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【小5で不登校になった息子と私の成長記】

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小学4年生の2月から完全不登校の息子。息子の日常・活動・好きな事、そして母である私の思いや気付きを書いた記事などをまとめています。
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記事一覧

行動が本心

行動が本心

だってさー

目が痛いんだもん
肩がこるんだもん

時間がないんだもん
集中が途切れちゃうんだもん
そういう性格なんだもん

でもねー

生きていけるんだよ
やらなきゃいけないことはやるんだよ

noteの下書きが150件を超えようと
締切があるから何とかするんだよ
書きたいんだよ

不登校について知識を深めているときに、「行動が本心だ」という言葉を見つけた。

これは本当だと思った。

明日はい

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お蕎麦屋さんでいただいた大切なもの

お蕎麦屋さんでいただいた大切なもの

静かな店内。お皿が重なる、蛇口から水が出る、「後ろ通りまーす」の優しい声、忙しいようで穏やかにマイペースに働く厨房の音がBGMだ。

背中越しなのに、2メートル程しか離れていない厨房での二人の姿がよく見える。向かいに座る息子と、カウンターに座る一組のお客しかいない。11:30に開店したばかり。
女性が湯飲みに入った温かいお茶を運んできてくれた。懐かしい雰囲気をまとったポットも一緒だ。少し前、息子に

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5年後にまた書こう!!

5年後にまた書こう!!

間違いなく、あっという間に来る。
5年後、息子17歳。

「17歳」というお題を見た瞬間、森高千里がミニスカートで歌っている映像が頭に浮かんだ。

万華鏡の他の方の記事をまだ読んでいない。締め切り後にまとめて読むようにしている。が、恐らく同じような映像を思い浮かべた方がいるはずだ。

そして、森高千里の「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」を一通り脳内で流したあと、尾崎豊の魂の叫びも一通り流し、自

