若手漁師を通じて気仙沼市の漁業と魚料理にふれたまちづくりカフェの夜
先週に続いて気仙沼English Cafeを楽しんだ。寝苦しい日々が続く中、思うように眠れず、結果的に開始時間から1時間以上が過ぎたタイミングでの参加となった。フリートークタイムのみ参加した形だ。
フリートークタイムでは、大船渡市に関する話を中心に行った。主に大船渡市のカフェについてである。本noteでも以前取り上げたカフェを紹介した恰好だ。
大船渡市は、質の高いカフェが少なくない。一方で立地面に難のある場所で営業しているケースが多いため、紹介する際に場所を伝えにくいのが悩ましいところである。そんなことを改めて感じる時間だった。
気仙沼English Cafe終了後は、煙雲館庭園へと赴いている。そのときの様子については上記の記事を読んでいただきたい。そしてこの日は、もう一つイベントがあった。
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まちづくりカフェ vol.21 〜若手漁師さんと話そう!〜参加レポート
2024年7月20日の17時30分から、スクエアシップにてまちづくりカフェの第21回が行われた。
気仙沼市内で仕事を行っている若手漁師と魚料理を囲んで話し合い、理解を深めるイベントである。若手漁師として、5名の漁師が出演している。5名中3名が移住者である。
石井 洸平 氏(ヤマヨ水産)
本イベントは、気仙沼まち大学運営協議会と一般社団法人歓迎プロデュースの2団体が主催している。前者はスクエアシップの運営を、後者は鶴亀の湯・鶴亀食堂を運営している。
鶴亀の湯・鶴亀食堂は、以前取り上げたみしおね横丁で営業している。いつか行こうと思いつつ、時間帯が合わずに行けていないため、改めていつか行こうと思った。
本イベントは、大きく分けて二部構成で行われた。第一部が、若手漁師5名の自己紹介(大喜利を添えて)である。出身地や漁師歴、漁の種類について、簡潔に紹介している。
各々が担っている漁の種類は、定置網や養殖など様々で、漁師という言葉で括られるものの各々が日々行っている内容は大きく違うことが参加者の関心を寄せていた。
大喜利が一つのテーマとして含まれていたこともあり、自己紹介は会場の笑いを誘う内容が多く、終始温かな雰囲気で進んだ。起床時間の話では、漁師だけに早朝に動き出す方々が多く、想像するだけで大変さが感じられた。
一方で、だからこそどれだけ睡眠を上手く取るか考えている様子や朝早くから仕事をするために日中は自由に動ける点が良いといった、ポジティブな話もあり、漁師という生き方について中々知られない話に触れられる機会だったようにも感じられる。
新鮮な魚や海藻を用いた料理に舌鼓を打ちながら漁師について理解を深める
自己紹介終了後は、『和夜我家』のすみれ氏、漁師の大畑氏、歓迎プロデューススタッフ、他協力者の方々による魚料理が振る舞われ、食事を囲んで漁師生活で行った出来事に関する話など、より深い話をする時間となった。
料理はバイキング形式で、お刺身や煮物などを各々取り分けて食べる形式である。メニューは以下の通り。
ワカメの酢の物(材料提供:蔵内之芽組)
イカと大根の煮物(材料提供:日門定置網)
イカゲソのネギ塩炒め(材料提供:日門定置網)
刺身[サワラ炙り、しめ鯖、トビウオ、メバル、ヒラメ、ホウボウ、タイ](材料提供:日門定置網、松島網)
ハモ蒲焼き(材料提供:石井氏)
牡蠣のホイル焼き(材料提供:ヤマヨ水産)
エイのみそ汁(材料提供:日門定置網)
ところてん、水羊羹(提供:石井氏)
野菜、その他野菜料理(材料提供:気仙沼まち大学運営協議会あすか氏)
これらのメニューを1,000円で頂けたのは奇跡のような破格の待遇であったように感じる。どの料理も素晴らしかったが、とくにエイのみそ汁が絶品だった。エイのコリコリとした食感も出汁の利いたみそ汁も、とても良く、飲みすぎそうになるほどハマる味だった。
ところてんと水羊羹は石井氏がテングサから作っており、多くの参加者が作り方などに関心を寄せ、熱心に話を伺った。テングサを集めるところからとなるため、とても難しいことが分かっている。一方で昔はところてんがおやつとしてよく食べられていたようで、その時代の話についても伺えた点に稀少さを感じた。
野菜スティックやホヤソースを和えたトマトサラダも筆者的には良く、満足度の高い食事を楽しめたように感じられる。トークでは、海に落ちた際の体験談やハモと穴子、養殖の話など、自己紹介では聞けなかった様々な話が飛び交い、笑いの絶えない温かな雰囲気を過ごせている。
まちづくりカフェ vol.21 〜若手漁師さんと話そう!〜では、ぬま大学関係者も多く参加しており、第10期生も数名参加していた。ぬま大学の講義日以外では中々会うこともなく、話す機会を持てないため、軽く話す機会が持てたのも良かった(気仙沼English Cafeで毎回会っている方もいる。こちらもありがたい)。感謝の多いイベントだった。次回も期待したい。
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