カレーの世界

NHKで放送されている「趣味どきっ！」という番組で、6月6日から7月25日までカレーの世界が取り上げられていた。

講師の水野仁輔さんは、カレーの本を沢山書いていて最近は糸井重里さんのほぼ日と「カレーの学校」を開校したりと大活躍されている方だ。

番組を録画する術をもたない私は、早速この番組のNHKテキストを買い求めた。

「日本だからこそのカレーの世界を楽しもう！」とのコンセプトに基づき、日本で身近なカレーについてバランスよく紹介されている。

料理をしない人が読んでも楽しめる内容で、ふんだんに使われた写真と親しみやすい文章に引き込まれる。

放送を見逃した回でも、置いてけぼりを感じることなく理解できた。

この中で、特に気になったレシピがある。
欧風ビーフカレーだ。

場合によっては何日もかけて仕込む位に、とにかく欧風カレーは時間がかかる。
実際番組で紹介されていたホテルのカレーも、とてもていねいに仕込まれているようだった。

それなのに、テキストに掲載されているレシピは、どこの家庭にもありそうな食材で構成されていて2時間もあれば充分に作れそうな内容だった。

たまねぎを炒めた。

小麦粉を入れた。

牛肉はしっかりと焼き色をつけてワインを注ぎ、カレーに加えた。

煮込んでいく。

完成！！ （2017.09.24作）

テキストにもっときれいな写真で詳しいレシピが掲載されているので私の説明はかなり省略したが、とにかくとても美味しかった。

TVというメディアと、書籍というメディアの連動は新しい事ではないが、SNSなど情報の窓口がぐっと広がった近年でも色褪せず楽しめたのはさすがだと感じた。
（余談だが、実家には小学生の頃買ってもらった「ひとりでできるもん！」というこども向け料理番組のテキストがまだある）

カレーは難しい、というハードルをぐっと下げてくれた一冊となった。

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062287412017.html

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