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LPレコードの販売価格を考える(2021年)
【輸入盤LPの価格について】最近、海外にメールオーダー用のレコード(12インチLP)を注文して、販売価格を設定する時に「高っ!!」と感じるようになった。
一度、LPレコードの販売価格について考えていこうと思う。
私がレコードを買いだしたのは16~17歳の頃、1997年くらいだった。
その頃の価格はおよそ1,500円くらいだったと記憶している。
みんな大好きディスクユニオンさんによると当時は
店内BGMを更新・プレイリスト公開
こんにちは、店長の山下です。今年の梅雨は土日に雨が多くて、本当に気が滅入ります。
店内BGMを更新したので、Playlistを公開します。僕の趣味全開+過去色々なジャンルを流してみた結果なので、突っ込みはご遠慮願います。(アナウンスなのでUSENも使用しています。)
かれこれ15年くらい、東京原宿輸入レコード・ショップ「BIG LOVE」でレコードを買っていて、ダウンロードコードがついていればそ
店内BGMを更新③・プレイリスト公開
こんにちは、店長の山下です。店内BGMを更新したので、プレイリストを公開します。主に昨年末から最近のリリースを加えました。
世の中が大きく動いている時の、現在進行形の音楽に惹かれるなあと改めて。レコードにMP3のダウンローコードがついていることが減っているのも、世の流れですね、、レコードも買って、BGMのためにBandcampで課金しています。
※リンク先は東京原宿輸入レコード・ショップ「BIG
『AA 50年後のアルバート・アイラー』を読んだ。
アイラーをはじめフリージャズや前衛音楽など言葉を介さない音楽ジャンルを聴く上でつきまとう”考えるな感じろ”的な雰囲気。それは本書の後藤雅洋さん、村井康司さん、柳樂光隆さん鼎談でも触れたれているように、観念的に語られすぎてきた功罪でもある。本書はそれらを否定するかのように、ジャズという枠組みや国籍を越えてワールド、ヒップホップなど交流がなさそうに見える音楽ジャンルや、小説、映画、ジェンダーやBLMな
もっとみる現地メディアが実際に認める、ブラジル音楽の名盤25選 (前編)
どうも。
今回は、こういう企画をやります。
ちょっと小耳に、日本のミュージック・マガジン誌が「ブラジル音楽の100枚」という企画をやると聞きました。それを聞いた時に
どんなの選ぶんだろう??と、ちょっと、「う〜ん」と気になってしまったんですね。
というのも、日本でブラジル音楽といった場合に、「一部のボサノバとMPB好きの人が、それ以外にあまり目もくれず、偏った情報だけでブラジル音楽を決めつ
Film Review:映画『グリーンブック』はドン・シャーリーのピアノと劇中の音楽がすごいこと(ネタバレあり)
以下のリンクにあるotocotoへの連載で映画『グリーンブック』について書いた。ただ、オープンなメディアなのでネタバレを注意して書いている。ここではその音楽部分をもっと深く考察するために、がっつりネタバレありで書いてみたい。
ジャズ・ピアニストのクリス・バワーズが手掛けた『グリーンブック』の音楽部分がとても優れていたという話は上の記事にも書いたが、ここでは実際に映画を観た人向けにもう少し書いてみ
Snarky Puppy:スナーキー・パピー『Immigrance』とモロッコの音楽グナワのこと(Playlist付き)
※スナーキー・パピーについてはメンバーの小川慶太が解説してくれている以下の記事もおススメです。
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新作『Immigrance』が素晴らしい。前作『Culcha Vulcha』からずいぶんアップデートされた感覚があるのは、ライブ録音ではなく、スタジオでのレコーディング作品として制作するためのアイデアが明らかに増えていて、それが彼らの生演奏のすごさと噛み