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カレーの話 2017

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カレーについて徒然なるままに書きました。
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カレーの事を考える

カレーの事を考える

最近、よくカレーを作っている。
一人暮らしなので、一緒に食べてくれる人や見てくれる人はなく、ほんの少しかまってほしくて時々SNSに写真をあげるようになった。

皆のタイムラインをカレーまみれにしてはいけないという遠慮から、InstagramとTwitterとFacebookに分散させてカレー熱を放出する日々。遠慮しつつも次々増えるカレー写真。

そんな時(つまり今日)、放置しがちなnoteの事を思

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カレー作りの為の基本装備

カレー作りの為の基本装備

そもそも私は自炊せずに暮らしていた。

学生の頃のアルバイトを含め、仕事は全て賄い付だったため、プロが作ってくれる美味しいごはんをありがたく頂いていた。朝から晩まで職場にいて、仕事後には優しい先輩や可愛い後輩と居酒屋さんなどに行く日々。

備え付けの調理機器のないオール電化物件で、ティファールの電気ケトルと電子レンジとカセットコンロしか持っていなかった位に料理する意欲がなかった。

カセットコ

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10kgの衝動

10kgの衝動

カレー作りたいからたまねぎを買おうとは確かに思っていたんだけど。

少し前の話。

職場の人が「たまねぎ一箱198円で売ってる!」って教えてくれたので嬉しくなって近くの八百屋さんへ。無事一箱購入!ラッキー!

これだけあれば毎日カレー作れる♪と、うきうきしたのも束の間。

200gのたまねぎで、4皿分のカレーができるから10kgだと…200皿分!?

漠然と、「毎日カレー、楽しいな♪」位に捉えてい

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スパイスを買う

スパイスを買う

10kgのたまねぎでカレーをつくる事になった私は、一瞬はスパイスにかかる費用に怖れおののいたんだけど、すぐに気を取り直してネットで検索。大きいパックはお買い得なはずだ。

神戸スパイスさんという会社のサイトに辿り着き、小瓶のスパイスから想像していたよりお求めやすい価格にほっとしつつカスリメティとコリアンダーとパプリカパウダーを購入。

すでに輸入食品店やデパ地下などでスパイスの小瓶を一通り買ってい

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サーモンココナッツカレー

サーモンココナッツカレー

東京カリ〜番長の記事
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/tokyocurrybancho/17-00262

これを見てつくってみた。
レシピだけじゃなく調理工程も詳しく記されていて、楽しそう!美味しそう!

しかもなんとなく簡単そうじゃない??
というわけでスタート。

油でたまねぎを炒める。
冷凍たまねぎなので、写真はあまり参考にならないかも。

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カスリメティ

カスリメティ

スパイスカレーによくトッピングされている乾燥した緑のものがカスリメティだと知ったのはいつだったか。

記憶を辿ってみたが全く思い出せない。

はじめて食べたのは2015年9月、京都の240(ニコヨン)だったと思う。その時は、雑誌のカレー写真でよくみかける乾燥している緑のものが乗ってるなーと思った。ただただ何も考えずに「カレー美味しいー!!」と思って食べた。

その年の12月に梅田の旧ヤム鐵道に行っ

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カレーの手帳

カレーの手帳

私がカレーの食べ歩きを始めたのは、2015年1月からだった。

学生の頃、「カレー食べたいから」という理由で某カレーチェーンでアルバイトをしたり、ネパール料理店で食べたカレーが美味しすぎて通っているうちに「賄いあるからバイトしない?」って勧誘されて3年間アルバイトをしたこともある。

食べ慣れた好きなカレーを繰り返し食べることに喜びを見出していた私は、そのカレーを失ってからカレーに心を閉ざしていた

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チャナマサラとモモ

チャナマサラとモモ

ネパール人の友達とモモパーティ!!
モモとは、ネパールの蒸餃子のようなもの。

はじめて購入したカレーのレシピ本は「スパイス選びから始めるインドカレー名店のこだわりレシピ」という、シャンカール・ノグチさんのものだった。
書店に沢山並ぶレシピ本からはじめての一冊を選ぶのは難しかったが、シャンカールさんの美味しいものを知っていそうな顔と「東京スパイス番長」という古風かつ斬新なインパクトのある肩書き、掲

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夏とカレー

夏とカレー

野外で食べたい料理といえばなんだろう。
人それぞれ色々ありそうだがカレーはかなり上位にランキングされるのではないだろうか。

私がはじめて野外でカレーを食べたのは小学5年生の時だった。
学校の行事で飯盒炊爨をした。班ごとにわかれてカレーを作った気がする。野菜は固く、ルウはしゃばしゃばだったが、それがまた非日常的で印象に残っている。

泳げず、スポーツもできず、太っていることを恥じていた私は、海やプ

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川本家のカレー

川本家のカレー

「3月のライオン」2巻で、川本家の次女・ひなちゃんが憧れの高橋君の為に作ったのはカレーだった。

かっこいい高橋君がなりゆきで家に来ることになったけれど、いつも川本家のごはんを作ってくれている長女・あかりさんは帰宅が遅くなる日だった。料理が得意ではない中学生のひなちゃんが失敗することなく高橋君をもてなせるようにと、あかりさんが薦めてくれたのがカレーだった。

「普通すぎる」と不満気なひなち

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ギャミラサ回想

ギャミラサ回想

大阪では数年前からスリランカカレーが人気だという。

2016年3月、すでに有名店となっていたロッダグループでいただいたギャミラサが私とスリランカカレーとの出会いだった。

(2016.03.20)

私が住む京都からは行きやすいとはいえず、名前を知ってから訪問するまでにかなりの時間が経過していた。

その日は朝から大阪で管理栄養士試験があり、頭を使ったせいでものすごく疲れていた。まだ寒い時期

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カレーの世界

カレーの世界

NHKで放送されている「趣味どきっ!」という番組で、6月6日から7月25日までカレーの世界が取り上げられていた。

講師の水野仁輔さんは、カレーの本を沢山書いていて最近は糸井重里さんのほぼ日と「カレーの学校」を開校したりと大活躍されている方だ。

番組を録画する術をもたない私は、早速この番組のNHKテキストを買い求めた。

「日本だからこそのカレーの世界を楽しもう!」とのコンセプトに基づき、日本で

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#自分にとってのカレー皿

#自分にとってのカレー皿

2017年10月7日、突如Twitterにできたハッシュタグ。

ことの発端は、漫画家瀧波ユカリさんのこのツイートだった。

その直後に、ハッシュタグが登場し、それに気付いたフォロワー達がぞくぞくと自分にとってのカレー皿をツイートしはじめた。

私も思わずお気に入りの一枚をツイートしたわけだが(とても気に入っていてnoteでも既出の画像なのでそろそろ恥ずかしく、この件に触れるかどうか躊躇した)、こ

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辛さのレベルの伝えかた

辛さのレベルの伝えかた

辛さを言葉で伝えるのは難しい。

スコヴィル値で表現できるとはいえ、ピーマンが0でハバネロが30万であることを参考にしても目の前のカレーのスコヴィル値や自分や誰かの許容スコヴィル値はいまひとつイメージできない。

測定してみるとして、糖度計のように気軽にネットで買えるものでもなさそうだ。

今のところ、チェーン展開しているカレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)を例にして「うーん、ココイチの2辛くら

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