クロード・レヴィ=ストロース著『神話論理』
弘法大師空海著『秘密曼荼羅十住心論』
この二冊を並べて読む試みです。
導きの系は「構造」と「曼荼羅」と、深層意味論(意味分節理論)
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2024年10月の記事一覧
感覚的経験的区別の間に過度な分離と結合の往復を引き起こして、マンダラ状の四項関係を描く -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(73_『神話論理3 食卓作法の起源』-24,M444 天体の妻たち)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第73回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」の「IIヤマアラシの教え」を読みます。
これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。
これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。
はじめにレヴィ=ストロース氏の「神話の論理」を、空海が『吽字義』に記している
夢、マンダラ、神話は心の表層の一番底(心の深層の一番上澄み)に浮かび上がる -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(72_『神話論理3 食卓作法の起源』-23, M439誤った選択)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第72回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」から「ヤマアラシの教え」にかけてを読みます。
ここではマンダラを観想することと、神話の語りを聞くことは、心の底の底において同じようなゆらぎ・振動を生むのではないか、ということを考えつつ『神話論理』を読みます。
これまでの記事は下記からまとめて読
ユング、マンダラ、共時性:ユングの論文「共時性:非因果的連関の原理」を読むーーユングとパウリの共著 『自然現象と心の構造』より
深層心理学で知られるカール・グスタフ・ユングと、「パウリの排他律」で知られる物理学者ヴォルフガング・パウリとの共著『自然現象と心の構造』を読む。
パウリの手による論文「元型的観念がケプラーの科学理論に与えた影響」については下記の記事で論じたので、今回はユングの手による「共時性:非因果的連関の原理」を読んでみよう。
「偶然」の世界・・偶然?必然?「共時性:非因果的連関の原理」の冒頭、ユングは次の