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復職チャレンジ🍙

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適応障害と診断されて早1年。 凸凹ライフも、周りの方々に支えられ大分平坦になってきました。 診察帰り、家に帰れず、公園で泣きながら食べた、おにぎりとジュースの味と、その時の気持…
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#仕事

理由を探してる

理由を探してる

この頃、「退職」に向かうベクトル方向の「理由」を探していた。というよりも、自分の中の漠然とした不安や、これからどうしていきたいかを考えた先に「退職」という選択肢があるような気がしていた。でも、やっぱり「退職」という決断をするには至らずにいた。

数年前、休職中に文房具コーナーで退職願セットを見つけて購入し、したためてみた。当時は精神不調という得体の知れないものに対する不安から、働けないかもしれない

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仕事への意識が変わった一年

仕事への意識が変わった一年

私がnoteを始めたきっかけは、2019年から抑鬱状態(名前を充てるならば適応障害)で、気力も体力も落ちたことにあります。そこからの2年間はこれまでnoteに綴ってきたように、凸凹であり、かつ、平坦で凪のような日々でした。周りの何もかもが怖く、音や空間すらも、息苦しく感じることすらありました。

そんな時に支えてくれたのは、旦那さんやnoteの皆さんでした。noteには心優しい方々がいて、呼吸が辛

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ON/OFF切替強化月間

ON/OFF切替強化月間

「行ってくるよ」と「ただいま、お留守番ありがとう」の間にオフィシャル時間がある。通勤、通学、家事等々。
オフィシャルモードがONになっている時は、行く先、これからどこかで過ごす時間のことに考えが偏りがちになってしまう。私の場合、帰宅の途につく際も、気を抜くと、今日あったよしなしごとで頭がいっぱいになっている。
でも、それってなんだか勿体ない。OFFは休日だけだなんて味気ない。

ただでさえ、矢の如

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真夜中の弱気

真夜中の弱気

よる、不意に弱気になることがある。「こんな、で、ごめんね。」「寝させて。」「つらい。」涙とともに溢れてくるのはそんな言葉ばかりで、猫の運動会ひとつ止められやしない私に、育児なんてとても出来ないであろうと思うのが常だ。

真夜中、という時間帯は不思議なもので、開けない夜はない、とわかっているのにしんみりとする。いろんな悩みがあぶくのようにふつふつと湧き、炭酸のペットボトルの側面みたいに付着する。

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クウヲミツメテ

クウヲミツメテ

以前放送していたテレビCMで、「みんないろんな役割がある」という広告があった。人それぞれ、違う役割が単語として書かれたTシャツを着ているのだけれど、各人がTシャツを玉ねぎの皮を剥ぐように脱いでいくと、別の役割の単語が出てくる、といった内容のものだ。
あのCMを見た時の衝撃は、今も忘れられない。帰属する社会という枠組みのなかで、私たちはいろんな役割を負っている。いつの間にか、なのか、それとも、積極的

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いいかげん

いいかげん

匙加減という言葉があるように、加減という単語は頻用されている。お風呂に入っているときは、いい湯加減だな、なんて思ったりする。
でも、最近私がよくその単語が脳内に満たされるときは、なにかしらの文書を提出するときだ。(イイカゲンな文章になってやしないか)と。
こういう時のイイカゲンは良い加減とは真逆で、文責を負わないほどテキトーなことを意味している。それを指摘されることは、私にとって非常に恐ろしいこと

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終わりと始まりの合間

終わりと始まりの合間

おやすみ9月、おはよう10月。一つ歳を重ねた、大好きな9月はあっという間に終わってしまった。でもまぁそれなりに満足度の高い1ヶ月ではあったかな。欲を言えば、会社と家の往復以外、その日ごとの回復のために寝ていたので、その生活を見直す10月にしたい。

ただ、生活を見直すといっても、必要だから睡眠をとっている訳で、その疲れの素(もと)を取り除かなければ、9月と同じか、それより酷い10月になってしまう。

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スーツは私の鎧兜

スーツは私の鎧兜

久しぶりに取り出したスーツには、
クリーニングした時のままのタグが付いている。

着れるかな?履けるかな?

最後に着たのは確か去年の12月。
あれからもうすぐ4ヶ月が経とうとしている。
3月も今日を入れて残り4日だ。

どのスーツにも思い入れがある。

その中でも私の一番のお気に入りは、
ノーカラーのネイビージャケットとパンツ。
中はその時々によって色味を変えるけれど、
襟口に化粧が付くのが嫌で

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