記事一覧
DEATH STRANDING│よもやまぷれい日記vol.1
【告知】
■よもやまぷれい日記vol.1 - vol.2 近日配信予定
筆者が直近でプレイしたゲームを中心に、プレイフィールを中心としたぷれい日記を公開予定です。
ゲームの演出やゲーム性、グラフィック、UIなど感じたことを素直に書いていきます。無料範囲では物語のネタバレをしません。ただゲーム性やゲームバランスについては多少のネタバレがある場合があります。
ゲームをクリアしてから記事を書くので、
2021/02/17_ぜつぼう
人間の絶望は、理想と現実のギャップが大きいほどに強くなるという。
自分はここ一週間絶望状態、軽い鬱状態であった。絶望はよくない。なぜなら、絶望状態は裏ボスが即死してしまうくらい体に悪いからだ。冗談だ。でもあまり絶望は好ましくない。少なくとも僕は絶望となかよくでき(てい)ない。
ここ先週からフッサールの書簡を読んでいたのだが、既知の情報を交えて色々と構想が膨らんで卒論の序文も目次も書けそうにな
大学生のためのトリセツ|読む、書く、集中するためのノウハウと読書ガイド
はじめに今年は件のウイルスの影響で多くの学生がオンライン授業を余儀なくされており、特に新入生など十分なガイダンスのないまま高度な自学習を要求される場面が多いようです。そうした学生のために、今回は学習生活のコツを、できるだけ丁寧にわかりやすくお伝えしたいと思います。
具体的には本の読み方、レポートの書き方、集中の仕方についてお伝えします。内容は向こう数年通用すると思うので、来年あなたが先輩になったと
ジュペリの『夜間飛行』は自己超越の物語なんかじゃない!|サン=テグジュペリ『夜間飛行』批評
本論はサン=テグジュペリ『夜間飛行』に対して与えられてきた「自己超越の物語」「男社会・仕事の肯定」というレッテルをあえて引き剥がし、『夜間飛行』を墜落へと導く負の側面(弱さ)を引き出すことで作品の奥深さを明らかにする。
『夜間飛行』のネタバレを含むほか、作品のあらすじを知っている前提で議論が進むので、ホンシェルジュhonciergeのあらすじ紹介や、松岡正剛の千夜千冊を予め読んでおく、『夜間飛行』
マルキ・ド・サドとは何者か
これは「マルキ・ド・サド」本人を彼の著作から再構築する試みである。注釈は末尾にある。読み飛ばしてもらっても構わないが、注釈を見つつ進めばより理解が深まるだろう。
***
ヴィルテルク(1800)
「私は目に余る残虐行為を収録した小説集四巻本(『恋の罪』のこと)を、憤慨せずには通読できなかった。(……)本書の場合、作者の文体は読むに堪えない代物であり、常に常軌を逸していて、悪趣味と不自然と陳腐な
『田園交響楽』でジッドは何を告白する
これは全くプライヴェートな理由で作られた、アンドレ・ジッドについての小さな研究である。
***
「書くとは、心を明かすことである」と、フランソワ・モーリヤックは『神とマンモン』〔一九二九年〕の冒頭で、ずばりと言い切る。そしておそらくは、書くという事実だけで作家が自身について明かす啓示となっているであろう。ある意味ではすべてが告白なのだ。なぜならば文学においては無垢な表現などなく、何かは常に誰か