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すっとこどっこい丸
2021年3月30日 12:05
夕暮れの雨に煙る散歩道好きな花の名は知らねど春。(散歩中に書いたやつ。花に明るくないので好きな花の名前を知らないけど、それでも楽しむことが出来るのが花のいいところ。)楽しいの答えが何処にも見当たらない背後で聞こえる声が答えか。(『楽しい会話』と、『面白い会話』は全く違う。それに気づいていない愚かな若者(僕の事)を嘲った歌。斜に構えて、賢くなったつもりかい?少年。)コ
2021年3月29日 20:26
夜が雨を呼んでいる街は静寂とは程遠い。しかし閑散としている。雨は街行く人々の視線を地に逃がし、部屋にいる人々の視線を空に泳がす。水溜りの上で滲み、歪み、融解する光に僕は日々の面影を見る。硝子の向こうで乱反射する街灯の光に僕は涙の痕を重ねる。天がもたらした無数の滴は闇を吸って黒々としている。アスファルトに生まれた無数の水面は光を吸って絢爛としている。雨音をかき消さな
2021年3月26日 22:00
朝、鏡を見ると黒い猫と目が合った。猫は静かに僕と僕の間を何食わぬ顔して通り過ぎた。余りに警戒しないので悪戯に水をかけたら猫は色を失ってしまった大学に行くため僕はバイクに乗る冬場はエンジンのかかりが悪い時の経過が暖気を奪うためである。大学に着くまでに僕は4回猫を撥ねた。どの猫もケタケタと嗤っており縁石を枕にしてそのまま眠りについたようだ。大学に着いた僕は
2021年3月25日 18:13
僕は本が好きだったまた,売れないロックバンドが好きで,12粒で130円のガムが好きで,スポーツはそれなりに好きで,孤独が好きで,それ以外の事は少し嫌いな,どこにでもいる少年だった4月の通学路。桜が咲いていた。夏には深緑色の葉が覆う,あの無骨な焦げ茶色の幹の,どこにあんな優しい色彩が眠っているのだろう。口の中を充満する薄荷の匂いに顔をしかめながら,そんなことを思ったミントガムはイイけど薄
2021年3月25日 22:05
奔放な光の縁に流れた涙の軌跡を見た。背中に春風の圧力を感じそれを頼りに僕は歩く。会話を飾り立てることが苦手な僕は俯瞰で眺めることでどうにかその場に留まろうとした。湧き出た感情の綺麗な部分だけを掬い上げて彼等の作品と交換した。醜い残骸は小さな部屋にしまっておいて、たまにこうして見返したりする。草木が風に煽られてザワザワと身を寄せ合っている荒々しく響くその音色は静寂をより確
2021年3月25日 17:57
どうすれば楽に死ねるかな。そんなことを考えながら、僕は黄チャートをパラパラめくる。数学は苦手だ。答えがあるから。僕は賢くないから曖昧なまま生きていきたいんだ。どうすれば楽に死ねるかな。そんなことを考えながら、僕は黄チャートの答えを探す。数Ⅰと数Aの違いが分からない。明日は数Aのテスト僕が今、触っているのはどっち??どうすれば楽に死ねるかな。そんなことを考えながら、僕