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万病を治す 冷えとり健康法 を読んでみた。

ハエとりを持って自信満々に街を闊歩するために必要なのは、一点の曇りもない迷いのない瞳と俯瞰しない心かもの話


先日推しているアイドルのお誕生日があったので、誕生日にかこつけてなにかしらをしたいというオタクの勝手な衝動が働いた。
もう長い事アイドルのオタクをし、同じ推しを推し続けているが、毎年お誕生日を祝うためにケーキを食べるわけでなく、なんとなく気分がノると思い出したようにケーキなどを買ってわいわいする(孤独に)ということをやっているが、今年はなんだか気分が高揚しているので盛大に(当社比)やりたくなったわけだ。

だからインターネットでよく見るような「推し」のお誕生日お祝い写真を撮りたい!と思って、何年かぶりに市内のお高めなケーキ屋さんに行ってきた。マサちゃん(母)の、「あるよ?!生クリーム。つくればいいじゃん、ケーキ。(倒置法)」という声を振り切って。
違うんだよ、味は美味しいことは確定していても、今は自分では作れない派手なケーキが食べたいんだよ、ということをぼやきながら。

久々に行ったケーキ屋はもともとご立派だなと思っていたお値段がさらにご立派なことになっていたが、そのために働いているしな!と思って&ケーキ屋に行ってケーキを一つだけ買えない性分なため余計にケーキを買った。
全部でフルーツショートケーキとチョコレートケーキとモンブランとミルフィーユ。あとカヌレも2個。
身内で必要なほどには少々足りず、でも二人(わたしとマサちゃん(母))には多い、そんな量。

大満足感で心が満ち満ちながら店を出ると、マサちゃん(母)からついでにお使いをしてきてくれという旨の連絡が届いていた。
「ハエとりも買ってきて」つて。

ハエとり。そう、ハエとり。頼まれたので颯爽とハエとりを探し出し、かわいいお高いケーキを抱えながら購入。そして、ハエとりをむき身なまま片手に持ち街を闊歩する。う~~~ん、ギャップがすごい。映えと生活。
そういう人生も嫌いじゃない。でもどうやったらお洒落に生きられるのかわからないなと思いながら帰った。
ちなみにケーキは自宅に唯一存在する謎の変な絵が描いてあるデカい皿に載せて(自宅で物を基本あまり食べないので食器がない)、その周りを推しの写真で囲んでみたけれども別にお洒落な写真は撮れなかった。
そのうえ、普段自室で物を食べないのでテーブルも何も皿を置ける場所がなく、引っ張り出してきた踏み台の上に置いて食べた。
あの、どうやったらお洒落に生きられるんですかね、本当に。(何万回目のぼやき)

さて食べてどうなったというと案の定むちゃっっっくちゃに胸やけをした。びっくりした~~~~~!あ、あま~~~~~?!?!?!えっケーキ2個(お誕生日の推しが二人いるから)ってすごいね〜〜〜!?!(半分づつ同居人に食べてもらったけどそれでも)白砂糖って、甘いな~~~~~!!!自分で作ったらよかった~~ままならないねえ~~~~



なんとなく本題に入る前の枕を入れた方がいいかもと思って入れている近況報告がだんだん長くなっていることには気が付いている話


はい、さて今回は 進藤義晴さん著の〈万病を治す 冷えとり健康法〉を読んでみた。


冷えとりの本読みながらビール飲むなよ

食養も体操も温活も冷えとりも膣トレも全部繋がってるよねの話

先に言っとくけども、解決方法までたぶんたどり着かない。そもそもなぜ〈冷えていることが万病のもとなのか〉という話が面白すぎたので、たぶん引用で終わるので読んで!!
これはみんな読んだ方がいい!!それが一番早い!!
なんたってこれ、いままで色々食事で健康になるための本とか読んでいたけれど、これが一番そもそもの基本になる気がするのでね!
なぜ冷やしちゃいけないのか、なぜ食べ過ぎるとよくないのか、なんでジャンキーなものが食べたくなるのか、なんで病気って急に現れるのか、ほとんど〈冷え〉の話で説明できるようになるから。(多分ね)

ちなみにこの本は著者の方が1923年に産まれ、1988年に初版になっている本なので勿論全部が全部超納得!超最高!というわけではない。
でも、なんでもそうだけども、面白いと思うところはおもしろがって、合わないなと思うところはふ~んって流せばいいだけの話なので、そんな感じで是非に読んでほしいな。


