柳樂光隆

79年、島根県出雲市生まれ。音楽ライター。 21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャ…

柳樂光隆

79年、島根県出雲市生まれ。音楽ライター。 21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本「Jazz The New Chapter」シリーズ監修者。共著に鼎談集『100年のジャズを聴く』など。鎌倉FM「世界はジャズを求めてる」でラジオ・パーソナリティもやってます。

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    音楽に関するテキストを書きます。最低週1本で更新していけたらと思っています。インタビューを沢山公開した月はレビューやコラムの更新少ないかもなので、多めに見てもらえるとうれしいです。内容はたぶんジャズ多め。 コラムやレビュー、もしくは一部非公開のインタビュー記事、というスタンスでやっています。 インタビューは商業媒体では掲載できないような(編集は施しつつも限りなくトピックをカットしない方向で)一万字越えの記事もどんどん作っていきます。他の媒体ではできないようなアーティストの取材もやっていきます。 ※商業媒体での参照・引用の際は必ず問い合わせください。

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    楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。

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    音楽評論家 柳樂光隆による国内外のアーティストのインタビュー記事が読めます。

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Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024 - 2025年

Jazz The New Chapter読者にお勧めの来日公演です。 好きなアーティストの来日がある方、気になる来日を見つけた方、ぜひSNSでシェアしていただけると嬉しいです。 ■2024年11月◉ジュリアン・ラージ  10/30 クラブクアトロ大阪  11/1 ブルーノート東京  11/2 高崎芸術劇場  11/3 墨田トリフォニーホール ◉エスペランサ・スポルディング  10/30 ビルボード大阪  11/1 ビルボード横浜  11/3 - 11/4 ビルボード

    • short review is a diary:9/10 新たなレビューを書きました📝 ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/ne574e9dc5d93

      • シラバス | 昭和音楽大学 ジャズ科 2024年後期 《ジャズ史特殊講義》講師:柳樂光隆

        ※大学院の授業ですが、学部生も歓迎します。 受講していない学生も自由に覗いてください。  私に確認せずに自由に教室を出入りして構いません。  質問がある学生は授業後、気軽に捕まえてください。 ※取材などを希望される方は柳樂までご連絡ください。 ◉曜日・時限水曜3限 教室 A211 ◉講師プロフィール1979年、島根県出雲市生まれ。音楽ライター、DJ、ラジオパーソナリティ、エデュケーター。 21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本「Jazz The New Chap

        • 日記:テレンスとウェイン 20240905

          テレンス・ブランチャードのインタビューは面白い経験だった。

        • 固定された記事

        Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024 - 2025年

        • short review is a diary:9/10 新たなレビューを書きました📝 ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/ne574e9dc5d93

        • シラバス | 昭和音楽大学 ジャズ科 2024年後期 《ジャズ史特殊講義》講師:柳樂光隆

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          日記:テレンスとウェイン 20240905

          テレンス・ブランチャードのインタビューは面白い経験だった。

          日記:テレンスとウェイン 20240905

          interview Terence Blanchard:テレンス・ブランチャードが語るウェイン・ショーター論

          今回、テレンスに取材することができた。それはRolling Stone Japanにまとまっている。ここでは新作『Absence』のことだけでなく、近年のテレンスの最大の成果とも言えるオペラ『チャンピオン』についてもしっかり話を聞いている。ぜひ読んでほしい。 これはその時の取材の中でウェイン・ショーターの話に関する対話を中心に再構成したもので、未掲載部分を追加している。 かなり興味深いウェイン・ショーター論になっている。ぜひ読んでみてほしい。 ちなみに2022年に『Fi

          interview Terence Blanchard:テレンス・ブランチャードが語るウェイン・ショーター論

          interview Jharis Yokley:ホセ・ジェイムズが発掘し、BIGYUKIを魅了する新世代ドラマー

          ジャリス・ヨークリーの登場は鮮烈だった。 クリス・デイヴ、ネイト・スミス、リチャード・スペイヴン。現代を代表するドラマーを自身の作品に次々に起用してきたホセ・ジェイムズが突如無名の若者をレギュラードラマーに抜擢したからだ。 ホセのライブを観れば、彼のバンドにおけるドラマーの重要度は一目瞭然。ホセの音楽は誰をドラマーにするかでそのクオリティが決まってしまう、と言っても過言ではない。そんな責任重大な席に座ったのがジャリスだった。 ジャリスはそんな期待と不安が混ざり合った状況

          interview Jharis Yokley:ホセ・ジェイムズが発掘し、BIGYUKIを魅了する新世代ドラマー

          Column is a diary:メリッサ・アルダナをコットンクラブで観た

          現代ジャズの中でも特異なポジションを築いているテナーサックス奏者メリッサ・アルダナの初来日公演がコットンクラブであった。 編成はここ数年のクインテットからピアノを抜いたカルテット。ピアノレスのギター・カルテットだ。

