眼鏡先生

・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球 ・専門分野:英語教育

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最近の記事

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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。 これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志向していけばよいのか迷走しているからである。 特に、「個別最適な学び」の系譜である「自己学習」と、「協働的な学び」の系譜である「オーセンティックな学習」のどちらを重視すればよいのか迷っている。 「自己学習」の重要性も、「オーセンティックな学習」の重要性もどちらも理解している。 だからこそ、自分の思考が「振り子」

    • #1933 姿勢ってそんなに大切?

      古い教育観をもつベテラン教師ほど、子どもたちの「姿勢」にこだわる。 子どもたち全員が、背筋をピンと伸ばすことを強制する。 体育では、教師が話をするときに、子どもたち全員が「気をつけ」「体育座り」をしないと気がすまない。 一人でも上記のような「良い姿勢」ができないと、いつまでも待つ。 そして、指示に従うよう、プレッシャーを与える。 このように、子どもたちに「教師が意図した姿勢」を強制する。 たしかに「猫背」は学習に支障をきたす。 しかし、背筋をまっすぐに伸ばさず、

      • #1932 複線型授業における教師の役割

        画一的な一斉授業は、「単線型授業」となる。 「本時のねらい」に全員の子どもを到達させるため、教師が指導言や個別指導を駆使する授業となる。 このような単線型授業では、全員の子どもをその時間内で「ねらい」に到達させることに主眼が置かれる。 そのため、教師は「このままだとねらいに到達できそうにない子ども」を見つけ、個別指導に奮闘することになる。 なぜなら、本時における「1時間勝負」の授業だからである。 後から挽回することはできないのだ。 これが「単線型授業」の限界である

        • #1931 自由進度学習の原理

          最近、教育界でじわじわと広がりを見せつつある「自由進度学習」。 今回は、そんな自由進度学習における2つの原理を述べていく。 1 個に応じた学習時間の設定 まずは、「学習時間」の視点である。 教師主導による画一的な一斉指導では、子どもたちの学習時間は教師が設定することになる。 教室には「もう学習済みの子ども」「教師が設定した時間で学習できる子ども」「教師が設定した時間では足りない子ども」など、様々なタイプの子どもがいる。 このような様々なタイプの子どもが混在する中、

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        #1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

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        記事

          #1930 「集団」を「仲間」に変える

          今回は、生井光治氏の『集団を仲間に変える学級経営』からの学びを整理する。 久しぶりに学級経営に関する良書に出会い、学びがとても多かった。 ・学級経営、学級会の目的 「人の集まり→集団(組織)→仲間」にしていくこと。 ・仲間の条件 ➀明確な目標があり、全員が本気で達成に挑んでいる ②本音のコミュニケーションがある ③全員が全員が必要としている ④「好き嫌い」を超えたチームワークがある ・心理領域「CSP」 ➀C:コンフォートゾーン ②S:ストレッチゾーン ③P:パニック

          #1930 「集団」を「仲間」に変える

          #1929 「形式」だけではなく「内容」も

          私はこれまで読書を積み重ねながら、教師としての「マインド」や「話し方」などの形式ばかりを重視してきた。 どういうマインドや教育観を持てば、子どもたちが振り向いてくれるのか。 どういう話し方をすれば、魅力的な教師になるのか。 どういう授業技術を手に入れれば、子どもたちは夢中になって話を聞いてくれるのか。 このような「形式」ばかりに注目していたのである。 しかし、どんなにマインドを整えたり、話し方や表現方法を磨いたとしても、子どもたちが「前のめりに話を聞く」というような

          #1929 「形式」だけではなく「内容」も

          #1928 偶然集まった子ども集団を統率するということ

          「会社組織」という集団は、同じ志・ビジョンを持った「大人」が集まって構成されている。 志やビジョンが統一されているので、リーダーの話がメンバーに浸透しやすい。 しかも、相手は「大人」なので、より話が通じるのである。 一方、「学級」という集団は、別々の思いを持った「子ども」が集まって構成されている。 思いが子どもそれぞれで違うので、リーダーである教師の話が浸透しにくい。 「自分勝手にしたい子ども」「ゲームのことを考えている子ども」「ADHDで話が上の空の子ども」「ちゃ

          #1928 偶然集まった子ども集団を統率するということ

          #1927 自己研鑽しないと生きていけない時代へ

          これまでの教育界は、「自己研鑽」などする必要がなかった。 「教師」という立場は、社会的に崇められ、子どもたちも指示に従っていた。 そのような時代では、自己研鑽しなくとも、毎日の教育活動を何不自由なく「こなす」ことができていた。 一部の「意識高い系教師」でない限り、何の研鑽をしなくても、教職の立場が危うくなることはなかった。 しかし、「教師」という立場は、ここ最近でその権力を急速に失いつつある。 指示が子どもたちに通じない。 話を聞いてくれない。 信頼関係が築けな

