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タイムマシンで女子にコクりに過去にいったら、子育てが上達して戻って来た話
こんにちは、たけしです。
人に何かをやってもらいたいときには、「命令」するよりも「選んでもらう」方がずっと効果的です。
特に、いくつかの選択肢の中にやってもらいたいことを入れて、「どれを選ぶかはあなたの自由ですよ」とつけ加えると、相手は自発的に動き出します。
昨年、約25年ぶりに高校のクラス会に参加しました。ある土曜日の夕方、指定されたイタリアンレストランに少し早く到着すると、続々とクラスメイトが集まってきます。
時間とは残酷なもので、自分の外見や体型が変わりすぎていて皆と会うのは少し怖かったのですが、「うわ、オッサンになったな~」「そっちもな!」なんて、ゲラゲラ笑いながら店内へ入っていきます。
あっちもしっかりオッサン&オバちゃんじゃん、なんて安心していたら、当時のたけしがアツい想いを寄せていた人は不参加とわかり、なんだかホッとしたような、ちょっぴりがっかりしたような気持ちで席につきました。
私たちはカチンと乾杯をするや否や、25年分しゃべりまくりました。私の周りには女性、いや女子が多く、なんと4児の母として奮闘しているちあきさん(仮)がいました。皆びっくりしていましたが、必然的に子育ての話題へシフト・・・
「このメンツで子育ての話かぁ」なんてジーンときましたが、二児のパパである私は、子供たちのおかたづけにけっこう頭を抱えていることを伝えました。
遊んだ後のおもちゃはいつも出しっぱなし、毎日のように「かたづけよう!」と言ってもなかなか進まない。お出かけ前や寝る前だったりすると時間もなくなり、ついつい怒ってしまう・・・私はちあきさんに、
「うちなんか2人でも戦争みたいになっちゃってるけど、4人なんてそれこそヤバくない、、?」
と聞いてみました。すると、ちあきさんの答えは意外なものだったのです。
「うちも最初はガミガミ言ってたんだけどね、いつからか『どっちにしたい?』って聞くようにしてるんだよね。その方がうまくいくみたいでさ」
彼女が教えてくれた内容は、シンプルですが目からウロコのものでした。
彼女も最初のうちはたびたびゴルァ!となってたというのですが、ある時から命令するのではなく、2つ案をだしてやりたいほうを選ばせるようにしたのだそうです。かたづけに限らず、子供に何かしてもらいたい時はたいていそうすればうまくいくとのこと・・・
その日は話がつきず、酩酊し3次会のカラオケまで元気に参加してハッスルしちゃった私。当然終電なんかないので帰りはタクシーになっちゃいましたが、夢のようなタイムトラベルのひとときでした。
翌日、無事に二日酔いを回避した私は昨晩のことを思い出し、上のお姉ちゃんに対して早速この方法を試してみました。おえかきや宿題で使うホワイトボードに案をわかりやすく書き、お姉ちゃんに見せます。
「おかたづけなんだけど、こっちとこっち、どっちがいいかな?パパなら今やっちゃうのがイイと思うけど、好きな方をえらんでみて?」
ボードをじっとみて、「うーん、じゃ、いまやる!」といって動き始めたお姉ちゃん。「やっぱ4児の母はスゲーわ・・・!」と、私は無言でちあきさんに感謝したのでした。
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このテクニックの本質は、相手の気持ちも大切にしながら、こちらがやってもらいたい行動を自分で選ばせることにあります。命令や強制ではなく「これは自分で選んで決めたんだ」という気持ちになり、より積極的に行動するというわけですね。
ただし、これは一種の心理操作とも考えられますので、注意点にもあるように相手の自由意思を尊重しつつやってみるのをおススメします。
【やりかた】
①かならず2つ以上の選択肢をつくり、その中にあなたがやって欲しい行動を含める
②選択肢は必ずできる内容にし、やって欲しいものと、そうでないものに極端な差をつけないようにする
③「自分ならこれにするけど、、」と自分の意見を軽くそえつつ「どれを選ぶかはあなたの自由」として選んでもらう
【注意点】
・相手がこちらの思い通りの選択をしなくても、その選択を尊重する
⇒とくに子供には、どれを選んでも「いいね」などと前向きな言葉をかける(自主性を育てることにもつながる)
・あまり頻繁にやりすぎない
⇒効果がうすれたり、「なんかアヤシイな」と思われるおそれがあるため
・相手を思い通りにあやつるのではなく、自分も相手も納得する関係を目指して使うことを心がける
日頃子育てに奮闘しているパパ、ママ、ほんとうにお疲れ様です。よくないとわかっていてもついつい声を張りあげてしまったり、怒ってしまう場面って多々ありますよね。
そんな場面を1つでも減らせるように、選択肢に工夫してぜひこのテクニックを試してみてくださいね。
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