          Column is a diary:メリッサ・アルダナをコットンクラブで観た

          interview Becca Stevens - Maple to Paper:Serving a Song=曲に仕えること

          ベッカ・スティーヴンスはどんなアーティストだろうか? ギターやチャランゴ(南米のウクレレみたいな楽器)を弾きながら歌う彼女は《シンガーソングライター》然とした佇まいをしている。 ただ、彼女のことをずっと追っていると、ギターを持ってバンドの真ん中で歌っている彼女は活動の中のひとつの側面でしかなく、どちらかというと《コンポーザー》なんじゃなかろうかと思うようになった。 そもそも最初から彼女は弾き語り的な曲を書いていたわけではなかった。バンド全員でのアンサンブルを重視し、器楽

          interview Becca Stevens - Maple to Paper:Serving a Song=曲に仕えること

          column is a diary:ミルトン・ナシメント & エスペランサ・スポルディング - Milton + esperanza(11,000字)

          エスペランサ・スポルディングとミルトン・ナシメントの共作を聴いたときに僕は「バランスがいい」と思った。 つまり、よく考えられているアルバムだと思った。インタビューで何度聞いてもその辺の意図に関してはエスペランサは話してくれなかったが、深く考えてやったのだろうし、深く考えて様々なプランをたてて臨んだが、81歳のミルトンからダメ出しもされたし、変更も余儀なくされたのではないかと思う。随分ラフな仕上がりになっている曲もあるし、エスペランサっぽくないところも沢山あるのはそんな現場の

          column is a diary:ミルトン・ナシメント & エスペランサ・スポルディング - Milton + esperanza(11,000字)

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          interview Terence Blanchard:テレンス・ブランチャードが語るウェイン・ショーター論

          今回、テレンスに取材することができた。それはRolling Stone Japanにまとまっている。ここでは新作『Absence』のことだけでなく、近年のテレンスの最大の成果とも言えるオペラ『チャンピオン』についてもしっかり話を聞いている。ぜひ読んでほしい。 これはその時の取材の中でウェイン・ショーターの話に関する対話を中心に再構成したもので、未掲載部分を追加している。 かなり興味深いウェイン・ショーター論になっている。ぜひ読んでみてほしい。 ちなみに2022年に『Fi

          interview Terence Blanchard:テレンス・ブランチャードが語るウェイン・ショーター論

          Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024年 更新しました! ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/n76aaa1c95eee

          Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024年 更新しました! ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/n76aaa1c95eee

          interview Jharis Yokley:ホセ・ジェイムズが発掘し、BIGYUKIを魅了する新世代ドラマー

          ジャリス・ヨークリーの登場は鮮烈だった。 クリス・デイヴ、ネイト・スミス、リチャード・スペイヴン。現代を代表するドラマーを自身の作品に次々に起用してきたホセ・ジェイムズが突如無名の若者をレギュラードラマーに抜擢したからだ。 ホセのライブを観れば、彼のバンドにおけるドラマーの重要度は一目瞭然。ホセの音楽は誰をドラマーにするかでそのクオリティが決まってしまう、と言っても過言ではない。そんな責任重大な席に座ったのがジャリスだった。 ジャリスはそんな期待と不安が混ざり合った状況

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          Column is a diary:メリッサ・アルダナをコットンクラブで観た

          現代ジャズの中でも特異なポジションを築いているテナーサックス奏者メリッサ・アルダナの初来日公演がコットンクラブであった。 編成はここ数年のクインテットからピアノを抜いたカルテット。ピアノレスのギター・カルテットだ。

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          interview Becca Stevens - Maple to Paper:Serving a Song=曲に仕えること

