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間合いの見切りは護身術でも必要だから身体細分化の意識を持ちその感覚を磨く

今回は、対人で向かい合ったときに、相手からの意図せぬ暴力的攻撃から身を護るために、意識しておきたいこととそういう場面に備えてやっておいたほうが良いことを、ざっくりとお伝えしたいと思います。

剣道や薙刀にフェンシングといった武器術の試合や、空手やテコンドーやボクシングなどの打撃系の試合で重要視されているのが、対戦相手との闘いの距離を表わす間合まあいの存在です。

この間合いは、相手からの攻撃をギリギリで避けられて、自分からは半歩や一歩踏み出すだけで、相手に自分の攻撃技が届く間合いが理想とされているのですが、この間合いを見切ることができれば優位に立てるのですね。

そのために自分の間合いを知り、不用意に相手の間合いの中に踏み込まないことが、相手から攻撃されないための鉄則になるわけです。

これは護身術でも同じで危険が予測される場においては、いかにその間合いを計りつつ、相手からの攻撃を見切って防ぐことができるかが鍵であり被害を受けないことや、最小限の被害に留めることがもっとも大事なのですね。

この相手との間合いですが、武道や格闘技の経験者なら身体で覚え込むことができるけど、一般の人にとってそういう場面で、間合いを見切るということは簡単ではないと思います。

ただ言えることは、自分の身体が硬くなっていたり、凝り固まって筋肉も骨格もスムーズに動かせない状態のままでは、適切な間合いをとることができなくなるという点ですね。

どういうことかというと、自分の身体を細分化して認識できるように身体が動かせるようになると、相手の動きもわかるようになるのです。

具体的には、脊椎(背骨)から肩・肩甲骨、胸・肋骨・脇腹、仙骨・骨盤(腸骨)・股関節と、それぞれを細分化して捉えられるように身体を開発することで、人の身体の動きの状態も判別できるようになるのです。

これは、自分が出せる技のスピードであれば、相手の同じスピードの技は難なく見切ることができるのと一緒です。

単純に動体視力云々うんぬんの話ではなく、自分自身の身体を通して自身の動きを感知できているように、他人の動きをも感知することが可能になるのだろうと考えています。

要するに自分が使える技の切れ味・スピードを、自分で見切ることができるように、相手からの攻撃を見切ることができるということですね。

身体が極限まで細分化されるというのは、昔からの達人・名人と呼ばれていた人たちと同じ動きができるということであり、自分ができるところまでは見切りも可能だということに繋がるのではないかと受け止めています。

年を重ねて、身体が思うように動かなくなる・・・・これは、自然の摂理みたいですが、程度の差はあれ高齢になっても、キビキビと若々しい動きで活動しておられる人も存在していますよね。😄

この差、年寄りらしくしか動けない身体なのか、それとも年齢を感じさせない動きを保っていられるのかの差は、身体細分化の意識をどれだけ明確に持っているか、の差になっているのではないかと、そう感じているのです。

人の動きをつかさどるのは、両脇の伸び縮み(伸縮)・上体の丸め反り・上体のねじり(捻転)という3つの動きが基本になっているのですが、この3つを日常生活に取り入れて、身体細分化の意識を養成するといいですね。

毎日コツコツ。

目先の効果や成果に気をとられることなく、習慣化するうちに、気がつけば達人・名人級の身体細分化の意識と動きの質の次元が、驚くほど向上していることに気がつくことでしょう。

興味のある方は、こちらのマガジンを参考にしてください。


ってことで、今回は
間合いの見切りは護身術でも必要だから身体細分化の意識を持ちその感覚を磨く」という護身術でも必要な間合いの見切りと身体細分化の話。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

見切るのも  セルフディフェンス  のほほんと


<昨日投稿のサブアカの記事がこちら!>


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