど、
そう、そう。その通りなの!
全然その通りだけど、運動が苦手なのは確かで、
どのくらい苦手かというと、走る時に手と足が同時に出ちゃうくらいの苦手っぽさはある。
私も夫も運動は得意ではないし、気持ちが

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キャッシュカードと、印鑑が、ない!

キャッシュカードと、印鑑が、ない!

ここ最近、気分が上がったり、下がったりと、目まぐるしくしていたので週末は、しっかりと休むことにしました。

忙しさを理由にしたり、忙しいアピールをするつもりはないんだけど、

それでも、忙しなく生きていると、やっぱり心に余裕がなくなって、よくないなぁと思うのです。

時間に余裕がない、心に余裕がない、ということは、気分の浮き沈みに関係するだけでなく、実生活にも影響を及ぼします。

「やばい、キャッ

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