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③ 特許調査の基本(混成式:Hybrid Search)

特許調査の基本について述べます。

基本原則は、検索式の作成で、以下の①と②と③の3者の混成式を作成することです。 

①「検索用語の選定」、②「FIの選定」および③「Fタームの選定」の3者です。 

先ずは、①「用語の選定」です。 

・【請求項】の中に記載の『技術主題』(用語・概念など)のリストアップをします。
・これらは、当該用語、成分名、同義語、別名、上位語、関連語、目的、用途、構造、材料、特徴、機能、形状、形態、効果、製法、方法、制御、処理、操作、手段、製品などです。
・そして、当該用語と上位語・関連語に仕分けをします。 

次に、②「FIの選定」です。 

・『技術主題』に付与されていると思われる「FI」をリストアップします。
・この際、当該FI分類と上位FI分類を見分けておく必要があります。
更に、③「Fタームの選定」です。
・『技術主題』に付与されていると思われる「Fターム」をリストアップします。
・この際、当該Fターム分類と上位Fターム分類を見分けておく必要があります。 

そして、同一の『技術主題』について、「①+②+③」の混成式(Hybrid Formula)を作ります。 

この場合、それぞれについて上位・下位を十分考慮します。 

そして、【検索論理式】作成へと進み、母集合を得ます。 

「具体例」では、化粧料に配合する成分の一つである「カミツレ」について記載しています。 

調査対象の母集合として、1,809件(S7)を得ました。 

次の「カルボキシメチルセルロース」の例では、3,779件(S8)を得ました。 

以上の如く、特許調査の基本は、【請求項】の中に記載の『技術主題』を把握し、①「検索用語の選定」と②「FIの選定」および③「Fタームの選定」の3者を行い、
そして、同一の『技術主題』について、「①+②+③」の混成式Hybrid Formula)を作成することにあります。 

如何なる種類の特許調査(先行技術調査、無効資料収集調査、侵害調査 等々)であろうが、基本はこの混成式(ハイブリッド)を作成することです。

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