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森見登美彦_『夜行』津軽
一般に聖地巡礼と呼ばれる行為のまとめ。
森見登美彦『夜行』
私は、森見登美彦さんを京都の妖しい魅力飛び出すファンタジーを多く手がけている作家だと認識している。
ご自身が日常の延長線上に広がる別世界への憧憬を幼い頃から抱いていたと述べている通り、「神隠し」的な描写も複数の作品で見られる。
『夜行』もその一つである。
『夜行』は、黒髪の乙女の背中を追い続けたり(夜は短し歩けよ乙女)、愛くるしいた
『火花』を読みました(趣味)
又吉直樹『火花』を今更読んで、いい本読んだなという実感と自分が好きなもの(バンド趣味;❸)との繋がりを見つけたのでツイートしよ〜🎶って書いていたら3ツイート分の下書きを超えたので諦めて話題も増やして一箇所に。
元の質は長文用ではなくツイートの延長なので悪しからず。ネタバレあり。夕方に借りてきて半日かからず読了&咀嚼タームに入ったので興味があれば是非。(読めと言いたいわけではないが、ハードル低い
【読了】作品は作者の個性から逃れられない
世界の十大小説世界の十大小説(The Novels and Their Authors)/サマセット・モームを読み終えた。あまり時間をかける気もないので簡単な紹介と心に残った点を備忘録としてまとめる。
上巻の始めはモームの「小説とは何か」という問いに対する持論から始まる。そして10の偉大な小説の紹介があり、最後には10人の著者たちが会合したらどのようであるかを考えた一種の創作に続き、彼らが偉大な
【読了】誰もが語ろうとしている
喫緊に考えるべきことが少なくなるとまるで頭の中に隙間ができたように、
どうでもいいものを注ぎ混んでかき回す余裕が生まれる。
本を読み性格診断を受けモニョモニョ考えたことを言葉にした。
心打たれた文章この文章を読んでなるほど素敵と思い、早速ノートを買ってきて抜き書きを始めたのが昨年1月27日のことらしい。
まだ次を買わねばというほどではないが、前半でも真ん中でもなく後ろから数えた方が早いあた
【読書の記録】チーム/堂場瞬一
チームを読んだことがある人にしか伝わりづらい感想と、
私が好きな人・考え方が伝わる文章。
とはいえ、要所から抜粋しているのでこれから作品を読もうと思っている人は読まない方がいいかもしれない。
チーム三部作全てを最近読んだ。(無印の一作目は再読。便宜上以下でⅠと書く。)
内容は以下の通り。まとめ方は私の独断による。
Ⅰ 大学4年生、箱根駅伝関東学連チーム編
大学として箱根駅伝本線突破を逃