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日々思う事

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#エッセイ

アリとキリギリスと「いつも綺麗に使っていただいてありがとうございます」関係

アリとキリギリスと「いつも綺麗に使っていただいてありがとうございます」関係

私には、ある日を境に嫌いな人がいなくなった。
おかげでとっても気持ちが楽になった。
今回は、その話をしようと思う。

「この人私のこと嫌いだろうなぁ。」という直感は、だいたい当たっている。
もっというと「この人とは、合わないだろうな。」もだいたい当たっている。
今日の夕食多分カレーだな。と玄関で思うぐらい当たっている。
なぜなら「直感とは、細胞からのお知らせ。」だと私は思っているから。
今まで経験

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祖母への弔辞

祖母への弔辞

祖母が亡くなった。昭和の時代私は、祖父母に育てられた。ちびまる子ちゃんやサザエさんのように祖父母が近くにいるのが当たり前な時代だったのだ。

弔辞

昨日の夜すごい雨音がした。
薄れゆく意識の中で、おばあちゃんの覚悟を感じた。
なのでこの話をする覚悟を私はした。
さて3日前の話をしよう。

最後におばあちゃんと会ったのは3日前。ばあちゃんが亡くなる1時間前。ばあちゃんの末っ子とそのお嫁さん、そして

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二人の女性と親子丼と携帯電話とお昼の出来事

二人の女性と親子丼と携帯電話とお昼の出来事

最近発売された親子丼を食べに行こう。
そう思って会社を出た。いつもいく吉野家へ向かう。
いつもいく吉野家は、w型のカウンターで店員さんの通路を挟んで客が向かい合わせになる。
『親子丼並みで』
注文が終わり運ばれてきた水を飲んでると目の前に二人の女性が座った。

80代のおばあちゃんと40代の娘さんと言ったところだろうか。
『私はいつものやけど、遠慮せんで好きなのをたくさん頼みよ!』
と言いながらメ

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理不尽を自分のせいにしそうになった時はハワイの葬式に出るか考える

理不尽を自分のせいにしそうになった時はハワイの葬式に出るか考える

とあるポットキャストでの投稿をあまりにも気になって何度も聞いた。

投稿内容は、
『私は、一生懸命働きより良くしようとバイトの立場で頑張ってる。時には、上司と衝突しながらもお客様のため、会社のためだと思い嫌なことも言い続けてきた。なのに、本社から下の立場の人から上の立場の人へのパワハラなので態度を改めるように言われた。どうして私は正しい事をしているだけなのに、会社は私を責めるのだろう。私はどうやっ

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優しさを装った人が隠しているものは?

優しさを装った人が隠しているものは?

Twitterで優しさについて書かれていて唸った。優しさを装う人は、それが通じない人に攻撃的になるという様な事が書いていた。

引用しようと思ったけど、なんか権利みたいなあるだろうからやめとく…個人的には、SNSって発言する権利や責任もあるけど、それと同様に消す権利もあると思っている。書いた事消しやがってみたいな事をよく見るけど、何となくその意見には違和感がある…なんとなく…

話が逸れてしまった

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会社から「老人ホームへ入る為に働く」と正式に認められた話

会社から「老人ホームへ入る為に働く」と正式に認められた話

『今の仕事は嫌いじゃない。向いてるかどうかは、わかんないけど』

先日高校時代からの親友と久しぶりに会った。仕事で嫌な事が重なって誰かと、たわいもない話がしたかった。そして最近の近況とか、両親の事とか、自分たちの未来とかそんな、たわいもない話をした。でも長い付き合い彼女は、お見通しだった『それで本題は?』と聞いてきた。
私は最近仕事で、嫌な事があった話をした。仕事で嫌なことといえば、間違えなく人間

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穴を掘る彼女のおとむらい

穴を掘る彼女のおとむらい

実は、数年にわたって会社でちょっとした嫌がらせをされていた。
その彼女が、会社を辞めることになった。
年末に突然の退職願を出した。それから私以外の人を順番にお昼に誘い何かしら話をしたようだった。私だけは、彼女からお昼ご飯に誘われることはなかった。そういえば彼女は結婚式に嫌いな上司を呼ばなかった。あの時その露骨さが怖いなと思ったのを思い出した。
私は、彼女の知り合いにメッセージを募り、花束を予約し、

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今年の師走は走るのか?

