川本家のカレー
「３月のライオン」２巻で、川本家の次女・ひなちゃんが憧れの高橋君の為に作ったのはカレーだった。
かっこいい高橋君がなりゆきで家に来ることになったけれど、いつも川本家のごはんを作ってくれている長女・あかりさんは帰宅が遅くなる日だった。料理が得意ではない中学生のひなちゃんが失敗することなく高橋君をもてなせるようにと、あかりさんが薦めてくれたのがカレーだった。
「普通すぎる」と不満気なひなちゃんにあかりさんがからあげと温泉卵のトッピングを提案。
事態は一気に「すっごくおいしいもの」＋「おいしいもの」→「超おいしいもの」となり、スペシャルなおもてなし料理として最適な料理に選ばれたのだった。
誰かのことを想って美味しいごはんを作るって、すてきなことだと思う。
妹に協力するお姉ちゃんの気持ちもわかるし、片思いしてる人に一生懸命カレーを作るひなちゃんが可愛いし、高橋君の食べっぷりも素晴らしい。
カレーはあまりにも美味しそうだし、どこに共感したらいいかわからずにくらくらしながら何回も読み返した。
高橋君は来ないけれど、私が私の為に作ってみたのがこちら。
（2015.2.26作）
レシピは市販のルーの箱に書いてある通りで、ポイントはご飯の上からルーをかける事と、からあげと、温泉卵。
白い器に盛りつけたほうが良かったかな？と若干反省。食べ盛りの男子中学生もきっと大満足の食べ応えだった。
誰にでも難しくなく作れて、無限大に工夫できる。誰かを喜ばせたいと想う数だけ、特別なカレーはあるのだ。
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