よん
✉️イゼットの作品まとめ。 NEW↑ ↓OLD
☀️🌙ケイとユイの作品まとめ。 NEW↑ ↓OLD
💤シックスの作品まとめ。 NEW↑ ↓OLD
🎤ラティールの作品まとめ。 NEW↑ ↓OLD
💉テオの作品まとめ。 NEW↑ ↓OLD
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! カナリアさん宅:メイメイさん 「ごめんね、ヘンなこと聞いて!」 そう言って笑う彼女が、少し寂しそうに見えて。 「案内してくれてありがとう!帰りましょっか」 そんな顔をさせたかったわけじゃないのに、そんな顔をさせたのは自分なんだと思い知って。自分の腰を握る手が、震えているように感じて。 はい、と小さく返事をしてから、しばらく静かな時間が続いた。ナハトは確実に帰路につく空路を辿っていたが、全てを察したようにゆっ
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! カナリアさん宅:メイメイさん 空に焦がれた。 この広大な海を一瞬で染める、空の色に魅入られた。 きっかけは、些細なことだったと思う。他人にとっては小さな小さな出来事で。それでも、イゼットにとってそれはとても大きな出来事だったのだ。 人生を、変えるほどの。 羨ましかった、と言ってくれる彼女の言葉で、そのことを少しだけ、思い出していた。 「オレがこういうとき行くとこは、決まってるんです」 行きたい場所があり
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! カナリアさん宅:メイメイさん ジェンの首元に、メガストーンが装着されているのには彼を見た瞬間に気が付いていた。メイメイの髪にキーストーンがあることは前々から知っていたが、それが彼だったと知って胸が躍った。 メガシンカはポケモンにもトレーナーにも負担がかかる、と知識で知ってはいたが、間近でそれを見たことがなかったし、内心少しだけ、淡い期待をしていたのは事実だ。 しかし、実際は想像をはるかに超えていて、七色の光を纏う
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! カナリアさん宅:メイメイさん、ジェンくん ナハトが地面に降り立つ瞬間に”じしん”をぶつけられたのは、正直予想外だった。ひこうタイプには地面技は無効、その概念を一気に覆され、イゼットは俄然―――楽しくて仕方がなかった。 ナハトをバトルに選んだのには理由がある。 ひとつめはなかなかバトルをさせてやれないこと。イゼットの配達の相棒であるナハトは長時間飛び回っていることが多く、体力温存の観点からバトルに選ばれないことが多
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! カナリアさん宅:メイメイさん よねこさん宅:シャオロンくん(お名前だけ) 「そういえば、朝ごはんはもう食べたの?」 メイメイにとってはなんてことない日常会話の台詞だったのだろうが、以前のことを思い出し思わずに変にどもってしまった。 弟扱いが嫌というわけではないし、頭を撫でられるのも拒否するほどではない。ただ単純に、慣れないのだ。妙に気恥しくて、恰好が付かないというか。恰好つけているわけではないのだが。 そんなこ
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! 常鳥さん宅:カルサさん 「ガラスと宝石を使った雑貨屋みたいなもんだけど、気に入ったのがあったらぜひ買っていってよ」 そう言って差し出された名刺を流れで受け取って、素っ頓狂な声をあげてしまったイゼットは、名刺を見て、目の前の女性を見て、名刺を見て、を繰り返す。 そして最後に女性を見ると、快活そうな笑顔でウインクを一つ。 「それで十分の詫びになるからさ」 そう言われてしまっては何も言い返すことが出来ず、しかし次
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! 倉橋さん宅:レフティアさん 「お前は、私たちの都合の良い人形であればいい」 尊敬していた両親から告げられた言葉。幼いながらにその言葉は突き刺さって、でも、それに抗う術を当時の彼は持ち合わせていなかった。 ただひたすらにドクターの勉強をして、トレーナーに手を差し伸べる両親の見せかけの優しさに呼応した。努力はいつか実を結ぶって、いつか気付いてもらえるって、そう思っていた。 それでも、両親は野生のポケモンは絶対に助け
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! いるいさん宅:アマナちゃん 頬まで春の色に染まった少女が、自分を見ている。 その感情を、知っている。他人がよく夢に抱き、自分がよく利用するもので、自分には一生縁がないと思っていたもの。 「……これからも?」 「そう。これからも」 復唱すれば、彼女はもう一度と頷いて答える。 彼女は、当たり前のように自分との”これから”があると思っているのだと思う。たった一度バトルをして、偶然出会った街で一緒にイベントを回った