          #1927 自己研鑽しないと生きていけない時代へ

          #1926 読書と現実のズレ

          私は大学院入学を機に、読書を習慣づけるようにした。 これまで膨大な数の書籍を読み、数々のアウトプットをしてきた。 読書だけでは飽き足らず、音声配信メディアからも日々学ぶようになった。 このような「研鑽の日々」は、私にとって当たり前になっている。 そのせいか、周りの教職員も「日々研鑽している」に違いないと思い込んでいる。 しかし、それは間違いである。 このように膨大な数の読書をしたり、暇なときに音声配信メディアで教育のことを学んだりしている教師はトップ数割しかいない

          #1926 読書と現実のズレ

          #1925 テーマ追求学習の道徳科授業

          今回は、杉本遼氏の著書『Qの仕掛けで教材研究・パワー全開で道徳科授業』からの学びを整理していく。 ・楽しい道徳科授業の3条件 ➀「?」があること ※主体的な学び ②子どもたちのやり取りが対話・議論になっていること ※対話的な学び ③「!」が生まれること ※深い学び ・「安全運転型」から「冒険運転型」の授業へ ➀子どもが気になることや考えたいことを明確にもつ ②それぞれが思いをもち、話し合いが進められる ③途中に議論が巻き起こったりして、道に迷うこともある ④一人一人が自分

          #1925 テーマ追求学習の道徳科授業

          #1924 受けの技術

          授業技術には、発問・説明・指示などの「攻めの技術」と、子どもの反応に対する教師の反応という「受けの技術」がある。 教育界には、「攻めの技術」が山ほどあるが、「受けの技術」はさほど言語化されていない。 授業という営みは、「攻めの技術」だけでは成立しない。 そこには、「子ども」が存在し、「子どもの反応」が必ずある。 だとすれば、「受けの技術」こそが重要となる。 今回は、山中伸之氏の著書『授業力を高める「受けの技術」』からの学びをまとめていく。 ・授業は計画的に準備され

          #1924 受けの技術

          #1923 教師が楽しむことが一番

          今のご時世、「教師」という職業は「価値の低い仕事」になりつつある。 教員採用試験の倍率は低下の一途を辿り、「不人気職」となっている。 現場には様々な問題が山積しているため、押しつぶされそうになりながら、必死に働くこととなる。 児童生徒の不登校、いじめ問題。 理不尽な保護者への対応。 いくらこなしても定時に終わることのない業務量。 生徒指導トラブルや子どもとの関係の破綻。 毎年踏襲される学校行事に追われる毎日。 やるべきことが多い、受け身の校内研究・研修。 各

          #1923 教師が楽しむことが一番

          #1922 退屈な道徳授業にさよなら

          今回は、久々の読書記録を書く。 参考書籍は、佐藤幸司氏の『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』である。 ・場面絵の導入での活用方法 ①最後に困ってしまうタイプ →最初のプラスの場面と最後のマイナスの場面の比較 →読みの視点「どうして悲しくなったのだろう?」 ②最後は望ましい行動をするタイプ →悩んでいる場面の提示 →読みの視点「何を悩んでいるんだろう?」 ・アドバイス発問「あなたなら、~にどんな言葉をかけてあげる?」 →理由も聞く(これまでの経験が出てく

          #1922 退屈な道徳授業にさよなら

          #1921 問題を問題として顕在化させる

          学校に通う子どもたちは、日々の学級での生活を何気なく過ごしている。 子どもたちにとって、一番の正義は「楽しいかどうか」である。 それ以外は、何も考えていないんじゃないかな(笑)。 一方の担任教師は、子どもたちの姿を見て、何らかの不満を持っている。 それは、その教師の中に「理想の状態」というゴールが明確に描かれているからである。 だからこそ、日々の学級での生活を「ただなんとなく」過ごすわけにはいかない。 「理想の状態」と「目の前の現実」には、必ずギャップが存在する。

          #1921 問題を問題として顕在化させる

          #1920 自己を見つめ直す~子どもに実践を合わせる~

          私の肩にズッシリと乗っかっていた重大案件が、最近やっと片付いた。 それで気が抜けたせいか、体調を崩してしまい、風邪をひいてしまった。 そして、最近は「読みたい本」「買いたい本」にも恵まれず、読書から遠のく日々を送っている。 この時期は、どこの教育書出版社も新しい書籍をあまり出さない。 また、これまでの膨大な読書量の蓄積があるせいか、新しい本を目にしても「読みたい」と思うことが少ない。 知識をたくさん蓄えてしまったので、新しい学びがないのだ・・・。 そんなこんなで、

          #1920 自己を見つめ直す~子どもに実践を合わせる~

          #1919 回り道のススメ

          最近の学校教育は、「効率重視の学習法」が幅を利かせている。 授業の冒頭に、教師が「重要事項」を先に説明してしまう。 それを子どもは記憶し、練習問題に取り組んでいく。 このような「演繹的学習法」が取り入れられている。 たしかに、このような演繹的学習法は、効率がよい。 重要事項を最短距離で教え、あとはそれを実際に活用させればよい。 教師は「ラク」に授業を進めることができるだろう。 しかし、このような演繹的学習法で習得された知識は脆く、長く記憶に残ることはない。 子

          #1919 回り道のススメ