《おかえりモネ》モネにあるものみーちゃんにないもの
おかえりモネが9月で終わると思ったら10月末まででした。
そうだよねと思うような9月末でした。9月末の週の初めに、あの話題になったりょーちんのセリフを持ってきたと思ってた私は、ここでこの言葉の回収とラストを一緒に1週間でやるのか…と驚愕しました。←私の勘違いでごめんなさい。
さて、おかえりモネについては今まで3つほど記事を書いてきました。
このドラマの私の中の主人公は、みーちゃん<主人公の妹>なのです。みーちゃんのことをつい思ってしまう。
私の周りで同じようにみーちゃんのことを思ってしまう人を探してみたところ、独身女性に多いような気がしました。いや、正直いうと独身の女性は、ほぼ100%でした。そして結婚をしてるけれど子供がいない女性も同じように思う人が多かった。逆に男性は、モネが好きという人が多いんですよね。私の周りの傾向なだけですけど。
そしてモネとみーちゃんの違いを探すべくモネにあってみーちゃんにないモノは、なんだろうと思ったわけです。
私はモネが羨ましいとかいたけれど、モネには、自分が何をしたいかという純粋な気持ちがあります。そのことについて周りがどう思おうと関係ない。そしてそれをいうことによって、自分に対してどんな評価が下されるかという事は、自分のやりたいこととは全く関係ない。
一方みーちゃんには、自分がやりたい事を周りが求めることの間を取ろうとする。役に立てる物で自分が好きな事を探していこうとする。他人の評価や、誰かの役に立つことなど周りのことがつい気になってしまう。いわゆるそれは、責任感の様な感謝をかえすみたいなもの。あまりにも極端な姉妹の対比な気がします。
そして多分私が羨ましいと思ってしまうのは、モネの周りのことを関係ないと思ってする行動に周りが協力的な事と、周りを気にしながら責任感でみーちゃんがすることをあまり評価されない対比に《モネ羨ましい》と思うのです。
これを解決すべく私は、モネ派の男子にこの話をしました。
モネは、傷ついてるフリはしてるけど、いつも自分の好きなことをして、結局島に帰る。その間を守ってきたのは、みーちゃんなのにその努力や責任感は、当たり前のように消費される。みーちゃんがお姉ちゃんずるいと言うと、そんなみーちゃんに『なら好きなことをすればいい』という。それは、とても酷な話だと思う。かといってモネのように自覚なくみーちゃんの責任感を消費する人たちは、後をたたない。みーちゃんは、どうやったら報われるのだろうと……
彼の答えは、『それは立場なんじゃない?』ということでした。
この答え。ちょっと納得してしまったんです。私の中で思い出した言葉があったから。
『あなたは、お姉ちゃんだから我慢しなさい』
ちょっと先に産まれてきただけ、同じ人間。なのにお姉ちゃんなことは、仕方ないことだった。親の言うお姉ちゃんだからわかるでしょは、正しい。けれど納得いかないことだった。私は、いつまでもお姉ちゃんで妹は、私の今と同じ歳になっても今の私と同じ我慢は、経験しない。納得いかなかったけれど、実際自分がお姉ちゃんなことは確かで、正しい事だった。私はいつも『わかってもらえない』と思っていた。
ここだと思った。私がいつも何処かで『わかってもらえない』と思いながら『わかって欲しい』と思ってしまうことは、この時から来てるのだと思った。話が少し逸れてしまったので話を戻そう
だから私は、どうしてもみーちゃん側に着いてしまうのだ。モネにあってみーちゃんにないもの。それは『この人は、きっとわかってくれる』と信じる力。責任感とか、わがままとかそう言うことを通り越してそれは、役割。争っても仕方ないことなのだ。
先日スーパーの前で人が倒れていた。スーパーに入る時見て私には、勇気がなくて声をかけることができなかった。みんなそうなんだと思う。スーパーで買い物の最中にそのことが気になってスーパーを出る時もいたら声をかけようと思った。そしてスーパーを出て私は、その人に声をかけた。その時数名の人が声をかけている私の元に寄ってきた。そして知らぬ存ぜぬと通り過ぎる人もいた。そう言うことなのだ。気になっている人。行動に起こす人。気にならない人。誰も悪くないし、誰も正しいわけじゃない。そう言うことなのだ。
世の中には、レジで並んでる時にお財布を出す人と出さない人がいる。
ゴミが落ちてて拾う人と見ながらもそのまま放置する人がいる
人が倒れているのに声をかける人とかけない人がいる。
子供が泣いてて怒る人もいるし、可愛いなと思う人もいる。
世の中には、いろんな役割があってどれが損でも得でもなくそれは、ただ役割なだけなのだ。地球という場所に生まれて自分という役割を与えられてそれを演じているだけだ。そう思うとちょっとそんな役回りもイライラしなくなってきた。
こんな考え方ずっと続けられるほど大人じゃないのはわかっているけれどでもそれを理解した時に少しだけ肩の荷がおりて、どうでもいいなと思えるようになったのは、間違いない。
納得いく様で行かない話だけれど…役割の話。