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#エッセイ集

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趣味や興味のあることと、自分との間に発生する大切なもの。それを言葉にしたエッセイ集。
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#自分と向き合う

素直と従順のはざまで。

素直と従順のはざまで。

数年前に、数万人規模の大きな会社から数百人規模の小さな会社に転職しました。

他人から見たら「一つの転職」に過ぎないのですが、自分にとっては人生を少し平らな場所に戻してくれた、大きな出来事だったと感じてます。

今回は、この転職を機会に「素直」と「従順」、そして「違和感」をテーマに考えた思考の記録です。

1.大企業時代数年前まで勤めていた従業員 数万人規模の大企業。同期入社組だけでも数百人という

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繊細さを抱えた人にしか出来ないことがある。

繊細さを抱えた人にしか出来ないことがある。

赤ちゃんの頃から周りの音に敏感だった、と母親が教えてくれた。ぐっすり寝ているはずが、少しの物音でビクッと目を覚ましていたって。

赤ちゃんの時のこと、さすがに覚えてないけど、「自分が繊細で敏感だ」ということはなんだかとてもよく分かります。

香りや匂いにも敏感で、初めて行く国や場所では、降り立った空港や駅の様子をまずは匂いで感知している気がします。

今でも洗濯物の香りを確かめたり、慣れない食材は

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「自分軸」って何のこと?

「自分軸」って何のこと?

「この世界で完全に1人きりになってしまったら、どうなるんだろう」

って、こんな寂しいシミュレーションを何故か子供の頃から定期的にしてしまう。

「きっと、狂ってしまうんだろうな」。

この世に自分1人しか存在しないって、そんな事実にもし気づいてしまったら、瞬時に頭がおかしくなってしまうんだろうな。

いつも答えは同じ。
そう、きっと狂ってしまうんだと思う。

人は、絶対に1人では生きていけない。

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「自分は何も分かってない」という情熱の世界がある。

「自分は何も分かってない」という情熱の世界がある。

社会人になって間もなく、日本酒好きの父親の影響もあり、ぼくは日本酒というお酒が好きになった。

日本酒が好きになった頃は、『真澄』『菊姫』『大七』など、とってもメジャーで、その頃住んでた近所のスーパーで簡単に手に入る「ザ・日本酒」と言える銘柄ばかり飲んでいた。

日本酒のことなんて、全然分かってなかった。

どんな酒屋さんに行けば素晴らしいお酒を求めることができて、どんなお店に行けば素晴らしい日本

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楽しさは、楽チンの反対側にある。

楽しさは、楽チンの反対側にある。

昨年初めあたりから真剣に筋トレをしてます。

筋肉は裏切ることなく、鍛えた分だけ付いてきてくれる。これはほんとに素晴らしい。

もちろん食事管理に始まり、十分な睡眠と休養(筋トレ頻度)、正しいフォームやメニューの検討等々、筋肉をしっかり成長させる前提は色々とあります。

それら全ての努力が、「筋肉の成長」というわかりやすい形で目に見えるのは単純に嬉しいし楽しい。

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筋トレ

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