マガジンのカバー画像

【小5で不登校になった息子と私の成長記】

31
小学4年生の2月から完全不登校の息子。息子の鉄ヲタ活動や好きな事、そして母である私の気持ちを書いた記事などをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

映画「ぼくのお日さま」

映画「ぼくのお日さま」

日曜日の映画館は久しぶりだった。

安くて空いている平日の映画館が一番好きなのだが、今回は日曜日。張り切って電車を乗り継ぎ、家から少し遠くの映画館へ行った。

推しのライブも 推しのラジオイベントも ことごとく落選し続けていたのだが、先日めでたく「当選」の通知を受け取ったのだ。

チケットを発券してから、チケットに書かれたタイトルと日付けと上映開始時間を 何度も確認していた。
「映画『ぼくのお日さ

もっとみる
広い空と大地を感じて

広い空と大地を感じて

夫は仕事で忙しい。休日らしき日も出張やゴルフで不在がちだ。なので、家事・育児は基本「ワンオペ」というやつだ。

ただ一つ、夫の出張が多くて良かったと思うことがある。
それは、貯まったマイルで旅行が出来ること。

家族3人で北海道へ行ってきた。

お盆の帰省以降、不登校の息子より 私の方が随分と引きこもった生活をしていたように思う。
久しぶりに活動的に動いた。

北海道はもう秋だった。

何度も脳内

もっとみる
世の中なんて矛盾だらけ

世の中なんて矛盾だらけ

とある番組で、著名人の名言・格言を紹介していた。

「ひとつの言葉を大切にしなさい」というようなことを言う人がいた。

でもその後「ひとつの言葉にとらわれない」というようなことを言う人がいた。

朝ドラ「虎に翼」でいうところの「はて」だ。

二度あることは三度ある
三度目の正直

善は急げ
急がば回れ

言葉なんて矛盾だらけだ。人なんて矛盾だらけだ。世の中なんて矛盾だらけだ。

すぐに相談しなさい

もっとみる
子どもに「正論」はいらない

子どもに「正論」はいらない

私は、昔から人の話を聞くのが得意だった。
割といい聞き役だった。

たぶん、自分の感情や意見を一旦抑えることができるから相手が話しやすいのだろう。

たぶん、根底に「人間って色んな人がいて面白い」という人への興味があるから、想像しながら人の話が聞けるのだろう。

友人や姉妹のあらゆる話を聞き、そうかそうか、それは良かったね、そうかそうか、それはしんどいよね、と共感し、寄り添い、励ました。

同僚や

もっとみる
「競馬」と息子 その2

「競馬」と息子 その2

明日、夫と息子が一泊で出かける予定だ。夫の後輩3人も一緒に、新潟競馬場へ行くらしい。

ゲームをきっかけに競馬にハマった小学生…w

私も最初そうだったが、競馬を詳しく知らない大人から見たら「小学生にギャンブル??」と心配になるだろう。

案の定、帰省したとき姉に心配された。
そりゃそうだ。
ギャンブルではない部分の競馬の魅力を説くには時間がかかるし、たぶん伝わらない。

そんな時は「今は競馬場に

もっとみる
同じようでも同じ日はない

同じようでも同じ日はない

この季節、雨雲は突然わいてくる。
昔からあった。
夕立。

今は、ゲリラ豪雨と言うのが一般的か。
スマホで雨雲レーダーが見られ、何時頃に雨雲がやってくるか事前に分かる。
とても便利だ。

とはいえ、空が暗くなるのを見て雨雲をチェックするか、ニュースなどで近くに来そうだと知らされチェックするか、をしない限り、結局は突然だ。

昨夜は北関東に竜巻情報が出ていたのは知っていたが、南の私は油断した。
突然

もっとみる
10歳がすべて企画した「青春18きっぷ」の旅 2023夏

10歳がすべて企画した「青春18きっぷ」の旅 2023夏

天気にも恵まれ、海あり、山あり、トラブルあり、息子の鉄道愛溢れる素敵な旅だった。

一番に思い出されるのは、「次は本数が少ないから逃せない」「次は長距離だからBoxシートに座りたい」という理由で、階段前に一番近いであろうドアの横でずっと立って揺られていた息子の姿だ。