▼お借りしました! 風車小屋さん宅:フロウズさん 「ひょえ~……すげー……」 大きな大きな、それは見上げるほど大きなお屋敷の扉の前で、文字通りその全貌を見上げながらイゼットが呟く。手に持っているのは大きな荷物、ではなく、丁寧に蝋で封のされた封筒だ。 土地の契約がどうとか、屋敷の何とかがどうとか、イゼットには難しい話は分からないが、ともかく封筒の中身は大事な大事な書類だそうだ。フィンブルタウンの人気のない大きな屋敷に住む住人に書類へサインをしてもらい、それをまた依頼主へ
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! いるいさん宅:シンイチロウくん ※まだ自己紹介をしてないので名前の描写がありません。すみません。 「そんなことさせねぇ!俺とバトルしろ!」 そう言って手に持ったモンスターボールを突き出す紫髪の彼に驚きと勢いでいいぜ、と返してしまったものの、そもそもなぜバトルを挑まれているのかが、イゼットは皆目見当もつかなった。 それ、と荷物のことを差していたように思ったが、届けられたくない理由でもあるのだろうか。 しかし、そん
▼お借りしました! よねこさん宅:シャオロンくん かなりあさん宅:メイメイさん 「どうもー!お届け物です!」 中に食材諸々が入った大きな段ボールを軽々と抱えて、元気に明るく挨拶をする。営業中の店の扉の先では、届主の一人が客から注文を取っているところだった。 王飯店。イゼットがここにくるのは初めてではない。もちろんバトルレストランだということも知っているし、この光景も見慣れたものだ。 届主———シャオロンは自分の声に気が付いて、人当たりの良い笑顔で振り向き、お疲れ様、
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! いるいさん宅:アマナちゃん ”シックス”、という名前が嫌いだった。 6人義兄弟の中で一番落ちこぼれな自分の、それが仮初でも、名が体を表しているようで、大嫌いだった。 でも、じじさまが”ヒロ”って呼んでくれたから、温かさも、優しさも、幸せも知ってる。アーネラがいて、友達がいて。じじさまがいたら、他には何もいらない。何もいらなかった。 だから、じじさまがいなくなった世界なんていらない。こんな世界なんて、なくなってし
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! 倉橋さん宅:レフティアさん、ロスカくん ※前半はリーリオの独白です。 ああ、今、こうしてバトルに興じていられることが、何よりも楽しい。 同族は争いを嫌うモノが多いけれど、私は彼と、テオとバトルをすることが好きだ。無駄な殺生をする気はないけれど。 それなのに攻撃技を口にする度、当たってもいないのに青ざめて、自分よりも相手の様子を伺って一憂する様は、優しすぎて、傲慢で———あまりに滑稽だ。 『……ふふ』 『何を笑
こちらの流れをお借りしています。 ▼お借りしました! 倉橋さん宅:レフティアさん、ロスカくん バトルに誘ったのは自分だが、こんな形でレフティアの実家に来ることになるとは、そしてそこでバトルをさせてもらえるとは、テオは思ってもいなかった。もちろんそこはたくさんの客が訪れる旅館ではあるが、それでも少し緊張した面持ちで案内されるがままバトルコートへと向かう。 古風で、趣のある立派な旅館だ、と純粋に思う。ここの客室に以前レフティアが言っていた、彼女の作品があるなら普段のテオで
こちらの続きです。 ▼お借りしました! 倉橋さん宅:レフティアさん フィンブルは万年雪で覆われた街である、という知識はあったけれど、想像以上に真っ白で幻想的で、驚かされる。とても綺麗だ、と純粋にそう思った。 「じゃあ、オレはここで!」 重度の方向音痴なテオをここまで連れてきてくれた配達員の彼は明るくそう言って、片手を上げる。テオも微笑みを返して改めて礼を告げる。 「重ねてになるけれど、本当にありがとう。イゼットさんのおかげだよ」 「いーですって!オレもお礼ちゃん
こちらの流れをお借りしています。 ▼お名前だけお借りしております 倉橋さん宅:レフティアさん 「あーーー!!やっっっっと見つけた!!」 上空から、木々に覆われた森の中にまでそんな声が届く。 その大きさに思わず上を見上げれば、通常個体よりも二回りほど大きなアーマーガアが上空を旋回しゆっくりとこちらへ降りてくるのが見えた。 その羽ばたきの風に煽られて、大きな声に呼ばれた主―――テオは足を止める。隣に控えていた色違いのガラルのポニータ、アメリーも思わず彼の後ろに隠れてし