ヨシダクルミ:真澄屋店長

千葉県流山市平和台にあるオーガニック八百屋【真澄屋/カフェおおきなかぶ】の店長。

ヨシダクルミ:真澄屋店長

千葉県流山市平和台にあるオーガニック八百屋【真澄屋/カフェおおきなかぶ】の店長。

最近の記事

マサちゃん(母)の話

先日、友人に何年かぶりに会った。 友人は今年に入ってお父さんが往生されたようなんだが、心境を聞くと「自分は父親に手のカタチや性格や、たくさんのものを譲ってもらっているからか、墓を見てもそこに居る気が全くせずにまるで自分が墓標のようだ」と言ってたのがとても面白かった。 ふと自分の中に親の姿を見る時って、去ってからだとまた違う気持ちになるんだろうな。私はマサちゃん(母)の墓標には、確かになりそうだなとふと思ったりした。 久々に会った彼女は私より一回り?以上歳が上で、不登校で全く

    • なんでか隠れてしまっている個人的おすすめ商品の紹介をしてみた。

      東北では霜が降り、北海道では初雪が降ったというが、流山ではカーディガンやパーカー一枚羽織る程度の季節がやっときて心が躍っている最近である。(と思ったら急激に寒い日がやってきて、混乱) 夏がとにかく苦手なので、やっと暑い時期を乗り越えて涼しくなると気が付かない間に浮かれているようだ。 気が付いたときには少ない休みたちには予定が次々と入り、開催の合図も聞いていないのに自分との体力勝負大会が開かれていて、慌ててどこかで帳尻をあわせるということばかりやっている秋が来て、そして冬の背中

      • 栗の渋皮煮格闘記’24

        小さい鏡、大きい鏡の話 先日友人と吞んでいるときに、ふとお互いの第一印象そして現在の印象を話すことになり、その子が「あなたはべつに何も隠していたり閉じているわけではないけれど、気が付くとあれ?!こんなところにも扉あったんだ?!みたいな感じでダンジョンを進んでいくように下に階が続いていて、一階ごとに扉やらを探していくみたいな、ちょっとづつ会話を深めていくとまた新しい扉を見つけるような感覚がある」と言ってくれた。 以前別の子には、「こちらは分厚い防御壁で人との境界線を分厚くひ

        • 万病を治す 冷えとり健康法 を読んでみた。

          ハエとりを持って自信満々に街を闊歩するために必要なのは、一点の曇りもない迷いのない瞳と俯瞰しない心かもの話 先日推しているアイドルのお誕生日があったので、誕生日にかこつけてなにかしらをしたいというオタクの勝手な衝動が働いた。 もう長い事アイドルのオタクをし、同じ推しを推し続けているが、毎年お誕生日を祝うためにケーキを食べるわけでなく、なんとなく気分がノると思い出したようにケーキなどを買ってわいわいする(孤独に)ということをやっているが、今年はなんだか気分が高揚しているので盛

          「食べる場所の空間論」を聞きに行ってきた

          マサちゃん(母)が店で一匹400円の秋刀魚を食べるとき、家ではアチくん(父)が3尾425円から25%値引きされた秋刀魚を食べていたという事実はなかなかアチくんには伝えられない話 去年の秋から縁があって、店の前まで毎週水曜日に銚子から魚の引き売りに来てくれていたおじさんが仕事を辞めるようで、今日が最後の引き売りの日だった。 いつも押しの強いおじさんだなと思いながらも、出不精なマサちゃん(母)とわたしの性分と、肉類をなるたけ食べない妹(看護師)の存在により、おじさんが売ってくれ

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          きみのお金は誰のためを読んでみた

          最近ふわっとお客さんからこのnoteというかブログというか(note/ブログと称することにうすら恥ずかしさがある人間)(なんの恥ずかしさなんだろうね?!知らんがなの一人応答)、インスタグラムのことを「見てますよ~」って言ってもらえることがたびたびある。 あれね、本当にありがたいんですよね!ありがとうございます!本当に! 私は今までほとんど日記程度しか文章を書いたことがない人間なので、自分の文章が良くかけている自信は正直一つもない。 自信は一つもないが、2人しか働い従業員のい

          きみのお金は誰のためを読んでみた

          オーガニック食品店店長の食生活の実態

          近況の話 最近アチくん(父)のお米が出来てきたので、久々に写真でも取りに行ってみるかなと思って田んぼに行ってきた。 久々に行ってみると場所が変わった田んぼが見つけられず、大きな壁のようにどこまでも続く物流倉庫にさえぎられて随分先まで進んでしまったらしい。 やっと着いたアチくん(父)の田んぼの近くに、車から降りて寄ろうとするも田んぼの入口に高い草が結界のように生えていてなんかちょっと立ち寄ってはいけない雰囲気すらして面白かった。(まあ普通に雰囲気だけでなく物理でもブロックされ