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バカになればいい

バカになればいい

「バカ」になれたら、「鈍感」になれたらどんなに楽だろうか。

自分が真面目だと思うなら、自分が真面目で苦しいと気付けたら、自分がこうありたいと思う方へ進もうとすると辛いと気付けたら、

今ある価値観を取っ払い、不真面目(バカ)になり、こうありたいと思っていた方向とは違う方向へ進んでみたらいい。

全く違う方向でもいい。
45度くらい少し斜めの方向でもいい。

新しい面白いものが見えてくる。
新しい

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ないものねだり

ないものねだり

週5で働く。

働いて、食べて寝てうんこする。たまに本を読み、音楽を聴き、休日には映画館で好きな映画を見る。
そんな生活。

一人分の洗濯物を干し、一人分の食事を作り、一人分のゴミを出す。
そんな生活。

たまに夫と連絡をとり、たまに息子と会い、たまに姉妹と旅行にいく。
そんな生活。

使わなくなったオモチャやホコリの被ったゲーム機のない、山積みのゴルフウェアや渡しそびれた手土産のない、片付いた部

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大雪とか山火事とか地震とか

大雪とか山火事とか地震とか

実家の母から写真が届いた。

岐阜県でも、白川郷などのある飛騨地方ではなく、ほとんど雪の降らないわりと南。

それでも夜中の短時間でこれだけ積もったよう。

人なんて本当にちっぽけで儚いもんだ。
大自然には抗えない。

今日も私は、宇宙の、地球の、日本の、関東の、この場所で、大自然に生かされる。

遠くで闘っている命に思いを馳せながら、今日もパソコンに向き合う息子の背中をチラ見しながら、家事をこな

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「秘密基地」と「ネットリテラシー」

「秘密基地」と「ネットリテラシー」

子どもには子どもの ワクワクする世界がある。
私にもあった。

いや、今でもある。
他人には簡単に説明のできない、したくない、大切な世界がある。

一人で映画を見に行ったときに、夫から「何見てきたの?」「面白かった?」などと聞かれるのが嫌だ。凄く嫌だ。本当に嫌だ。

夫は、何気ない夫婦の会話くらいに思っているだろうが、自分の大切にしている時間や感じた事を根掘り葉掘り聞かれたくないし、聞かれても簡単

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「おめでとう」

「おめでとう」

あけましておめでとうございます🎍

元気に新しい年を迎えられることは、本当に有難いこと。

それぞれのゆく年くる年があったことだろう。
日本のあちらこちらで、世界のあちらこちらで。
きっと良いばかりではない。

ただの人である私が、すべての人に寄り添うのは難しい。でも心は寄せていたいんだ。

今年の抱負なんてものはない。

だけど、昨年よりも少しだけ多く、自分の内にある想いを「言葉」と「行動」に

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「競馬」と息子⑤ 有馬記念予想パーティー

「競馬」と息子⑤ 有馬記念予想パーティー

「えーーーーー!!!」

リビングで思わずデカい声出たさ。まさかの、ドウデュース出走取消。まさかだ。

息子が「うちのテレビってBS見れる?」と聞くから何かと思ったら、有馬記念の枠順抽選会の中継だった。
一緒に見たのだ。
開始早々、長澤まさみが一番最初にドウデュースを引き当て、さらに調教師が2番を引く。

もってる!!
もうこれは固い!!
引退レースだし、ドウデュースを軸にで間違いないなと思った。

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大切なことを伝えたいときは画集を渡そう…

大切なことを伝えたいときは画集を渡そう…

若林が春日に叫んだ。

「色んなアニメや作品の伝承のシーンを思い出してみろ!!話が長かったやつがいるか?!」と。

伝承
・伝え聞くこと
・ある社会や集団の中でのしきたりや信仰、口碑、伝説などを受け継いで後世に伝えてゆくこと

高木ブーの画集が気になり先ほど検索はしてみたものの、私は「ブーの画集」よりも「若林の言葉」が気になりラジコでリピートした。

子育てや教育も同じだ。話が長いのはダメだ。

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「落ち葉」と息子

「落ち葉」と息子

昨日は風が強かった。
部屋のベランダから見える桜の木は、もう数えられる程しか葉がついていない。
駅までのイチョウ並木は、もう6割の子が裸になっていた。天気はいいが寒そうだ。歩道はあたたかそうな黄色い絨毯。

落ち葉を見ると思い出す。

昔、大通り沿いの歩道を散歩していたときに、息子が真っ赤な落ち葉を見つけて立ち止まったのだ。
息子、小学2年生。

そしてその場で仕上げたのが、これ。

葉っぱをお皿

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「おすすめ」を手にとるかとらないかは 自分で決めていい

「おすすめ」を手にとるかとらないかは 自分で決めていい

「おすすめ」「人気No.1」「効果がある」「どうやらいいらしい」など、世の中にはたくさんの「おすすめ」がある。

息子が不登校になりメンタルがやられていたときに、「不登校からの回復対応は、回転寿司みたいなものだ」という話を見たことがある。

学校を休み塞ぎ込む子どもに対して、様々なネタ(いわゆる選択肢)を流す。回転寿司のようにただ流す。何のネタをとるか、どのタイミングでとるか、そもそもとるかとらな

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「ハンドクリーム」と息子

「ハンドクリーム」と息子

乾燥の季節だ。
48歳にもなると、本当に分かりやすく感じる。

顔も手も、お肌全体に水分が足りていない。
めちゃくちゃ乾燥している。

昨日突然 小6の息子が「お母さん、なんかオレが使えそうなハンドクリームってある?」と言ってきた。

おお、お前も乾燥が気になるのか…
いっちょまえだな…

そう思いながら、もう5年程リビングの端が定位置になっているハンドクリームを息子に紹介した。

たっぷり容器に

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「予防接種」と息子

「予防接種」と息子

先日、息子が最後の予防接種を打ってきた。
やっと終わった。

小児科で「これで終わりですね、お疲れさまでした」という言葉と共に 母子手帳を受け取った。

感慨深い。
お疲れさま息子!!お疲れさま私!!

思えば色々あった。

最初は本当によく分からなくて、乳児期からこんなにも打つのか?なんという面倒くさいんだ!と嘆きながら、それでも息子の命に関わることだからと頑張って調べ 理解をし 予約をとり 連

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