          ベッカ・スティーヴンスはどんなアーティストだろうか? ギターやチャランゴ(南米のウクレレみたいな楽器)を弾きながら歌う彼女は《シンガーソングライター》然とした佇まいをしている。 ただ、彼女のことをずっと追っていると、ギターを持ってバンドの真ん中で歌っている彼女は活動の中のひとつの側面でしかなく、どちらかというと《コンポーザー》なんじゃなかろうかと思うようになった。 そもそも最初から彼女は弾き語り的な曲を書いていたわけではなかった。バンド全員でのアンサンブルを重視し、器楽

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          《review is a diary》 鎌倉FM "世界はジャズを求めてる" 出張ジャズ喫茶なぎら オンエア・プレイリスト 2024 8月分”ミルトン・ナシメントとジャズ”を追加しました ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/n6071be2e9512

          《review is a diary》 鎌倉FM "世界はジャズを求めてる" 出張ジャズ喫茶なぎら オンエア・プレイリスト 2024 8月分”ミルトン・ナシメントとジャズ”を追加しました ⇒ https://note.com/elis_ragina/n/n6071be2e9512

          column is a diary:ミルトン・ナシメント & エスペランサ・スポルディング - Milton + esperanza(11,000字)

          エスペランサ・スポルディングとミルトン・ナシメントの共作を聴いたときに僕は「バランスがいい」と思った。 つまり、よく考えられているアルバムだと思った。インタビューで何度聞いてもその辺の意図に関してはエスペランサは話してくれなかったが、深く考えてやったのだろうし、深く考えて様々なプランをたてて臨んだが、81歳のミルトンからダメ出しもされたし、変更も余儀なくされたのではないかと思う。随分ラフな仕上がりになっている曲もあるし、エスペランサっぽくないところも沢山あるのはそんな現場の

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          interview Melissa Aldana:タロットと内なる教師、そして、ウェイン・ショーター

          ティグラン・ハマシアンやアンブローズ・アキンムシーレ、セシル・マクロリン・サルヴァントらを輩出したセロニアス・モンク・コンペティションのサックス部門で優勝したサックス奏者であり、現代屈指のサックス奏者のひとりとして名を馳せるメリッサ・アルダナは常に高いクオリティの作品を発表し、高い評価を得てきた。 ただ、ブルーノートとの契約後、これまでとは少し異なる音楽性に変わっていた。プロデューサーにギタリストのLage Lundを迎え、ベースにPablo Menares、ドラムのKus

          interview Melissa Aldana:タロットと内なる教師、そして、ウェイン・ショーター

          日記:よーがくばなれ 20240810

          今年の夏は暑すぎる。

          日記:よーがくばなれ 20240810

          interview Antonio Loureiro:エレクトロニカ、アマゾン先住民、北東部のダンス音楽などの影響を反映する初期2作

          2010年ごろ、アントニオ・ロウレイロという才能が発見されたときのことはよく覚えている。2010年に1stを高橋健太郎が紹介したことで彼のことが日本でも知られるようになったのだが、僕が聴き始めたのはセカンドアルバムの『So』からだった。 ブラジルのミルトン・ナシメント周辺コミュニティのサウンドに通じるもの、もしくは当時日本で話題になっていたアルゼンチンの新しい世代によるフォルクローレの作品群とも共通するものを感じただけでなく、2000年以降のアメリカのジャズを思わせる作編曲

          interview Antonio Loureiro:エレクトロニカ、アマゾン先住民、北東部のダンス音楽などの影響を反映する初期2作

          diary:UKブラック・ミュージック勉強会"ビヨンド・ザ・ベースライン"

          都内でイギリス音楽の勉強会をしました。

          diary:UKブラック・ミュージック勉強会"ビヨンド・ザ・ベースライン"

          interview Àbáse "Awakening":ベーシストが僕を見て「Sun Ra!」とだけ言ったんだ

          ハンガリー人のアバセはずっと旅をしているようなアーティストだ。ハンガリーでの活動を経て、ブラジルに渡り、アフリカ系ブラジル人のコミュニティに入り込んで音楽を作ったと思ったら、ベルリンに移住し、また新たな音楽を模索し始めた。 当初、彼の名前が局地的に話題になり始めたころ、『Invocation』のアフロビートの印象があった。 ヨーロッパから現代ジャズを経由した謎のアフロビート・プロジェクトが出てきたと思っていたら、オーストラリアのドラマーのZiggu Zeitgeistとの

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