今日から12月。朝5時に起きてお風呂のお湯をためながらストレッチポールに乗る。ストレッチボールの上で寝れると思いながらお湯が溜まったのを確認してお風呂に入る。『ふぅ〜』っと息が漏れる。

そういえばなんかの本で読んだんだけどこのお風呂に入った時の声は、お湯の熱さのストレスを回避するための声と聞いたことがあるのでできるだけ我慢せずに出すようにしている。確かに温度差が激しいと出ちゃうもんね。

お風呂

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足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り

足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り

若いうちに頂いたご厚意は、素直に受け止めるほうがいい

私は、過去正社員にならないかというご厚意を頂き断った経緯がある。
結局その会社で今正社員をしている。

その時断った理由。それは一言でいうと【若さ】だと思う。
その頃の私には、自信がなかった。
ほかの人を差し置いて申し訳ないとか偉そうに思ってた。
そしてそうなることにより、何らかの嫌がらせがある可能性を多く感じていた。

では、実際正社員にな

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諦めるという意味が変わるための、受け入れるしかない無力感がやってきた。

諦めるという意味が変わるための、受け入れるしかない無力感がやってきた。

『わかりません……わかりません……』

今日何度言っただろうか。わかりませんという言葉を何度も言う事は、こんなにも心が悲しくなるものだっただろうか…

私の今日の『わかりません』には、受け入れることしかない無力感が漂っていた。わからないをわかる努力をすることができない。前は、わかっていたのに、わからなくなってしまっていた事を認めながらそれをただ見ることしかできないやるせなさ。

もう40も過ぎわか

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《おかえりモネ》モネにあるものみーちゃんにないもの

《おかえりモネ》モネにあるものみーちゃんにないもの

おかえりモネが9月で終わると思ったら10月末まででした。
そうだよねと思うような9月末でした。9月末の週の初めに、あの話題になったりょーちんのセリフを持ってきたと思ってた私は、ここでこの言葉の回収とラストを一緒に1週間でやるのか…と驚愕しました。←私の勘違いでごめんなさい。

さて、おかえりモネについては今まで3つほど記事を書いてきました。

このドラマの私の中の主人公は、みーちゃん<主人公の妹>

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楽しく過ごすためにわかって欲しい人を5人にした話。

楽しく過ごすためにわかって欲しい人を5人にした話。

先日両親を旅行に誘った。突然だったし誘うことを少し悩んだりもしたけれど後何年きちんと歩いて旅行に行けるかどうかわからないと考えるとこの1回はとても貴重だと思った。もうすぐ70になる両親と年に1度旅行したとしても80まで10回しかないのだ。もちろん回数が大切というわけでは無いけれど数が増えるだけ思い出の数も増えると思うとちょっと無理してでも誘ってみようと思ったのだ。

すると『いいよ。行こう』と答え

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一人が恥ずかしいから寂しいに代わり、よかったになった。

一人が恥ずかしいから寂しいに代わり、よかったになった。

一人が恥ずかしくなくなってからどのくらいだろう……

一人は恥ずかしかった小学生の頃の一人は、とっても惨めで恥ずかしかった。
一人で下校してるのを親にバレないように家の前になると大きな声で『じゃぁまた明日ね!』といった。
家の中のお母さんにだけ向けられたその大きな声は、とても悲しく響いていた。

中学生になり帰りに大きな声は、出さなくなった。両親が共働きだったため運動会や授業参観は、来なくていいよ

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正直に言います。私はモネが羨ましい。

正直に言います。私はモネが羨ましい。

前回の朝ドラ『おちょやん』がとっても好きで朝ドラが生活のリズムの一つとして定着した。そのまま『おかえりモネ』も見ている。緊急事態宣言の影響で仕事が休みとなる事が多い中、話し相手が全くいない一人暮らしは、気付けば3日間ぐらい声を出していないということも普通にある。そんなコミュニケーション不足の中で朝ドラの後にある『朝いち』の朝ドラ受けは、私の中で唯一のコミュニケーションとなった。

何だか寂しい話に

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