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眠れない夜に効く仏さまの話

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仏教徒ではなくても、眠る前に仏教に触れて、心を落ち着かせてから眠る。そんな人々を「ナイトスタンド・ブディスト」と呼びますが、近年、このような習慣を持つ人が増えています。モヤモヤを…
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未来が見えなくても、大丈夫【眠れない夜に効く、仏さまの話】

未来が見えなくても、大丈夫【眠れない夜に効く、仏さまの話】

わからぬ方向に進むのが、私たちの本当の姿
 年が改まって、早三ヶ月が経ちました。新年を迎えるにあたり、誰もが良い年でありますようにと願って新年を迎えたことでしょう。しかし、元日に能登半島地震が起こり、そして翌日には、羽田空港で航空機衝突事故が起こり、何が起こるかわからないことを実感しました。

 昨年暮れ頃から考えていることがありました。ある方からこんな話を聞きました。「前後」「サキ・アト」という

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眠れない夜に効く、仏さまの話【第一夜】  予期せぬ新たな不安のなかで

眠れない夜に効く、仏さまの話【第一夜】 予期せぬ新たな不安のなかで

仏教徒ではなくても、眠る前に仏教に触れて、心を落ち着かせてから眠る。そんな人々を「ナイトスタンド・ブディスト」と呼びますが、近年、このような習慣を持つ人が増えています。浄土真宗本願寺派髙願寺の宮本義宣住職が、モヤモヤを抱えて眠れない夜に、仏さまのお話をお届けします。

いま、私たちはどんな生活を送ればいいのか ご法事のおつとめを終えたあと、「ひとつお尋ねしていいですか」と尋ねられたことがありました

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なぜ「語りかけること」が、生きる力を育むのか【朗読付き】

なぜ「語りかけること」が、生きる力を育むのか【朗読付き】

仏教徒ではなくても、眠る前に仏教に触れて、心を落ち着かせてから眠る。そんな人々を「ナイトスタンド・ブディスト」と呼びますが、近年、このような習慣を持つ人が増えています。浄土真宗本願寺派髙願寺の宮本義宣住職が、モヤモヤを抱えて眠れない夜に、仏さまのお話をお届けします。今回は、僧侶による朗読付きで再掲載します。

【タイトル】眠れない夜に効く、仏さまの話【第二夜】 生きる力を育む朗読:藤本真教(茨城県

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眠れない夜に効く、仏さまの話【第二夜】 生きる力を育む

眠れない夜に効く、仏さまの話【第二夜】 生きる力を育む

仏教徒ではなくても、眠る前に仏教に触れて、心を落ち着かせてから眠る。そんな人々を「ナイトスタンド・ブディスト」と呼びますが、近年、このような習慣を持つ人が増えています。浄土真宗本願寺派髙願寺の宮本義宣住職が、モヤモヤを抱えて眠れない夜に、仏さまのお話をお届けします。

【朗読バージョンはこちらからどうぞ! 朗読:藤本真教】

震災で亡くなった親友に、毎週語りかける少女 東日本大震災が起こって1年後

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五輪選手は緊張したらどうしてる? 眠れない夜に効く仏さまの話

五輪選手は緊張したらどうしてる? 眠れない夜に効く仏さまの話

五輪選手の森末さんが、子どもたちに伝えた一言 かつて本誌の相談コーナーに、「いつも人の前で話をしたりするとき緊張してしまいます。どうしたら良いでしょうか」と相談が寄せられたことがありました。今年はオリンピックの年ですが、オリンピックというといつも思い出すシーンがあります。

 40年前のロサンゼルスオリンピックで、森末慎二さんが鉄棒で10点満点をとって金メダルを獲った時のシーンです。完璧な演技がで

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どんどん恋愛しなさい。原監督がそう語る真意 眠れない夜に効く、仏さまの話

どんどん恋愛しなさい。原監督がそう語る真意 眠れない夜に効く、仏さまの話

 
   いまやお正月の風物詩となった箱根駅伝。きっと大勢の人が毎年楽しみに観ているのでしょう。私も学生の頃、陸上競技で中長距離を走っていたので、当時から駅伝のファンで毎年楽しみに観てきました。

  今年で箱根駅伝7度の総合優勝を成し遂げた常勝軍団の青山学院大学駅伝チームを率いる原晋監督。学生と共に寮生活しながら学生を指導してきたその手腕は、しばしば高い評価を受け、注目を浴びてきました。

 

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