西洋医学と東洋医学、両者の良いとこだけをうまく使いたい話

さて、著者の方はもともと耳鼻科医をされていたんだけど、たくさん患者を診る中で何度診てもどうにも治りが悪いな…と思う患者さんが時々いて、その人たちがどうにか治る方法はないのかと試行錯誤した結果、「西洋医学は局部(悪いところの部分だけ)をみるから治りが悪いのか!」ということに気づいた。
そう、西洋医学(現代の普通の病院や一般的な医学)は対処療法が基本なんだよな~。
その部分が痛いから治す!ということへの速さと対処の方法はすごいんだけれど、まだ病気に至っていない”未病”の状態への対処は難しいことが弱みで、対して東洋医学は部分ではなくで身体の全体を見る。
身体全体を見て、何に病気の原因があるのかを見て、時間をかけて本人の自然治癒力を高めて、不調を根本から整えることを目的とする。

だから病を見る視点が全く違うので、〈すぐ〉治さなきゃいけないのなら、病院に行き、その後また再発なり別の病気にならないように〈予防〉するためにやるのが東洋医学/冷えとりなんだと考えてもらえたらいいかなと思う。

そもそも〈冷え〉がなぜ万病のもとなのかというと、それは身体って全部繋がっているからである。
少々繰り返すようだけども、腰が痛けりゃ整体に行き、目が痛けりゃ眼科に行き、お腹が痛けりゃ内科に行くが、その実、身体はいろんなものが繋がっていて、一番の表に出てくるのは結果であって、それには原因があって、その原因ができるまでにはまた原因があって、というのを遡っていくと、そもそも〈冷え〉ていることから始まっているよねというのが、この本の基本的な考え方である。

風が吹けば桶屋が儲かるのと一緒だね。まんじゅうが怖いのと一緒だね。(ちょっとちがうだろ)

全人類、皆基本〈冷え〉ている話


では〈冷え〉とはなんなのかというと


下半身、とくに足首から下が低温で上半身が温かい状態を「冷え」と言いますが、これは相対的なもので、足元を温かくしていても、上半身をそれ以上熱くしていれば「冷え」の状態にあることになります。
夏でも〈冷え〉るのは、足元が寒いわけでなく頭・上半身が日光などの高温にさらされ、そのため相対的に〈冷え〉てしまうことが原因なんです。

なるほど…?!

私たちの身体をサーモグラフィーで見ると、例外なく上半身は温度が高く
(心臓を中心に37℃前後)、
下半身は低く、特に足元は31℃以下になることが確かめられています。
なので、人間は誰でも〈冷え〉の状態にあることがわかります。

なるほど~~??

では冷えるとどうなるかというと、

〈冷え〉つまり低温によって血管が縮んで、心臓から全身に血を送り出す量が少なくなったり、送り出した血が役目を終えた後(酸素や栄養を各地に配るお役目)心臓に帰ってくるわけだけれど、それが心臓に中々入れずに渋滞したりする、ということが起こります。いわゆる、「血の巡りが悪い」という状態ということになるわけです。
血液は体全体の細胞に栄養や酸素を届けていらないものを運び去る仕事をしているので、血の巡りが悪い状態が長く続くと、必要なものは来ないし、いらないもの・有害なものも出てかないので細胞の機能が低下したり狂ったりしてきます。
こんなことが内蔵の中でも起こるので、内臓機能の低下を起こすだけじゃなく、病的物質を産み出したり、免疫力が落ちたり、潰瘍が出来たりするのにつながるわけです。

※この辺のことがもっと詳しく知りたかったら「市原真著/はじめまして病理学」がおすすめですよん。

だからと言って血の流れが悪くなれば、すぐさま目に見える病気になるわけではなく、身体というのは自然治癒力という、常に正常な状態を保とうとする機能があるわけだ。
けれどこの機能は万能じゃなくて、〈冷え〉があると働きが弱められたり、狂ったりするんですわ!

〈冷え〉があると、全身の血管はいつでも平均して少しだけ縮んでいます。これによって自然治癒力に狂いがでて、主に「食べすぎ」、その他健康を損なう生き方がしたくなります。(お酒やらたばこやら)
この過ちが〈冷え〉を増強して病気の悪循環を引き起こしてゆくわけです。
〈冷え〉が強まってくると血管は部分的に比較的強く縮み、時によっては数秒から数分間「けいれん」を起こして血行がほどんど止まるほどになります。
また「食べすぎ」で出来たコレステロールが血管壁にたまる量も、場所によって差があります。身体のどの部分、どの内臓にこのような強い血管の移乗が出来るかによって、病気になる場所が決まってくるわけです。

な、なるへそ~~~知ってたが、冷え?!冷えによって起こされるんだそれらは?!

