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「レストレスレッグス症候群」の患者の30.4%が抑うつ状態を持つ!滋賀医科大学発表。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事の本題は、「レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群、むずむず脚症候群、restless legs syndrome:RLS)」ですが、まず説明をしたいと思います。

「レストレスレッグス症候群」とは、不快感で脚がむずむずして動かしたくなる衝動にかられる病気です。

飛行機や新幹線、または映画館などでジッと座っている時や夜眠ろうとベッドに入った時に、脚の内側から不快感が起こって、脚を動かすと落ち着くといった特徴があります。

「レストレス(restless)」とは「絶え間なく動く」、「ソワソワした」という意味の英語です。

「レストレスレッグス症候群」は女性に多い感覚運動障害で、女性が男性の1.5倍と推定されていて、全世界の有病率はおよそ7%。SSRIなどの抗精神病薬や抗うつ薬などを服用している人や妊娠中の人、慢性腎不全(特に透析中)、貧血、パーキンソン病、糖尿病、関節リウマチなどの患者さんで合併する人も多く、飲酒や喫煙、過労、運動不足、コーヒーなどカフェイン飲料を摂るなど生活習慣との関連も指摘されています。

実は私も時々足がムズムズするのですが、糖尿病という基礎疾患があること、女性であることが影響しているかもしれません。

「レストレスレッグス症候群」は、非常に不快な症状がありますが、最近この疾患からある症状が出現しているとのニュースを観ました。

「レストレスレッグス症候群」は、夕方から夜にかけて悪化する傾向で、睡眠が上手く取ることができない患者さんも多く、患者さんのおよそ3割が、憂うつな気分になって気力を失う「抑うつ状態」を併せて抱えていると、滋賀医科大学などの研究チームが、日本を含んだ世界の24件の研究を解析し、睡眠医学誌にて発表しました。

今回は、滋賀医科大学が明らかにした、「レストレスレッグス症候群」と、抑うつの関係性について紹介します。

「レストレスレッグス症候群」で起きる、精神的な不調とは?

日本での有病率は1~4%と世界全体よりは低いですが、これは200万~400万人に該当します。この中で治療が必要なのは70万人程度いると想定されています。

安静している時に症状が悪化し脚を動かすことで落ち着くものの、夜に症状が出ると睡眠することが難しく、精神的な苦痛も大きいといいます。神経系の異常という点でうつ病との因果関係に注目をされています。

国際診断基準では、以下の4つの特徴が規定されています。

①運動することによって改善する
②日中より夕方から夜に増悪する
③その異常感覚は安静で始まる、あるいは安静で増悪する
④足の異常感覚が原因で脚を動かしたい、という強い欲求がある

研究チームは、医学論文のデータベースから「レストレスレッグス症候群とうつ病」に関係する検索をし、解析データが活かせる日本などアジアをメーンにした24研究に関して総合的に評価しました。

全体の患者さんの数は2039人(平均51歳、女性が64%)。解析すると、30.4%がうつ病を含んだ抑うつ状態だったと判明しました。合併率が高い背景には、睡眠障害の影響や、うつ病と共通するドーパミン神経系の異常が考えられるとします。

その反面、うつ病と抑うつ状態の重症度に、「レストレスレッグス症候群」の罹病(りびょう)期間や患者さんの年齢、発症年齢などとの関連性は統計上、見られませんでした。

参考:脚のむずむず、油断大敵 患者の3割が抑うつ状態 滋賀医大が分析 朝日新聞デジタル(2024年)

私もたまにある

なっていない時の方が多いのですが、時々足がムズムズします。

それもこの記事に出て来る様に、夕方から夜に、急に足がつって、「あ〜ムズムズし始めた。気持ち悪い」と足をバタバタさせます。

ムズムズした足を布団に擦り付け、しばらくして、ムズムズから解放されます。

私は糖尿病という基礎疾患があることで、「レストレスレッグス症候群」のことも知っていて、何回か、「内科で『これじゃないでしょうか?』と聞こうかな?」と思ったことも多々あります。

ですが、それほど頻度が高くないこと、他に話さないといけないことを主治医に伝えることで、肝心の通院の時、いつも「レストレスレッグス症候群」のことを忘れています。

もし、「レストレスレッグス症候群」だったとしても、軽度な方だと思います。

この記事では、「レストレスレッグス症候群」の人は抑うつ状態になると書きました。

たまに起こる私も毎回不快なので、実際に診断を受けている方はさらに抑うつだと思います。

「レストレスレッグス症候群」は色んな要素でなる病気なので、もし症状が現れて、ずっと続く様であれば、病院の受診を勧めたいと思います。


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