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strongfeeling
#1929 「形式」だけではなく「内容」も
私はこれまで読書を積み重ねながら、教師としての「マインド」や「話し方」などの形式ばかりを重視してきた。
どういうマインドや教育観を持てば、子どもたちが振り向いてくれるのか。
どういう話し方をすれば、魅力的な教師になるのか。
どういう授業技術を手に入れれば、子どもたちは夢中になって話を聞いてくれるのか。
このような「形式」ばかりに注目していたのである。
しかし、どんなにマインドを整えたり、話し方や表現方法を磨いたとしても、子どもたちが「前のめりに話を聞く」というようなことはなかった。
このような形式を重視していても、子どもたちは教師の話を夢中になって聞くことはない。
子どもたちが求めているのは、「これまで聞いたことのないような興味深い話」である。
つまり「形式」よりも、話す「内容」が重要なのである。
話す内容が魅力的で興味深いものであれば、話し方が多少稚拙であっても、子どもたちは話を聞くようになる。
そこに「磨かれた話し方」が加われば、「鬼に金棒」となるだろう。
しかし、どちらにせよ、話す内容が重要となる。
教師が話のネタを探し、子どもたちに伝わりやすいストーリーにして伝える。
このように、「内容」を魅力的にさえすれば、子どもたちは夢中になって話を聞くようになるのである。
いくら「マインド」や「話し方」を磨いても、子どもたちが教師の話を真剣に聞くことはない。
だって、話の中身に興味がないのだから。
そうではなく、魅力的な内容の話であれば、子どもたちは話を聞いてくれるのだ。
これからは、「形式」を磨くことよりも、「話のネタ探し」に没頭していきたい。