ちなみになんで女性の方が〈冷え性〉を訴えることが多いのかというと、そもそも、

冷えによって血液の循環が滞ると、古い血がいつまでも出ていかない場所が随所に発生します。そうなった血液には、新しい温かい血液(動脈血)が充分に送られてこないので、その部分の温度が下がり、冷たくなってくるのです。こと、手足は体積に比べて表面積が大きいので体温の発散が激しく、胴体(胴や頭)に比べて早く冷たくなります。

手足の次に〈冷え性〉を感じることが多いのは下腹部です。これは胴体は内臓が活動に伴って発散する熱を受けるので冷たくなりにくいのに対して、下腹部は内臓が少ないうえに、最大の大きさ、そして熱さを持つ肝臓から離れていることが原因です。

しかも手足は終始動かされるので物理的に強制されて血の循環が行われますが、下腹部はあまりそういうことがないので、一度冷えると更に血の巡りが悪くなり、ますます古い血が出ていきにくいということが起こります。
特に女性の下腹部は子宮や卵巣があり、男性の下腹部よりも構造が複雑なのでより古い血が溜まりやすい(冷えやすい)わけです。

ちと引用しだせばあまりにもきりがないのだけれど、読んでて思ったが……これよっぽど気を付けてなければ、現代人大抵冷えてんじゃね?というのが私の中の結論でした。
でもねえ、結構〈冷え〉ていることに気づかない人って多いかも。それほどに〈冷え〉ていることが当たり前になっているから、異常な状態が通常になっているからなんじゃないだろうかな?と。

簡単〈冷え〉診断の話



簡単な自己診断があったので、以下のものを読みながら自分の身体を思い返してみてくださいませ~~!

・冷房/暖房がどうにも苦手 
・丼もの/麺類を食べると鼻水が出る
・のぼせやすい
・暑がり
・直射日光が苦手
・熱い風呂が好き

寒がりの人や汗が出ない人は上記にあげたものよりも重たい冷えを抱えていると思ってくださいませ!!

なので、冷え性と自覚している人は超々冷えている、つ~~ことなんだね??!ひえええ~~~


「冷え性」と自分で感じるほどに冷えがひどくなっているのであれば、身体のあちこちの血の巡りが悪く、内臓の調子が落ちているので、機能低下した内臓に関連した症状が併発してくるってわけ……
「冷え性」の人が頭痛や肩こりにも悩みを抱えるのは当たり前なことなんだって~~~~~


な~~る~~~~ほ~~~ど~~~~~………どおりで、年中レッグウォーマーを手放せないわけだ………

いくら食べ物を気を付けていても、どうにも疲れやすいとか身体が重たいと思っている人、そうでもない人、病気になるのめんどくさすぎるほど忙しい人、これは全員冷え対策、したほうがいいかも~~~!!!!!と思った今回でありました……
わかったかしら?!?!?!

引用が多すぎて大変申し訳ないが、これは~~大体の人が思い当たるものがあるのじゃないかしらと思える事柄ばかりなので、ほんとうにおすすめの一冊です。ぜひに!


ちなみに本の中では自分の血流をバシバシ流して冷えを取っとくと、寒い時でも湯たんぽ程度でいけますよ!自分を温めるのに外的なものはあんまり使うのもよくないって書いてあったけど、先日急に寒くなった日に「やっぱり冬って、寒いのかも?!」と冬の寒さを思い出して慌てて注文した電気敷毛布が届いたので歓喜しているわたしである。ままならないねえ~~~!


次回予告の話

さて次回は渋皮煮奮闘記’24 です~~!
毎年毎年作るけど、毎年毎年作り方をわすれるので、毎度毎度検索して、でもなんとなく知ったかぶりで作るから毎年なにかしらの試行錯誤をしてしまう回です!

それではまたねえ

何かしらあればこちらでも

いついかなる時も何を書こうか悩んでおりますので、なにがしらの質問や読んでほしい本などあればなんでもどうぞ!という気持ちで、お題箱おいておきます。よろしくね
なんでもどうぞ (@masumiya_kabu) | お題箱 (odaibako.net)


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