10歳、闘志あふれるいい顔で立っていた。

初めての「水上(みなかみ)ダッシュ」に備えて…

1、旅のきっかけ

青春18きっぷ、

もっとみる
普段交わることのない人たちに思いを馳せながら…

普段交わることのない人たちに思いを馳せながら…

高速バスにて長野へ向かう旅。

新宿へ向かう電車内。

ある男性の、とても大きな独り言が車内に響いた。まわりに緊張感が漂う。
いや、私が緊張しているだけか。

その大きな独り言は、よく聞いていると同じようなことを繰り返していた。

以前読んだ記事、ASDで知的障害の子を持つ親御さんのお話の中で、以下のように書かれていたのを思い出した。

私は電車内で読書をしていたが、その男性の声が気になり本の内容

もっとみる
息子のおやつは499円!!

息子のおやつは499円!!

修学旅行のおやつ「500円以内」

自分が子どもの頃、遠足や修学旅行のおやつをどうやって準備していただろうか。母からお金を貰い、友達と近所の駄菓子屋へ買いに行った、はずだ。

友達や姉妹と駄菓子屋に行くのは楽しかった。
狭くて薄暗い店内、おばさんの笑顔、50円玉を手に30円の棒アイスと10円のお菓子2個をどれにしようかと選ぶ、そんな幼い自分が愛おしい。

大人が駄菓子を見て楽しい気持ちになるのは、

もっとみる
学校とは、義務教育とは、勉強とは、自分なりに考えてみた結果…

学校とは、義務教育とは、勉強とは、自分なりに考えてみた結果…

息子が不登校になり、「義務教育」とは何か、なぜ「学校」に行くのか、「勉強」とは何か、「学び」とは何か、などと、否が応でも考える事となった。

息子はどうやっても学校に行かない(行けない)し、どうやっても勉強をしない(したくない)のだから。
じゃあ、どうしたら良いのかと。親は何をしたら良いのかと。

(ちなみに、子どもが不登校になったら、まずはしっかり休ませ、今までの頑張りやしんどさに寄り添い、健や

もっとみる
「私は毒親ではない」と思っていたことが「毒」だったのだ

「私は毒親ではない」と思っていたことが「毒」だったのだ

私は毒親ではない。
私の両親も毒親ではない。

私はなかなか良い子育てをしてきた。
息子に何かを強いてはこなかった。

なかなか良い妻で、なかなか良い母だ。
平和な家庭を築いている。

良い子に育てようと子どもをコントロールしていなかったか??と問われたら、していない!と以前の私なら答えたはずだ。

でも、今は答えられない。

無自覚だから怖い。
怖すぎる。

息子が不登校になった初期、なぜ私が、

もっとみる
読みまくった日々…

読みまくった日々…

息子の不登校は、突然やってきた。

とある出来事をきっかけに、五月雨登校などもなく、わずか数日で完全不登校に突入した。

息子は荒れに荒れ、落ちに落ちた。小学生にして「しにたい」「早く楽になりたい」と泣き、食事も睡眠もままならず、
一人になることも、外に出ることも、誰かに会うことも、完全に拒否だった。

そして夫は単身赴任、実家は遠方。

身動きがとれない、不安でたまらない、どうしたらいいか分から

もっとみる
息子が修学旅行に参加しようとしている…

息子が修学旅行に参加しようとしている…

私は、もう息子に任せている。

学校での勉強も、各種イベントも、親としてはすべて手放した。サポートはするが、息子が決めて動くのが一番良い。

不登校といっても本当に人それぞれ。
人生もそれぞれ。

完全不登校1年3ヶ月。

その間、放課後先生に会いに行ったの2回、オンライン授業参加2回のみ。

繋がっている(たまに遊びに来る)友だちは1人。

そんな息子が、修学旅行に参加するつもりでいるようだ。参

もっとみる
私のあるある…

私のあるある…

このnote、

下書きが、30件程たまっている。

ブログやTwitterもそうだった。

書き始めると書きたいことたくさん出てくる。
書いていない時でも、頭の中でたくさん書いている。

手が追いつかない。
整理が追いつかない。

自分の中でまとまって、気持ちが消化されて、まあまあ満たされて、結局書きかけで保存…(笑)

そんな自分も嫌いではない。

よし!!

若林さんの真似事でもしてみるか。

もっとみる