          オーガニック食品店店長の食生活の実態

          陰陽調和 料理で健康 を読んでみた。

          知ってた?ぶどうってコンポートを作るときに湯剥きするとつるっと皮が剥けるって。 散々同じ方法でミニトマトを湯剥きしたこの夏だったのに、そんな応用編の発想が全く沸かず四苦八苦して、売れ残った巨峰を大事に食べようと剥き終わった後にコンポートの砂糖の分量を見るために料理サイトをのぞいたとき、そう書いてあったのを何とも言えない気持ちになって見た。 ああいう時の徒労感ってばなんとも愛おしく思える。あほだな~~自分!と思う時の、無駄な時間を過ごしたことへの愛おしさ。 いいよね、難しいも

          陰陽調和 料理で健康 を読んでみた。

          苦し紛れの梅仕事’24 続 +らっきょの話

          言い訳をする話 私はわりと仕事って暇に楽に働いてんな~って自分のことを思っていたけれど、なんだかんだ何かと仕事をしていたらしい。 毎週書くのってなかなか大変だね?!?!(当り前田のクラッカー) どちらかというとギリギリでいつも生きていたくないし、待たせるより待つ方が好きな派なので、毎週の更新の期限を投稿前の週と決めていて、自分が書いたものを全然読み返したくないから妹(看護師)に編集を頼んでいるのでそれへの時間も考慮して毎週書いてんだけど。 あの、だらだらとなんかしゃべってん

          苦し紛れの梅仕事’24 続 +らっきょの話

          手前梅干し仕込み’24

          飛ばしていい近況の話 今の私は、ここ数ヶ月ずっっっっっっっっっっっっっと楽しみにしていた推しアイドルのコンサートを終えてほぼ中身の伴っていない、器としての私です。器が一応動いているにすぎません。魂は置いてきてしまいました。声と共に置いてきてしまいました。うわ~~~~~~~~~~~~~んたのしかったよおおおおおおおおおおおお~~~~~~ 祭りは終わるから楽しいのであるけれど、終わることが惜しいからこそ特別なんだけど、いつまでもあの空間を何度だってかみしめて、またいける日を夢見

          手前梅干し仕込み’24

          暑さ対策って有機食材をたべることかも

          暑い。全然暑い。なんか慣れてきたな、夏!とか思ったけど、慣れてきたななんて嘘だわ、ごめん、生意気いった。ごめん、ゆるして。ゆるしてって。ゆるして~~~~~!となる8月末の今日この頃。 駿アニメにおける少年少女の身体能力の高さって怖いよねの話 夏休みがそろそろ終わる時期だなとカレンダーを見ていて、こういう風に暑い日が続くと小学生の夏休みにBSで流れている〈未来少年コナン〉を食い入るように見ていた頃を思い出す。 未来少年コナンの冒頭にはいつも恐怖をあおるBGMと共に、「世界が

          暑さ対策って有機食材をたべることかも

          オーガニックって「身体に良い」もの?

          以前ラジオで作家がおすすめしていた本「村に火をつけ、白痴になれ~伊藤野枝伝~」を、最近読み始めた。なんだかハチャメチャだというから、なんだかハチャメチャな人の話読みたい~~!と思って読んでたら想像の5倍ぐらいハチャメチャで、面白すぎてしびれている。そもそも伊藤野枝とパートナーだった大杉栄との間に出来たお子に対して、「ゥチら皆に悪魔!悪魔!言われるから、悪魔の子で魔子(マコ)だね!」と名付けたエピソードがパンチが強すぎて一生笑ってしまう。(両親の死後、魔子は真子へと改名している

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          はじめまして病理学を読んでみた

          8月に入ってから、なんとなく暑さに身体が慣れてきたように思う。 車のエアコンがほとんど機能していないけれど、来年の7月の車検の前に車を買い替えようという話に大方決まったので地味に金額のいくエアコン修理は未定の先送りとなり、窓を開けたまま配達であちこちを走り回る日々だ。 7月半ばに走っていたら30分乗ってるだけで軽度の熱中症になっていたのに、いまは2時間走っても「まあ、暑いくらい大したことないな~~」と汗をぼたぼたと流しながらも余裕の顔をしていられるようになった。 人間の身体っ

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          家庭でできる自然療法を読んでみた

          先月の売り上げを月末で閉めたところ、先月もばっちりと大幅に売り上げが落ちていたことが明確に判明したと同時に、取り扱いの問屋の酒屋さんから<9月で送料の見直しです>とのFAXが届き、絶叫した。 メーカーの営業さんが日中に来られて挨拶したばかりだったので、「…あたくし、(店畳んでも)メーカーならもしかして就職できるんじゃない?」とマサちゃんにいうと、「あなたに会社勤めは無理」と一蹴され、また泣きながらPCに向かっている本日である。 悩みがあるときは、己同様に悩みがありそうな人

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          ぼんくら二代目が店をつぶさないための努力

          ある日の一日の売り上げが855円だった。2万円に達してないとお客さんあんまり来なかったね…となるのに、855円。大雪の日にお客さんが2人な日も伝説になってるのに、普通の日に更新しちゃった。最悪が更新されちゃった。ちと本当にヤバいかも… ということで、このままじゃせっかく父がリアカーで有機野菜の引き売りをして始めた八百屋を、母が継いで必死に42年続けているオーガニック店を、継いでたった5年ぐらいでこのぼんくら二代目の娘こと私、ヨシダクルミが潰してしまうことになってしまいそうな

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